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シュルンベルジェ、2018年第1四半期の業績を発表




  • 売上高は78億ドル(前四半期比4%減)


  • 税引き前営業利益は9億7400万ドル(前四半期比16%減)


  • 1株当たり利益は0.38ドル


  • 営業活動によるキャッシュフローは5億6800万ドル


パリ--(BUSINESS WIRE)--(ビジネスワイヤ) -- シュルンベルジェ・リミテッド(NYSE:SLB)は本日、2018年第1四半期の業績を発表しました。

















































































































































































































 


 

 

 

 


 

 

 

(単位:100万、


ただし1株当たりの金額を除く)








四半期




変化率






2018年3月31日締め

 

 

2017年12月31日締め

 

 

2017年3月31日締め




前四半期比

 

 

前年同期比

売上高





$7,829



$8,179



$6,894




-4%



14%

税引き前営業利益





$974



$1,155



$757




-16%



29%

税引き前営業利益率





12.4%



14.1%



11.0%




-169 bps



145 bps

純利益(損失) - (GAAPベース)





$525



$(2,255)



$279




n/m



88%

純利益(特別費用・利益を除く)*





$525



$668



$347




-21%



51%

希薄化後EPS(1株当たり損失) - GAAPベース





$0.38



$(1.63)



$0.20




n/m



90%

希薄化後1株当たり利益(特別費用・利益を除く)*





$0.38



$0.48



$0.25




-21%



52%

 

* これらは非GAAP財務指標です。詳細は「特別費用・利益」の項をご覧ください。

n/m = not meaningful(非適用)


シュルンベルジェのポール・キブスガード会長兼最高経営責任者(CEO)は次のように述べています。「予想でお示ししました通り、2018年第1四半期の業績は主に一時的要因を反映したものとなりました。北半球では季節的に活動が減少し、最近の契約獲得に関連した機器の動員、再稼働、再配備を含む予定のプロジェクト始動費用が発生しました。」



「基本的な海外事業は幸先の良いスタートを切りました。中東、北海、ロシアでの事業部門はすべて、第1四半期の活動予想に沿ったものでした。しかし、アジアでは活動が活発化したものの、中南米とアフリカでは活動が引き続き低迷したため、その効果は相殺されました。」



「北米陸上では、掘削サービス事業で水平掘削技術の需要が高く、引き続き業績が伸びました。また、カナダでも活動が高まり、売上高が増加しました。しかし、米国陸上の圧力ポンピング事業は、予想を下回る活動の低迷と、価格の低下、効率の悪さ、サプライチェーン費用の増加、鉄道物流の問題による影響を受けました。このような状況にもかかわらず、当社は、新たに取得した設備の機器を含めて、利用可能な破砕資産を配置しました。第2四半期には、価格および操業効率の面で、米国陸上の水圧破砕市場は改善すると予想しています。そのため、当社は引き続き、保有機器の再稼働および再始動プログラムを積極的に進めています。」



「全体として、第1四半期の売上高が前四半期で減少した主な要因はキャメロン・グループであり、季節的なプロジェクト量の減少と製品売上の減少により、キャメロン・グループの売上高は7%減少しました。油層定義グループの売上高は前四半期比で5%減少しました。これは、SISソフトウエアの売上およびウェスタンジーコのマルチクライアント地震探査ライセンスが季節的要因で減少したためです。掘削グループおよび生産グループの売上高は、前四半期比でそれぞれ2%および4%減少しました。同じくその要因は北半球で季節的に活動が低調だったことです。」



「世界の石油市場を見ると、第1四半期にはOPECおよびロシア主導の減産により、世界的に在庫が増加しておらず、石油市場は均衡していることが明らかになりました。さらに重要なこととして、3年連続して世界的な探鉱・生産費への投資が大幅に減少したため、世界全体の生産基盤は、予想された弱含みの兆候を示し始めています。アンゴラ、ノルウェー、メキシコ、マレーシア、中国、インドネシアなどの数カ国では前年比で生産量は顕著に減少しています。リビアとナイジェリアはほぼフル操業で生産しており、ベネズエラでは生産は急激に減少しており、イランに対する新たな制裁措置の可能性や、地政的リスクが高まる中で、世界的な生産減少と強力な世界的需要に対応して短期的に供給を増加させることができる主要生産国は、サウジアラビア、クウェート、UAE、ロシア、および米国のシェールオイル産業に限られています。しかし、米国のシェールでも、インフィル・ドリリングの坑井間干渉、ティア1地積でのステップアウト掘削の生産低下の可能性、大きなインフラの制約に関連した生産の問題が発生しています。そのため、今後、この業界は供給の問題の高まりに直面する可能性が高くなり、差し迫った不足を最小限に抑えるためには、世界的な探鉱・生産投資を大幅に増やす必要があります。」



「2018年から2019年にかけて世界的に事業活動が持続可能に拡大する見通しについては、引き続き楽観視しています。これは、顧客企業の活動の活発化と、新たな機会の大きなシェアを獲得する当社の能力によるものです。成果ベースの契約や統合プロジェクトは、多くの顧客企業が優先するビジネスモデルとして引き続き注目を集めています。最近の契約締結には、サウジアラビアにおける大型一括ターンキーLSTK契約、中東および中南米の他の地域での契約獲得、米国デラウェア盆地での新しいプロジェクトなどがあり、これらはこの市場の動向を示しています。近年当社はシステムの革新と設計に関わる研究実験を重視しており、これらのプロジェクトで、顧客企業ならびにシュルンベルジェに付加価値を創造することができるようになりました。これは、新世代の専用ハードウェアとソフトウェアを当社の深い分野専門知識および最新のデジタル技術の進歩と統合することで実現されています。」



「そのため、シュルンベルジェの見通しは明るいと考えています。当社は、業界で最も幅広い技術提供と専門知識、比類のない規模と操業効率、投資方針の極めて厳格な適用、株主に業界トップの現金配当を提供するという明確な意欲を基に、今後数年で優れた成長、財務利益、フリー・キャッシュ・フローを実現する態勢を整えています。」



その他の出来事



当四半期、シュルンベルジェは当社普通株式140万株を1株当たり平均69.79ドル、総額9700万ドルで買い戻しました。



2018年2月23日、シュルンベルジェとサブシー7
S.A.は、2015年に設立されたサブシー・インテグレーション・アライアンスの成功に基づき、合弁事業を設立する独占交渉に入ったことを発表しました。この合弁事業はサブシー7が50%所有し、シュルンベルジェが50%所有します。



