ウェスチングハウスは、VCサマー所有者による2基のAP1000®原子力発電ユニット建設中止決定に落胆
米ペンシルベニア州クランベリー・タウンシップ--(BUSINESS WIRE)--(ビジネスワイヤ) --
ウェスチングハウスエレクトリックカンパニーは本日、7月27日に当社のDIPファイナンス融資企業および無担保債権者委員会に5年間の事業計画を提出してチャプター11破産プロセスの重要な節目を達成したと発表しました。
社長兼最高経営責任者(CEO)のホセ・エメテリオ・グティエレスは、次のように語っています。「この重要な次の段階に進むことを誇りに思います。この5年計画は、当社の従業員、顧客企業、将来の投資家を含むウェスチングハウスの利害関係者に対し、この期間中に当社がどのように安定的で持続可能な成長を達成するかの見通しを示すものです。当社はこの計画に沿った事業運営を既に開始しており、チャプター11による手続きを迅速に進めたいと思っています。」
この計画では、ウェスチングハウスの戦略的活動、競争や市場の様相を含めて5年間の財務予測を作成しています。この計画は、戦略的転換イニシアチブにより今後5年間に金利・税金・償却前利益(EBITDA)のランレートで2億500万ドル相当の経費を削減し、当社の中核事業および新プロジェクト事業を成功させます。この削減の1つの要素は当社人員の世界的調整であり、これは2017会計年度では約7パーセントになります。
今回の節目は、ウェスチングハウスがチャプター11破産手続きから再生するための新たな重要ステップです。2017年3月29日にチャプター11を申請して以来、ウェスチングハウスは8億ドルのDIPファイナンスパッケージの承認を取得しました。ウェスチングハウスは、米国で計画されている2つのAP1000原子力発電所建設プロジェクトの1つを所有するサザン・ニュークリアとの間で、長期サービス契約の交渉を行い、契約締結に至りました。
本日、この発表の前に、サンティー・クーパーの取締役会は、米サウスカロライナ州VCサマーに現在建設中のウェスチングハウスAP1000原子力発電所2基の建設継続に関し、支持しないとの声明を発表しました。
ウェスチングハウスは、この決定に落胆しています。この2基は、原子力蒸気供給系(NSSS)全体の建設が最近完了したことからもわかる通り、既に建設が大きく進んでいますが、今後は建設を進めることができず、サウスカロライナ州の市民が安全、クリーンで高信頼性のエネルギーを得ることが制限されてしまうからです。ウェスチングハウスは当社の重要顧客企業であるSCANAと協力しながら、安全で効率的なプロジェクト終了のためのプロセスについて判断を下す予定です。ウェスチングハウスは、今回の決定が事業計画および発表済みの人員調整に及ぼすと考えられる影響について、評価を行います。
ウェスチングハウス社長兼最高経営責任者(CEO)のホセ・エメテリオ・グティエレスは、次のように語っています。「当社はサンティー・クーパーの決定を尊重しますが、非常に落胆しています。サウスカロライナ州の経済がマイナスの影響を受けるのは確実です。なぜなら、この2基の原発が生み出すはずであった高給・長期の職5000件以上が失われ、高信頼性・クリーンで安全、安価なエネルギーを利用できなくなるからです。また、他の原子力発電所が廃炉に向かう中、米国のエネルギー業界はこの2基の原子力発電所を見捨てることの深刻な影響を確実に感じるはずです。」
ウェスチングハウスは、このプロジェクトのチームが今日まで迅速に達成してきた成果を高く称賛します。また、AP1000発電所の設計に関する多くの利点は、受動的安全性、また運転認可に関する明確な実績を含め、現在も世界中で認められています。ジョージア・パワーがボーグルに建設中の2基のAP1000ユニットは長期サービス契約に基づく建設作業が続いており、また世界初となる、中国の三門と海陽に建設中の4基のAP1000ユニットは完成間近となっています。
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