~電源ICの監視機能を強化、より安全な車載システム構築に貢献~
東京--(BUSINESS WIRE)--(ビジネスワイヤ) -- 株式会社東芝
セミコンダクター&ストレージ社は、電気自動車およびハイブリッド自動車のモーター制御システム向けとして、システムの安全を脅かす潜在的なリスクを軽減するため、監視機能を強化し、高効率システム電源に搭載可能なIC「TB9042FTG」を製品化し本日から量産を開始しました。
電源ICの故障は、電子デバイスの動作不良を引き起こします。特にマイクロコントローラに支障をきたすと、システムは機能不全に陥ります。この危険な状態を避けるため、電源ICとマイクロコントローラが相互に監視を行い、異常時に故障が特定できるようSPI通信機能*1を搭載しました。この情報により、システムはタイムリに安全処理を実行できます。
製品の主な特長
2系統のDCDCコンバータ電源と、3系統のシリーズレギュレータを内蔵
トリミング技術により、高精度の出力電圧を実現
豊富な監視機能を内蔵
- 電源回路の常時監視機能(高/低電圧、過電流、過熱、周波数)
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MCU診断の常時監視機能(ウォッチドッグ、MCUアラーム、MCU演算機能、通信エラー)
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自己診断機能(高/低電圧、各検出回路の出力論理)
SPI通信注1により監視状態を外部システムに通知
異常検出時、直ちに監視状態出力端子から外部システムに通知
- リセットタイマ(RSTA/B),
電圧異常通知(NOVDET)、MCUアラーム(NOALM)、全診断結果通知(NDIAG)
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品番 | TB9042FTG | |
電源電圧 |
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監視機能 |
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SPI通信 |
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パッケージ | HQFN52(8mm×8mm×0.9mm ) |
注1:SPI(Serial Peripheral
Interface)は、デバイス間の通信に用いるシリアルバス。信号線は4本で構成され、パラレルバスに比べて少ない端子数で通信可能。
東芝の車載システム電源ICについては下記ページをご覧ください。
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