2018年4月18日、取締役会は、流通普通株式1株当たり0.50ドルの四半期配当を承認しました。この配当金は、2018年6月6日現在の登録株主に対し、2018年7月13日に支払われます。



地域別連結売上高





































































































































































































































 


 

 

 

 


 

 

(単位:100万)






四半期



変化率






2018年3月31日締め

 

 

2017年12月31日締め

 

 

2017年3月31日締め



前四半期比

 

 

前年同期比

北米





$2,835



$2,811



$1,871



1%



52%

中南米





870



1,034



952



-16%



-9%

欧州/CIS/アフリカ





1,704



1,808



1,652



-6%



3%

中東・アジア





2,309



2,396



2,318



-4%



0%

その他





111



130



101



n/m



n/m






$7,829



$8,179



$6,894



-4%



14%

北米部門の売上高





$2,835



$2,811



$1,871



1%



52%

海外部門の売上高





$4,883



$5,237



$4,922



-7%



-1%

n/m = not meaningful(非適用)



















第1四半期の売上高は78億ドルで、前四半期比で4%減少しました。北米での売上高は1%増加しましたが、海外では季節的要因で売上高は7%減少しました。



北米部門



北米地域の売上高は、前四半期比で1%増加しました。陸上での活動は活発でしたが、ウェスタンジーコのマルチクライアント・ライセンスの売上は、弱含みながらも通常の年度末の売上から減少し、沖合事業の売上高が減少したことから、その効果は相殺されました。キャメロンを除く北米陸上事業の売上高は、米国の陸上リグカウントの増加に伴い4%増加しました。この増加の要因は、カナダでの活動の活発化と、米国のシェールオイル坑井の長い水平区間の掘削で回転操行性システムに対する需要が高まり、掘削グループの活動が活発になったことです。ワンスティム(OneStimSM)では、引き続き水圧破砕設備を追加しましたが、市場での過剰設備により稼動率が低下し、効率が悪くなり、価格が低下したため、予定より追加量は少なくなりました。砂の鉄道輸送が広い範囲で中断したことも活動に影響を及ぼしました。キャメロン・グループの売上高は、年度末に坑口システムおよびバルブ・計測の製品売上が伸びたことから、前四半期比では季節的に減少しました。



海外部門



中南米地域の売上高は、前四半期比で16%減少しました。これは、プロジェクトの遅れによりエクアドルでのSPMプロジェクトの売上高が減少したことや、アルゼンチンで水圧破砕ステージカウントが減少したことから、生産グループの活動が低下したためです。ブラジルでは、新たな沖合プロジェクトが始動したものの活動は減少し、また、ベネズエラでの活動は引き続き低下しました。メキシコ・中米地域市場の売上高は若干増加しました。陸上での補修活動は増加しましたが、新しい統合掘削サービス(IDS)プロジェクトの開始が遅延しました。キャメロン・グループの売上高が季節的に減少したことも、売上高減少の要因となっています。



欧州・CIS・アフリカ地域の売上高は前四半期比で6%減少しました。これは主に、ロシアとカスピ海地域で季節的に活動が減少してすべての製品ラインに影響が及んだことが原因です。英国・大陸欧州地域市場でも活動は低下しました。その要因は、天候および顧客企業の掘削計画による遅延、ならびにソフトウエア統合ソリューション(SIS)ソフトウエアの売上が減少したことです。サハラ以南アフリカの売上高は前四半期比で若干減少しました。これは、ガボン、ナイジェリア、ガーナでの統合プロジェクトが当四半期後半に始動し、活動が主にプロジェクト計画と設備動員に集中したためです。北アフリカ地域市場でも製品の売上が軟調となり、売上高は前四半期比で若干減少しました。しかし、リビアとチャドで陸上プロジェクトが始動したことから、この影響は部分的に相殺されました。この地域での売上高の減少は、ロシア・中央アジア地域市場においてキャメロン・グループの売上高が増加したことで部分的に相殺されました。



中東およびアジア地域の売上高は、前四半期比で4%減少しました。その要因は、中東陸上事業で価格圧力が高まり、掘削および水圧破砕活動が減少したことです。極東・オーストラリア地域市場では、SISソフトウェアの売上が減少し、坑井建設プロジェクト活動が低下したために、売上高は減少しました。東南アジア地域市場では、ウェスタンジーコのマルチクライアント地震探査ライセンスの売上が減少したため、売上高は減少しました。キャメロン・グループの売上高は前四半期比で若干減少しました。アジアでは売上高は増加したものの、中東で季節的に売上高が減少したため、その効果は相殺されました。これらの売上高減少は、中東における長期坑口施設プロジェクトの売上高増加により部分的に相殺されました。



油層定義グループ













































































































 


 

 

 

 


 

 

(単位:100万)






四半期



変化率






2018年3月31日締め

 

 

2017年12月31日締め

 

 

2017年3月31日締め



前四半期比

 

 

前年同期比

売上高





$1,556



$1,638



$1,618



-5%



-4%

税引き前営業利益





$307



$360



$281



-15%



9%

税引き前営業利益率





19.7%



22.0%



17.3%



-224 bps



240 bps


油層定義グループの売上高は前四半期比で5%減少して16億ドルとなり、その77%は海外市場の売上高でした。売上高減少の要因は、ロシアで季節的にワイヤーライン活動が低下したことの影響で、米国メキシコ湾、アジア、オーストラリアでウェスタンジーコのマルチクライアント・ライセンスの売上が減少したことです。SISソフトウエアの売上が減少したことも売上高減少の要因となりました。しかし、ブラジル、カタール、エジプトで試験サービスの活動が高まり、中東での長期の坑口施設プロジェクトにより売上が増加したことで、この売上高減少の影響は部分的に相殺されました。



油層定義グループの税引き前営業利益率は20%で、前四半期比で2.24ポイント低下しました。これは、ロシアで利益率の高いワイヤーラインの活動が季節的に低下したことと、SISソフトウエアの売上が減少したためです。



