香港・東京--(BUSINESS WIRE)--オアシス・マネジメント・カンパニー・リミテッド(以下「オアシス」)は、フジテック株式会社(コード番号6406)(以下「フジテック」または「同社」)の少数株主であるファンドの運用会社です。2020年6月23日、フジテックの定時株主総会が開催されました。今回の定時株主総会では、オアシスが行った自己株式の消却に関する株主提案について、33%の賛成票を獲得いたしました。 さらに、フジテックの代表取締役社長である内山氏への支持も大幅に低下しています。 この2つの結果は、企業価値を高め、競合他社に後れを取らないためには変革が必要であるという、株主から経営陣への強いメッセージを反映したものです。
オアシスは長年にわたって熱心な働きかけを行っており、他の積極的な投資家からも変革を求める声が高まっています。それにもかかわらず、少数株主を含むその他のステークホルダーに不利益を与える形で、同社は長らく内山家の影響力を維持してきました。今期の定時株主総会の結果が、フジテックの経営陣の無気力状態を払拭し、同社の将来を正しい方向に導く迅速な措置を促す第一歩となることを期待しています。
オアシスは今後も同社への積極的関与を維持します。そして、重大な状況の変化がなければ、すべてのステークホルダーの利益のため、フジテックの中長期的な企業価値向上に向けた進展を確保すべく、今年後半に臨時株主総会を招集するなどさまざまな選択肢を検討してまいります。
株主の皆様におかれましても、企業価値に関する意思決定をめぐる取締役会の説明責任を引き続き追及していただければ幸いです。オアシスは、すべての関係者の利益に資するよう、株主の声に耳を傾け、コーポレートガバナンス強化と企業価値向上に真摯な姿勢で取り組むことをフジテックに求めます。
国内外の機関投資家、個人投資家を含む少数株主の皆様のご支援に対しましては、心から感謝を申し上げます。かかる株主の皆様のご支援は、日本企業全体の変革を促し、ひいては必ずフジテックの変革につながるものと考えております。
オアシスについて
オアシス・マネジメント・カンパニー・リミテッドは、さまざまな国やセクターにわたる幅広い資産クラスの投資機会に注目するプライベート投資ファンドです。オアシスは2002年、現在最高投資責任者 (CIO) を務めるセス・H・フィッシャーによって設立されました。オアシスに関する詳しい情報は、https://oasiscm.comをご覧ください。オアシスは日本の金融庁の「責任ある機関投資家の諸原則(日本版スチュワードシップ・コード)」を遵守し、この原則に沿って投資先企業の監視・関与を行っています。株主の皆様に対して、権利(議決権を含むが、それに限定しない)の共同行使を勧誘あるいは要請することは一切なく、見解や意見の表明や、他の株主と対話するためのその他の活動により、日本の金融商品取引法に基づき他の株主との共同保有者とみなされる、またはそのように取り扱われる意図はありません。また、今後の定時株主総会に関して、オアシスに対する議決権の代理行使の許可や委任を他の株主に勧誘・要請する意図はありません。いかなる株主に対しても、株主に代わって議決権を行使する上で、オアシスやその他の第三者を代理人として承認するよう勧誘、奨励、誘導、または要求することはなく、そのようにみなされるべきものでもありません。
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