二酸化炭素排出量ゼロの配達会社Cetupがフランス・グルノーブルで2016年9月23日に、ルノー・カングーZE-H2を使って実際の都市環境を367km走行
パリ--(BUSINESS WIRE)---- (ビジネスワイヤ) --
シンビオFCellの燃料電池レンジエクステンダーを搭載したルノーの電気軽量自動車が、22kWhの通常の充電量と1.8kgの水素を使い、367キロメートルを10時間36分で走行しました。夜間に、都市部と都市周辺部をライトと暖房をつけた状態で行われました。これは大都市の実際の交通事情に照らし合わせると、平均時速35kmに相当します。
自動車を運転したのは、年中無休で24時間配達を専門に手掛けるCetupのAxelle Kirtsch氏とTanguy de la
Rochette氏です。この車両は、Cetupが運行するカングーZE-H2から成るフリートに属しており、すでに積算走行距離が2万8000キロメートルに達しています。この記録はグルノーブルの執行吏であるN'Kaoua氏によって、正式に認証されました。
CetupのJean-Pierre
Capossele最高経営責任者(CEO)は、次のように述べています。「この新記録は、本ソリューションが当社の事業に適切であることを証明しています。これらの車両は、従来のガソリンを使用する車両と同じ可用性と柔軟性を提供します。さらに総所有コストが、最初のルノー・カングーのディーゼル版とほとんど一緒です。このため当社はカングーZE-H2によって、二酸化炭素排出量ゼロを維持しながら、とりわけパリを拠点とした業務で採算を取ることができました。」
シンビオFCellのファビオ・フェラーリ最高経営責任者(CEO)は、次のように述べています。「2015年1月に提供した第1世代の車両で、このような目覚ましい性能を達成できたのは驚くべきことです。当社が現在生産中のカングーZE-H2の新版は、水素の消費量をさらに削減しています。また、新しい700バールのオプションで走行距離を500kmの範囲に近づけることができるでしょう。」
Cetupの水素燃料電池自動車フリートに属するカングーZE-H2を、パリ・モーターショーで10月1~16日に展示します(パビリオン3、アレーA、ブース2018)。
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