油層定義グループは、統合サービス管理(ISM)事業、契約締結、統合ソフトウエアおよび分野知識の応用により営業業績を高めたことで利益を上げました。



ニューファンドランド沖合では、ISMが11月に始動したヘブロン・プラットフォームで掘削および坑井仕上げ関連のサービスを提供しました。



西アフリカでは、コンゴ共和国のアングロ・アフリカン・オイル&ガスの子会社であるペトロ・クイルが、シュルンベルジェと、下部コンゴ盆地のティラピア油田の坑井で掘削支援サービスを提供するISM契約を結びました。ペトロ・クイルはティラピア油田の56%の持分を保有しており、掘削作業は2018年6月に開始される予定です。シュルンベルジェのサービスには、泥水検層、ワイヤーライン、セメンチング、掘削、ドリルステム試験、チュービング搬送穿孔が含まれます。



DELFI
*コグニティブE&P環境により探鉱・生産(E&P)チーム間の共同作業が可能になり、E&P資産を最適化する上で利用可能なすべてのデータと科学の潜在力を最大限に活用することができます。DrillPlan
*デジタル坑井建設計画ソリューションは、DELFI環境の第1段階であり、坑井計画プログラムを週単位ではなく日単位で実行することができます。最近のDELFI環境の契約締結およびDrillPlanソリューションを用いた操業業績は以下のとおりです。




カンティウムLLCは、シュルンベルジェと、米国メキシコ湾のベイ・マーチャンドおよびメイン・パス油田で5年のSIS契約を結びました。このサービスとしてのソフトウエア(SaaS)契約では、DELFIコグニティブE&P環境を提供します。



• ペトロ・ハントは、ウィリストン盆地の坑井でDrillPlanソリューションを試験的に採用し、坑井計画の開発時間を50%以上短縮しました。



• PRI
オペレーティングLLCは、テキサス州西部でDrillPlanソリューションを採用し、デラウェア盆地の7つの水平坑井の掘削計画時間を短縮しました。DrillPlanソリューションにより、最初の坑井は4日で計画することができ、残りの6つの坑井はそれぞれ1日強で計画し、顧客企業は計画時間を18日短縮することができました。



エジプトでは、坑井サービスがクウェート石油公社向けにKinetix Shale
*貯留層重視の刺激・生産ソフトウエアを採用し、アポロニアJDガス田の水平坑井で、オフセット垂直坑井と比較して生産量を500%増加させました。この炭酸塩貯留層は、主に、高多孔性の柔らかい白亜と浸透性の低い石灰石から成り、多くの水圧破砕段階が必要です。Kinetix
Shaleソフトウエアにより、途切れなく総合的に地震探査から坑井刺激までのワークフローが可能になり、この非在来型貯留層を多段階で最適化することができました。



同じくエジプトでは、シュルンベルジェとTGS-NOPECジオフィジカル・カンパニーが、エジプト紅海での新たなプロジェクトを発表しました。これは、サードパーティ船舶を用いた1万kmの2次元ロングオフセット広帯域マルチクライアント地震探査データの取得が含まれます。このプロジェクトは、サウスバレー・エジプト石油公社(GANOPE)との合意の一環で、シュルンベルジェとTGSは、エジプト紅海沖合の約7万km2の公海域で、独占的なマルチクライアント権を最小限15年間保有します。



カラチャガナク・ペトロリアム・オペレーティングBV(ENI、シェル、シェブロン、ルクオイル、カズムナイガスのコンソーシアム)は、シュルンベルジェとスマート・オイル
LLP(カザフスタンの石油会社)との合弁会社であるSLSオイルと、カザフスタンで、2回の1年延長オプションを含む高度スリックライン・サービスを提供する3年契約を結びました。操業は2018年第2四半期に開始される予定です。



掘削グループ













































































































 


 

 

 

 


 

 

(単位:100万)






四半期



変化率






2018年3月31日締め

 

 

2017年12月31日締め

 

 

2017年3月31日締め



前四半期比

 

 

前年同期比

売上高





$2,126



$2,180



$1,985



-2%



7%

税引き前営業利益





$293



$319



$229



-8%



28%

税引き前営業利益率





13.8%



14.6%



11.5%



-85 bps



222 bps


掘削グループの売上高は前四半期比で2%減少して21億ドルとなり、そのうち71%は海外市場の売上高でした。北米陸上で傾斜掘り活動が好調だったものの、海外では季節的に掘削活動が低下したことが主にM-I
SWACOの事業に影響を及ぼし、その効果は相殺され、マイナスの影響が出ました。北米で売上高が改善した要因は、沖合および特に陸上で掘削・計測の製品とサービスの採用が増えたことです。これは、シェールオイル坑井で長い水平区間を掘削するために必要な回転操行性システムの需要が引き続き高まったことや、カナダ西部で冬季の掘削活動が活発になったためです。海外地域で売上高が減少した要因は、北半球でリグ関連の活動が季節的に低迷したこと、北海で天候によるプロジェクト遅延があったこと、英国・大陸欧州および極東・オーストラリア地域市場でIDSプロジェクトが完了したこと、およびベネズエラで引き続き掘削活動が低下したことです。しかし、海外の活動は低下したものの、クウェートとイラクでIDSプロジェクト活動が活発になったため、その影響は部分的に相殺されました。



掘削グループの税引き前営業利益率は14%で、前四半期比で0.85ポイント低下しました。米国で掘削・計測およびビット・掘削ツールの技術の採用が増えたことから価格の勢いは継続しましたが、海外市場では価格圧力があり、季節的に活動が低下したことから、その効果は相殺され、マイナスの影響が出ました。



掘削グループの第1四半期の業績は、統合サービスの契約締結、IDS操業効率、幅広いドリルビット技術によりバレル当たりのコストを抑えたことで支えられました。



ロシアでは、シュルンベルジェは主要サービス提供企業の1社として、サハリン-1コンソーシアムと共同で、オホーツク海のチャイウオ油田で、オルラン・プラットフォームから15,000
mの世界最長の大偏距井を掘削しました。技術的に難しい環境において、サハリン-1コンソーシアムと統合シュルンベルジェ・チームは2年にわたって共同で計画を立て、掘削計画を最適化し、サハリンの大偏距掘削センター・オブ・エクセレンスを介して、他の重要なサービスと製品ラインを統合しました。



サウジアラムコは、シュルンベルジェと、さまざまな油田の70本の陸上坑井で、リグおよび坑井建設サービスを提供する3年間のLSTK掘削契約を結びました。この契約には、オプションとして2年の延長期間があり、操業は2018年第2四半期に開始される予定です。



