提携によりNFSはGRCの知的財産を活用して、アジア太平洋地域で最大級のデータセンター市場の独自ニーズに適合させたソリューションを開発可能に
東京 & 米テキサス州オスティン--(BUSINESS WIRE)--(ビジネスワイヤ) -- データセンター向け液浸冷却におけるリーダー企業のGRC(グリーン・レボリューション・クーリング)は本日、東京を拠点とするIT・通信装置のメーカーである日本フォームサービス(NFS)と新たな提携・ライセンス契約を締結したと発表しました。NFSはGRCの知的財産を活用して、GRCの液浸冷却製品を日本市場向けに適合させます。
GRCはデータセンター向け液浸冷却におけるパイオニア企業の1つとして、10年に及ぶ活動において充実した特許ポートフォリオを構築しました。当社は現在、登録特許を12件、これらとは別に出願中特許を9件持っています。GRCのピーター・プーリン最高経営責任者(CEO)は、「私たちは今回のNFSとのライセンス契約によって世界的な拡大を続けられることに感激しています。当社の液浸冷却技術をめぐって膨大な知識、専門力、IPを過去10年間にわたり蓄積してきました。こうしたIPをNFSのような各国の専門企業にライセンスすることで、GRCは日本などの重要市場に対するサービスを向上できるようになります」と述べています。
GRCが日本市場で注目され出したのは2012年に遡ります。当時は東京工業大学のスーパーコンピューター「TSUBAME-KFC」の構築を支えました。当社の液浸冷却技術は、このスーパーコンピューターが世界で最も高効率のクラスター型スーパーコンピューターのGreen500リストで2013年と2014年に第1位を獲得することに貢献しました。
150近くのデータセンターを擁する日本市場はアジアの中で最大級のデータセンター市場に成長しました。ただし、この地域は独自の課題を幾つか抱えており、日本データセンター協会が策定した独自のデータセンター基準を有し、地震のリスク軽減を意図した厳格な建築基準を適用しています。GRCの顧客体験担当バイスプレジデントのジェリー・メイフィールドは、「日本の独特の地形と地震の起こりやすさは、すべての所有者と運営者にとっての課題となっています。NFSが日本で有する専門力により、当社は格別の顧客体験を提供しながら、日本のお客さまが自社のデータセンター冷却において抱えている課題への対処に貢献していきたいと思います。私たちはNFSと協力して、特許を取得した当社の液浸冷却技術で日本市場へのサービスを向上できるものと期待しています」と述べています。
GRCについて
GRCは液浸冷却の分野で権威を持つ企業です。当社が特許を取得した液浸冷却技術はデータセンター用冷却インフラの導入を根本的に簡素化します。冷却装置、CRAC、エアーハンドラー、湿度コントローラー、その他の従来型冷却コンポーネントの必要性を排除することで、企業はデータセンターのデザイン、建築、エネルギー、保守に要する経費を削減できます。GRCのソリューションは13カ国に導入されており、人工知能、ブロックチェーン、HPC、その他のGPU中心型アプリケーションなど、高密度コンピューティングに最適です。当社の製品は環境面で弾力性があり、スペースを節約することで、最小限のリードタイムで事実上あらゆる場所に本ソリューションを配備することができます。詳細情報についてはgrcooling.comをご覧ください。
日本フォームサービスについて
日本フォームサービス(NFS)は日本でIT装置とITサービスを提供する一流企業です。元々1956年に板金加工メーカーとして設立された同社は、専門分野をIT・通信装置の販売と製造に拡大させました。これらは多品種少量生産で生産され、顧客と業界のニーズを満たし、またそれを超える製品のオーダーメード専門となっています。「あらゆる企業に理想的なフォームを生産する」が同社のモットーであり、同社は拡大と変化を続ける業界のニーズを満たす新製品の開発と製造に励んできました。
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