デンマークでは、トタル傘下の企業であるマースク・オリエ・オゥ・ガス(Mærsk Olie og
Gas)がシュルンベルジェと、生産用化学薬品の供給、化学管理サービス、タンク管理で総額1億4000万ドルの7年契約を結びました。これには3回の1年延長オプションが含まれています。作業範囲には、標準化学と、北海向けカスタム・ソリューションの設計が含まれ、これには、研究所分析、製品試験、適格性認定および実施が含まれます。この契約は、2012年から2018年までの同様の契約に続くものです。



北米では、シェルがシュルンベルジェと、ヴィト開発プロジェクトで、米国メキシコ湾の8つの坑井で、掘削流体、特殊ツール、濾過サービスを提供する3年契約を結びました。技術には、M-I
SWACO DIPRO *高密度二価貯留層ドリルイン流体、BREAKDOWN HD *高密度泥壁破壊システム、Torrential
*高流動濾過ユニットが含まれます。



北海ノルウェー区間では、IDSによりアケルBP(Aker
BP)はタンバル油田の難しい井坑井区間で、支出承認書(AFE)に対し1,200万ドル節約することができました。IDSチームは顧客企業と密接に協力し、AFEと比較して掘削時間を14日短縮しました。この坑井では、1回のビット操作で約7日間で総深度4,360
mまで掘削しました。これに対し、近隣の坑井では9回のビット操作で37日かかりました。採用した技術には、OptiWell
*坑井建設パフォーマンス・サービス、PowerDrive Orbit *回転操行性システム、AxeBlade
*条付きダイヤモンド・エレメントビット、RheGuard *低ECDインバートエマルジョン流体システムが含まれます。



クウェートでは、クウェート国営石油会社が、2019年まで延長されたサブリーヤおよびラウダタイン油田で統合坑井建設サービスを提供する既存のIDS契約に第3のリグを追加しました。これまで、このプロジェクトでは24の坑井を掘削しました。IDSはいくつかの技術を採用しました。これには、PowerDrive
*回転操行性システム・ファミリー、およびStingBlade
*円錐ダイヤモンド・エレメントやAxeBlade条付きダイヤモンド・エレメントビットなどのドリルビット技術が含まれます。



ノルウェーでは、IDSとヴィンテルスハル・ノルゲ(Wintershall
Norge)は、ブラーゲ油田の5つの坑井キャンペーンで1日当たりの掘削距離を225%伸ばし、それぞれの坑井は予定より早く、予算未満で掘削することができました。この新しい掘削キャンペーンの前には、この後期の油田で一般的に見られた操業上の坑井建設の問題により、掘削作業は1年間停止されました。掘削停止中に、IDSはヴィンテルスハル・ノルゲと協力して、インセンティブに基づく契約により効率的坑井アプローチを開発しました。このアプローチの成功により、油田の耐用年限が延びました。



BWオフショアはシュルンベルジェと、数件の坑井建設サービス契約を結んだほか、ボア・ドリリングとガボンのプロジェクトでリグ契約を結びました。シュルンベルジェの契約には、掘削同時計測・検層、掘削流体・固体管理、セメンチング、ワイヤーライン検層、泥水検層、掘削ビットおよびリーマー、予備的採揚機器・サービス、坑井仕上げ、砂管理サービスが含まれます。掘削は2018年1月下旬に開始され、最初の坑井が完成しました。シュルンベルジェの統合プロジェクトマネジャーは、BWオフショアの掘削・運営チームの監督の下、多くのシュルンベルジェ製品ラインを調整しています。シュルンベルジェのサービスとボア・ドリリングのリグ提供は、安全で信頼性の高い効率的な掘削作業を提供する次の段階です。



ブラジル沖合では、ビット・掘削ツールが、ペトロブラス向けに、ブジオス油田でStinger*円錐ダイヤモンド・エレメント技術を採用し、掘削時間を5日以上短縮しました。この深海サントス盆地のプレソルトは、硬い炭酸塩と低多孔性の堆積物層で構成されており、掘削には困難が伴います。Singerエレメント技術により、ペトロブラスは、634
mの最長の坑井区間を1回の操業で、ブジオス油田で1メートル当たり最低のコストで掘削することができました。



生産グループ













































































































 


 

 

 

 


 

 

(単位:100万)






四半期



変化率






2018年3月31日締め

 

 

2017年12月31日締め

 

 

2017年3月31日締め



前四半期比

 

 

前年同期比

売上高





$2,959



$3,079



$2,187



-4%



35%

税引き前営業利益





$216



$315



$110



-31%



96%

税引き前営業利益率





7.3%



10.2%



5.0%



-291 bps



227 bps


生産グループの売上高は前四半期比で4%減少して30億ドルとなり、そのうち49%は海外市場の売上高でした。売上高減少の大部分は海外市場で発生しました。これは、ロシアで季節的に活動が低下したことと、アルゼンチンとサウジアラビアで水圧破砕ステージカウントが減少したためです。前四半期比で、北米での生産グループの売上高は若干増加しました。ワンスティム(OneStim)では、顧客企業の坑井仕上げ活動の増加が控えめであったことなど、水圧破砕市場における一時的な逆風があったため、前四半期比でステージカウントの伸びが抑えられました。業界全体で水圧破砕の容量が増えたことや、業界での砂の鉄道輸送が中断したことから、稼働率が低下して効率が悪くなり、価格も若干低下しました。全体として、SPMの売上高は前四半期比で若干増加しました。



生産グループの税引き前営業利益率は7%で、前四半期比で2.91ポイント低下しました。これは前述の一時的な逆風によるもので、北米の水圧破砕市場に影響を及ぼしました。業界全体で砂の鉄道輸送が中断したものの、当社は十分な砂の供給を確保し、強力なサービス品質を提供し、顧客ベース全体で総合的な事業の継続を維持しましたが、そのために追加コストが発生し、当グループの営業利益率に影響が及びました。



生産グループは、統合生産サービス(IPS)契約締結、坑井刺激および人工採油技術の導入により利益を上げました。



インドでは、ベダンタ・リソーシズ(ケアン・オイル&ガスがインドでの石油ガス事業を運営)がシュルンベルジェと、陸上RJ-ON-90/1鉱区の2つの油田で総額2億1400万ドルのIPS契約を結びました。この契約には、複数の製品ラインの技術を用いたラアージュシュワリ深層ガス田の42の坑井およびアイシュワリヤー油田の39の坑井の統合的開発が含まれます。



ロシアでは、坑井サービスがスラブネフチ・メギオネフチェガス(Slavneft-Megionneftegaz)向けにBroadBand
Sequence
*破砕サービスを採用し、テイラコフスコエ油田の在来型砂岩貯留層の多段水平坑井を再破砕し、生産量を180%増加させました。BroadBand
Sequenceサービスでは、坑井の裸孔区間を順次分離して、各区間のすべてのクラスターを確実に破砕し、この坑井の生産能力を向上させました。



北米陸上では、シュルンベルジェはBP向けに、高圧高温の坑井で、BroadBand Sequence破砕サービスおよびWellWatcher
Stim *坑井刺激監視サービスを採用し、貯留層との接触を向上させました。BroadBand
Sequenceサービスにより、プラグと穿孔法を制限するケーシングパッチの問題を克服しました。これらのサービスにより、ケーシングパッチの下でさらに3000フィートの水平坑井区間を刺激することができ、WellWatcher
Stimサービスは、対象となる穿孔クラスターが効果的に処理されたことを確認しました。



カスピ海ロシア区間では、坑井サービスが、ルクオイル・ニジュネボルジュスクネフチ(LUKOIL-Nizhnevolzhskneft)向けにOpenPath
Reach
*拡張接触刺激サービスを採用し、コルチャギナ油田の2つの水平坑井で、以前の生産レベルと比較して、圧入指数を平均300%向上させました。これらの坑井の水平区間は、在来型の砂岩および炭酸塩地層を通るため、刺激と浸透率に問題がありました。VDA
*粘弾性分岐流体により、処理流体を圧入性の低い炭酸塩区間に分流させ、貯留層の接触を最大化して、2つの坑井の刺激を最適化しました。



パーミアン盆地では、石油技術専門家による統合チームが、マック・エナジー・コーポレーション向けにサンアンドレス地層で坑井仕上げ最適化調査を実施しました。技術を組み合わせることで坑井の仕上げを最適化し、これにより、初年度と比較して基準生産量は412%増加し、この盆地の平均生産量を250%上回りました。CMR-Plus
*結合型磁気共鳴ツール、Sonic Scanner *音響スキャニング・プラットフォーム、およびFMI
*フルボア地層マイクロイメジャーから取得したデータを組み込んで、3次元盆地モデルを構築しました。Kinetix
Shale貯留層重視刺激・生産ソフトウエアとINTERSECT
*貯留層シミュレーターを用いて、破砕処理設計と増産を最適化しました。水平坑井におけるThruBit
*スルー・ザ・ビット検層サービスの測定値を組み込み、穿孔の最適な配置を行い、クラスターの効率を確保しました。



ノースダコタ州では、人工採油ソリューションが、バッケン・シェール坑井で技術を組み合わせ、機器の交換を減らし、作業コストを削減しました。この坑井の当初の高い生産率は低下しており、プロッパントの逆流による摩耗で、厳しい環境で操業していました。顧客企業は、低流量人工採油に切り替えるまでは、単一の電動水中ポンプ(ESP)で坑井の水位を下げなければなりませんでした。Continuum
*非在来型長寿命ESPステージ技術を備えたREDA Maximus *
ESPシステムを設置することで、ポンプ寿命はこの油田の平均寿命の2倍以上に伸び、石油生産が先送りされることがなくなりました。



クウェートでは、坑井サービスが、クウェート国営石油会社向けにAllSeal
*水・ガス適合サービスを採用し、Khashman油田の1つの坑井の産油量を900
bbl/日増加させました。この坑井は当初は、ウォーターカット96%で生産されており、最初の解決策はポンプを取り外し、水区間を分離し、新たな区間を穿孔することでしたが、これには、現場に補修用リグが必要でした。その代わりに、AllSealサービスは水区間に粒状のゲルを注入してこれを分離したため、リグの必要性が無くなり、操業コストを削減することができました。新しい区間を穿孔すると、ウォーターカットは90%低下し、石油生産量は300%増加しました。



キャメロン・グループ













































































































 


 

 

 

 


 

 

(単位:100万)






四半期



変化率






2018年3月31日締め

 

 

2017年12月31日締め

 

 

2017年3月31日締め



前四半期比

 

 

前年同期比

売上高





$1,310



$1,414



$1,229



-7%



7%

税引き前営業利益





$166



$203



$162



-18%



2%

税引き前営業利益率





12.7%



14.4%



13.2%



-169 bps



-50 bps


キャメロン・グループの売上高は前四半期比で7%減少して13億ドルとなり、そのうち56%は海外市場の売上高でした。売上高減少の主な要因は、季節的にプロジェクト量が減少したことと、製品の売上が減少したことです。OneSubsea(ワンサブシー)では、プロジェクトの受注残減少により売上高が減少しました。他のキャメロンの製品ライン(掘削システム、坑口システム、バルブ・計測)でも、季節的な要因で売上高は前四半期比で減少しました。地域別では、ロシアとアジアの売上高は前四半期比で増加しましたが、北米、中東、中南米で季節的に売上高が減少したため、その効果は相殺されマイナスの影響が出ました。



キャメロン・グループの税引き前営業利益率は13%で、前四半期比で1.69ポイント低下しました。これは主にワンサブシーのプロジェクト受注残が減少したためです。



キャメロン・グループの第1四半期の業績は、ワンサブシーの統合資本効率的ソリューションおよび圧力制御式掘削(MPD)システムの契約締結により後押しされました。



ノーブル・エナジーは、シュルンベルジェと、東地中海のリバイアサン・プラットフォームに2000トンのシングルリフト・プロセス・モジュールを設置するエンジニアリング・供給契約を結びました。契約範囲には、前処理、塩分除去、およびモノエチレングリコールの再生が含まれます。PUREMEG
*回収・再生システムは、ワンサブシーの統合的高資本効率ソリューションの1つです。同じプロジェクトでは、ワンサブシーとノーブル・エナジーは、2017年に10,000-psiの水平生産ツリー、ツリー搭載制御装置、ツリー外制御装置、およびトップサイド制御装置を提供する契約を結んでいます。



キャメロン・グループは、シードリル・リミテッド(Seadrill
Limited)から、シュルンベルジェが提供した3台目のMPDシステム用統合ライザージョイントの670万ドル相当の購入注文を受けました。統合ライザージョイントにより、モジュール式の柔軟な設計で効果的なライザー・ガス処理とMPD操作が可能となり、リアルタイムに操業を適応させることができます。



米国メキシコ湾では、ワンサブシーとその海底サービス・アライアンスのメンバーであるヘリックス・エナジー・ソリューションズが、大手国際探鉱・生産(E&P)企業向けに共同開発した15,000
psiの坑井介入ライザーシステムの最初の操業を完了しました。これは、賃貸で利用可能なこの種で初めての独自のビジネスモデルに基づいたもので、これにより、顧客企業は先行設備投資と、耐用年限にわたる保守および保管運用コストを節約することができます。2015年中頃に建設が開始されたこのシステムは、高圧の海底坑井の介入ニーズの高まりに対応したものです。



財務諸表



要約連結損益計算書










































































































































































































































































 


 

 

 

 

(単位:100万、ただし1株当たりの金額を除く)







 







四半期

3月31日締め

 

 

 

 

2018

 

2017








 

売上高





$7,829


$6,894

利息およびその他の収入





42


46

経費








売上原価





6,802


6,076

研究・エンジニアリング





172


211

一般管理費





111


98

合併・統合 (1)





-


82

利息

 

 

 

 

143

 

139

税引き前利益





$643


$334

所得税 (1)

 

 

 

 

113

 

50

純利益





$530


$284

非支配持分に帰属する純利益

 

 

 

 

5

 

5

シュルンベルジェに帰属する純利益 (1)

 

 

 

 

$525

 

$279








 

シュルンベルジェの希薄化後1株当たり利益(1)

 

 

 

 

$0.38

 

$0.20








 

平均流通株式数





1,385


1,393

希薄化後平均流通株式数

 

 

 

 

1,394

 

1,402








 

経費に含まれる減価償却費(2)

 

 

 

 

$874

 

$989

 

(1)

 

詳細は「特別費用・利益」の項をご覧ください。

(2)


有形固定資産の償却および無形資産の償却、マルチクライアント地震探査データ費用、SPM投資を含みます。


要約連結貸借対照表



























































































































































































































































































































































































 


 

 

 

 


 

 

 

(単位:100万)










 






3月31日締め




12月31日締め

資産の部

 

 

 

 

2018

 

 

 

2017

流動資産










現金および短期投資





$4,165




$5,089

売掛金





8,472




8,084

その他の流動資産

 

 

 

 

5,419

 

 

 

5,324






18,056




18,497

固定資産





11,556




11,576

マルチクライアント地震探査データ





707




727

のれん





25,120




25,118

無形資産





9,217




9,354

その他の資産

 

 

 

 

6,822

 

 

 

6,715

 

 

 

 

 

$71,478

 

 

 

$71,987










 

負債および株主資本の部

 

 

 

 

 

 

 

 

 

流動負債










買掛金・未払負債





$9,598




$10,036

概算所得税債務





1,311




1,223

短期借入金・長期債務の1年以内返済分















4,586




3,324

未払配当金

 

 

 

 

700

 

 

 

699






16,195




15,282

長期債務





13,526




14,875

繰延税金





1,579




1,650

退職後給付





1,027




1,082

その他の負債

 

 

 

 

1,825

 

 

 

1,837






34,152




34,726

株主資本

 

 

 

 

37,326

 

 

 

37,261

 

 

 

 

 

$71,478

 

 

 

$71,987


流動性

































































































































































































































































































































































































































































































































































































































































































 


(単位:100万)

流動性内訳

 

 

 

 

3月31日締め


2018



 

 

12月31日締め


2017



 

 

3月31日締め


2017



現金および短期投資

 

 

 

 

$4,165



 

 

$5,089



 

 

$7,353


債券投資(満期保有)





-





-





238


短期借入金・長期債務の1年以内返済分





(4,586

)




(3,324

)




(2,449

)

長期債務





(13,526

)




(14,875

)




(16,538

)

純負債 (1)





$(13,947

)




$(13,110

)




$(11,396

)














 

流動性の増減の詳細を以下に示します。



























 










四半期




四半期














 

3月31日締め

 

 

 

 

 

 

 

 

2018

 

 

 

2017

純利益(非支配持分控除前)









$530





$284


減損およびその他の費用(税引き後)(非支配持分控除前)









-

 




68

 










$530





$352


減価償却(2)









874





989


株式報酬費用









90





88


年金およびその他の退職後給付費用









18





37


年金およびその他の退職後給付資金









(39

)




(29

)

運転資金の増減









(836

)




(791

)

その他









(69

)




10

 

営業活動によるキャッシュフロー(3)









$568

 




$656

 

設備投資









(454

)




(381

)

SPM投資









(240

)




(144

)

資本計上されたマルチクライアント地震探査データ









(26

)




(116

)

フリーキャッシュフロー(4)









(152

)




15

 

支払配当金









(692

)




(696

)

自社株買い戻しプログラム









(97

)




(372

)

従業員持株制度による受取金









127

 




135

 










(814

)




(918

)














 

事業買収・投資(取得した現金と負担した負債を控除)









(13

)




(273

)

その他









(10

)




(84

)

純負債の増加









(837

)




(1,275

)

純負債(期首)









(13,110

)




(10,121

)

純負債(期末)









$(13,947

)




$(11,396

)

 

(1)

 

 

「純負債」は、負債総額から現金、短期投資、債券投資(満期保有)を控除した額です。純負債は負債の返済に充当できる現金と投資額を反映しているため、シュルンベルジェの負債水準に関する有益な情報を提供すると経営陣は考えています。純負債は非GAAP財務指標であり、総負債と併せて考慮するものであり、その代替あるいはそれに優先するものと見なさないようにしてください。

(2)



有形固定資産の償却および無形資産の償却、マルチクライアント地震探査データ費用、SPM投資を含みます。

(3)



2018年3月31日締め四半期に7600万ドル、2017年3月31日締め四半期に約1億4000万ドルの退職手当が含まれます。

(4)



「フリーキャッシュフロー」とは、営業活動によるキャッシュフローから、設備投資、SPM投資、資本計上されたマルチクライアント地震探査データ費用を控除した金額です。フリーキャッシュフローは当社にとって重要な流動性指標であり、投資家ならびに経営陣にとって、現金を創出する当社の事業能力の指標として有益であると経営陣は考えています。事業の必要性を満たし債務を果たせば、この現金を用いて当社の将来の成長に再投資したり、配当金支払いや自社株買い戻しにより株主に還元することができます。フリーキャッシュフローは、裁量的費用で使用できる残余キャッシュフローではありません。フリーキャッシュフローは非GAAP財務指標であり、営業活動によるキャッシュフローと併せて考慮するものであり、その代替あるいはそれに優先するものと見なさないようにしてください。


特別費用・利益



2018年第1四半期業績発表では、米国で一般的に認められた会計原則(GAAP)に基づく財務業績に加え、非GAAPによる財務業績(SECの規則Gの定義による)を提示しています。特別費用・利益を除く純利益、ならびにこれに基づく指標(特別費用・利益を除く希薄化後EPS、特別費用・利益を除くシュルンベルジェの純利益、特別費用・利益を除く実効税率)は非GAAP財務指標です。財務指標から特別費用・利益を除外することで、期間ごとのシュルンベルジェの業務をより効果的に評価し、除外された項目で分かりにくくなる業務の動向を確認できると経営陣は考えています。これらの指標はまた、一定の奨励給を判断する上での業績指標として経営陣が用います。上記の非GAAP財務指標は、GAAPに基づく財務業績の他の指標と併せて検討するものであり、そのような指標の代替あるいはそのような指標に優先するものと見なさないようしてください。これらの非GAAP財務指標と対応するGAAP指標の差異調整を以下に示します。















































































































































































































































































































































































































































(単位:100万、ただし1株当たりの金額を除く)

 


 

 

 

 

2017年第1四半期






税引き前

 

 

税金

 

 

非支配持分

 

 

純額

 

 

希薄化後EPS

シュルンベルジェの純利益(GAAPベース)





$334


 

 

$50


 

 

$5


 

 

$279


 

 

$0.20


合併・統合





82

 

 

 

14

 

 

 

-

 

 

 

68

 

 

 

0.05

 

シュルンベルジェ純利益(特別費用・利益を除く)





$416

 

 

 

$64

 

 

 

$5

 

 

 

$347

 

 

 

$0.25

 






 






2017年第4四半期






税引き前

 

 

税金

 

 

非支配持分

 

 

純額

 

 

希薄化後EPS *

シュルンベルジェの純損失(GAAPベース)





$(2,210

)



$62




($17

)



$(2,255

)



$(1.63

)

減損その他:


















ウェスタンジーコ地震探査の再編





1,114




20




-




1,094




0.79


ベネズエラの投資の評価損





938




-




-




938




0.67


人員削減





247




13




-




234




0.17


マルチクライアント地震探査データ減損





246




81




-




165




0.12


その他の事業再編費用





156




10




22




124




0.09


合併・統合





95




26




-




69




0.05


長期建設プロジェクトに関する損失引当金





245




22




-




223




0.16


米国の税制改革





-

 

 

 

(76

)

 

 

-

 

 

 

76

 

 

 

0.05

 

シュルンベルジェ純利益(特別費用・利益を除く)





$831

 

 

 

$158

 

 

 

$5

 

 

 

$668

 

 

 

$0.48

 

 

* 端数処理の関係で合計数値が合わない場合があります。

 

2018第1四半期には特別費用・利益は計上されていません。


製品グループ



































































































































































































































































































































































































 

(単位:100万)


 

 

 

 

四半期






2018年3月31日締め

 

 

2017年12月31日締め

 

 

2017年3月31日締め






売上高

 

 

税引き前利益



売上高

 

 

税引き前利益



売上高

 

 

税引き前利益

油層定義





$1,556




$307





$1,638




$360





$1,618




$281


掘削





2,126




293





2,180




319





1,985




229


生産





2,959




216





3,079




315





2,187




110


キャメロン





1,310




166





1,414




203





1,229




162


消去など





(122

)



(8

)




(132

)



(42

)




(125

)



(25

)

税引き前営業利益








974








1,155








757


全社など








(225

)







(219

)







(239

)

受取利息(1)








25








25








24


支払利息(1)








(131

)







(130

)







(126

)

特別費用・利益





 



-

 




 



(3,041

)




 



(82

)






$7,829

 



$643

 




$8,179

 



$(2,210

)




$6,894

 



$334

 

 

(1) 製品グループの業績に含まれる利息を除きます。


補足情報








































































































































































































































































































































































































































































































































































































































 

1)


 

2018年通期の設備投資の指針はどうなっていますか?




2018年度通期のシュルンベルジェの設備投資(マルチクライアントおよびSPM投資を除く)は約20億ドルと予想されます。これは2017年および2016年と似たレベルです。




 

2)



2018年第1四半期の営業活動によるキャッシュフローはどうなっていますか?




2018年第1四半期には、第1四半期によくある運転資金の消費があったものの、営業活動によるキャッシュフローは5億6800万ドルでした。運転資金の使用は従業員報酬に関連する年間支払金によるものです。また運転資金には、2018年第1四半期の7600万ドルの退職金が含まれています。




 

3)



2018年第1四半期の「利息およびその他の収入」には何が含まれますか?




2018年第1四半期の「利息およびその他の収入」は4200万ドルで、その内訳は、持分法投資利益の1400万ドルと受取利息の2800万ドルです。




 

4)



2018年第1四半期に受取利息と支払利息はどのように変化しましたか?




受取利息は2800万ドルで、前四半期比で300万ドル減少しました。支払利息は1億4300万ドルで、前四半期比でほぼ横ばいでした。




 

5)



税引き前営業利益とシュルンベルジェの税引き前連結利益の違いは何ですか?




この違いは、セグメントに割り当てられていない社費(特別費用・利益を含む)および受取利息・支払利息、ならびに株式報酬費用、一定の無形資産に関連する償却費用、一部の一元管理イニシアチブ、その他の営業外項目です。




 

6)



2018年第1四半期の実効税率(ETR)は、どの程度でしたか?




GAAPに従って算出した2018年第1四半期の実効税率は17.6%で、2017年第4四半期は-
2.8%でした。特別費用・利益を除く2017年第4四半期の実効税率は19.0%でした。2018第1四半期には特別費用・利益は計上されていません。




 

7)



米国の税制改革はシュルンベルジェにどのような影響を及ぼしましたか?




米国の税制改革により、米国法人税法は大きく変わります。特に、2018年より米国法人税率が21%に引き下げられ、属地課税制度が創設され、米国子会社の以前の繰延海外利益に一度限りの強制税が課されます。




 




海外税額控除および欠損金を検討した結果、シュルンベルジェの米国子会社の以前の繰延海外利益に対する一度限りの強制税により支払われる現金税は多額ではありません。




 




非米国企業としてのシュルンベルジェの企業構造により、当社は主に事業を運営し、利益を上げている場所で税金を支払い、追加の税が発生することはありません。この企業構造により、米国の税制改革がシュルンベルジェに及ぼす主要な影響は、米国事業で得た利益に対して低い連邦法人税が課されることです。米国の税制改革がなければ、当社の実効税率は、2017年第4四半期のETRから約2~3ポイント上昇する可能性があります。しかし、2018年の米国の税制改革により、この税率上昇は概ね相殺されると予想されます。そのため、2018年通期の実効税率は、特別費用と利益を除く2017年第4四半期の実効税率とほぼ同じになると予想しています。




 

8)



2018年3月31日時点での流通普通株式数はどれぐらいでしたか?また、この株式数は前四半期末からどの程度変化しましたか?




2018年3月31日時点での流通普通株式数は13億8500万株でした。以下の表に、2017年12月31日から2018年3月31日までの流通株式数の変化を示します。


 


 

 

 

(単位:100万)


2017年12月31日時点での流通株式数




1,384


オプション保有者に売却した株式(交換した株式を除く)




-


制限付き株式の付与




-


従業員株式購入制度に基づいて発行された株式




2


自社株買い戻しプログラム




(1

)

2018年3月31日時点での流通株式数




1,385



 

9)



2018年第1四半期および2017年第4四半期の加重平均流通株式数は何個でしたか? 
また、希薄化後1株当たり利益(特別費用・利益を除く)の計算で用いられている希薄化後平均流通株式数との差異調整はどのようになっていますか?





2018年第1四半期および2017年第4四半期の加重平均流通株式数は、それぞれ13億8500万株と13億8500万株でした。




 




以下の表に、加重平均流通株式数と、希薄化後1株当たり利益(特別費用・利益を除く)の計算で用いた希薄化後平均流通株式数の差異調整を示します。

 



 

 

 

 



 

 

(単位:100万)







第1四半期


2018




 

 

第4四半期


2017



加重平均流通株式数






1,385




1,385

想定するストックオプションの行使






2




1

未付与の制限付き株式






7

 

 

 

5

希薄化後平均流通株式数






1,394

 

 

 

1,391

 

10)


 

シュルンベルジェ生産管理(SPM)プロジェクトとはどのようなものですか? 
また、シュルンベルジェはこのプロジェクトの売上高をどのように認識していますか?





SPMプロジェクトは、長期契約に基づき、シュルンベルジェの顧客企業に代わって開発と生産共同管理を中心に行います。シュルンベルジェは、当社のサービス、製品、また場合によっては現金を、油田開発活動と操業に投資します。一部の契約において、シュルンベルジェは、提供するサービスまたは製品の一部に対する売上高を計上し、その支払を受けますが、通常、シュルンベルジェは、サービスの提供時または製品納入時に支払を受けることはありません。代わりに、シュルンベルジェは、創出されたキャッシュフローあるいはバレル当たりの料金に基づいて売上高を認識し、報酬を受けます。これには、シュルンベルジェが相互合意した基準を上回る生産増加分に対してのみ支払を受けるという一定の取り決めが含まれることがあります。




 

11)



SPMプロジェクトに投資されるシュルンベルジェの製品とサービスはどのように計上されていますか?




売上高と関連する費用は、各グループがシュルンベルジェのSPMプロジェクトに提供したサービスと製品に対して、それぞれのグループ内で計上されます。この売上高(公正価格に基づく)と関連する利益は、その後、「消去など」の項目に含まれる社内調整を通して消去されます。(「消去など」の項目には、SPMの消去以外の項目も含まれますので注意してください。)
さらに、シュルンベルジェのサービスまたは製品をSPMプロジェクトに提供することに関連する直接費用は、貸借対照表に資産計上されます。




 




資産計上されたこのような投資は、現金および前述の直接費用の形となる場合があり、関連する生産が実現され、関連する売上高が認識された時に損益計算書で費用化されます。この償却費用は、生産高比例法に基づいており、各生産高には、推定総生産量に基づき未償却費用の比例配分が割り当てられます。




 




SPM売上高と資産計上済み投資の償却および期間内に発生したその他の営業費用は、生産グループに反映されています。




 

12)



2018年3月31日時点でのシュルンベルジェのSPMプロジェクト投資の未償却残高はどれぐらいでしたか。また、これは投資と減価償却費の点で2017年12月31日時点と比較してどのように変化しましたか。




2018年3月31日および2017年12月31日時点でのシュルンベルジェのSPMプロジェクト投資の未償却残高は、いずれも約41億ドルでした。これらの金額はシュルンベルジェの要約連結貸借対照表のその他の資産に含まれています。シュルンベルジェのSPMプロジェクト投資の未償却残高の変化を以下に示します。


 





(単位:100万)


2017年12月31日時点での残高




$4,065


SPM投資




240


SPM投資の償却




(140

)

換算など




(53

)

2018年3月31日時点での残高




$4,112



 

13)



2018年第1四半期のウェスタンジーコ・マルチクライアントの売上高は、どうなりましたか?




2018年第1四半期のマルチクライアントの売上高(譲渡手数料を含む)は1億1900万ドル、2017年第4四半期は1億6600万ドルでした。




 

14)



2018年第1四半期末時点でのウェスタンジーコの受注残はどれぐらいでしたか?




2018年第1四半期末時点でのウェスタンジーコの受注残(顧客と締結済みの契約に基づく)は3億5800万ドルでした。2017年第4四半期末時点では3億9900万ドルでした。




 

15)



キャメロン・グループのワンサブシーおよび掘削システム事業の注文ならびに受注残はどのようなものでしたか?




ワンサブシーおよび掘削システムの注文と受注残は以下の通りです。

 


 

 

 

 


 

 

 

(単位:100万)

注文





第1四半期


2018




 

 

第4四半期


2017



ワンサブシー(OneSubsea)





$329




$282

掘削システム





$218




$150










 

受注残 (四半期末)










ワンサブシー(OneSubsea)





$2,002




$2,060

掘削システム





$377




$408

Contacts


Schlumberger Limited
Simon Farrant – Vice President of Investor
Relations, Schlumberger Limited
Joy V. Domingo – Manager of
Investor Relations, Schlumberger Limited
Office +1 (713) 375-3535
investor-relations@slb.com



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