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GfK Japan調べ:2015年乗用車タイヤの販売動向 冬タイヤの伸長により、10月の販売本数は前月の1.5倍に



図1. 2015年乗用車タイヤの販売本数推移


図2. 2015年夏冬タイヤ数量構成比推移(週次)

 ジーエフケー・ライフスタイルトラッキング・ジャパン株式会社(所在地:東京都中野区、代表取締役社長:藤林 義晃、略称:GfK Japan)は、乗用車タイヤの販売トラッキング調査を開始した。調査結果より、カー用品量販店、ガソリンスタンド、インターネットにおける2015年の乗用車タイヤの販売動向 ※1 を発表した。



【概要】

・冬タイヤの販売増により10月のタイヤ販売本数は、夏タイヤの販売がピークの4月を上回る。

・10月のタイヤ販売における冬タイヤの割合は本数ベースで45%、金額ベースでは51%と過半へ。



【冬に備え10月から冬タイヤの販売が急伸】

 2015年10月の乗用車タイヤの販売本数は前月の1.5倍に増加し、今年10ヶ月間で最多となった(図1)。この要因としては冬タイヤの販売拡大があげられる。北日本の降雪地域を中心に夏タイヤからの履き替え需要が高まり、冬タイヤの販売本数は前月の4.3倍に達した。乗用車タイヤにおける冬タイヤの数量構成比は9月では16%であったが、10月は45%に上った。週ごとに冬タイヤの数量構成比をみると、10月第3週(10月12日~18日)に急伸し、翌週(10月19日~25日)には50%を突破した(図2)。また、直近の11月第4週(11月23日~29日)では77%に達した。冬タイヤに関する消費者調査 ※2 によると、冬の運転で危険を感じたことがある人は85%に上る。本格的な冬の到来に向けて今後、冬タイヤへの需要は更に高まる見込みだ。

 冬タイヤはその製品特性上、夏タイヤに比べ相対的に価格が高い。最も販売量の多いサイズであり、数量ベースで市場の12%を占める155/65/14(タイヤ幅:155mm、偏平率:65%、リム径:14インチ)の10月の税抜き平均価格を例にとってみると、夏タイヤが4,100円であったのに対し、冬タイヤは5,900円となった。冬タイヤの構成比が増えた10月では、155/65/14の平均価格は前月から9%上昇し4,900円となった。また乗用車タイヤ全体では前月から3%上昇し8,600円となった。なお、乗用車タイヤにおける冬タイヤの構成比を金額ベースでみると、10月では51%と過半に達し、11月第4週では80%を占めた。消費者調査によると、冬タイヤに履き替える時期は12月との回答が最多であったことから、年末商戦での更なる拡大に期待がかかる。



図1. 2015年乗用車タイヤの販売本数推移

https://www.atpress.ne.jp/releases/83971/img_83971_1.png

図2. 2015年夏冬タイヤ数量構成比推移(週次)

https://www.atpress.ne.jp/releases/83971/img_83971_2.png



※1. 全国のカー用品量販店、ガソリンスタンド、インターネットの販売実績を基に市場規模相当に拡大推計

※2. 「冬タイヤに関する調査」概要

   調査時期:2015年10月26日~11月8日(計14日間)

   調査手法:インターネット調査

   調査対象:18歳以上の自動車保有者 12,767名



≪ジーエフケー・ライフスタイルトラッキング・ジャパンについて≫

 ジーエフケー・ライフスタイルトラッキング・ジャパン株式会社は、家電製品等の耐久消費財実売データ、その他総合マーケティングサービスを提供する市場調査会社、GfKの一員です。

 オプティックス製品、ゴルフ用品、映像ソフトウエア等の分野において、POSデータ・店舗監査データを基に推計した市場代表性の高いマーケットデータと関連サービスを提供しています。



URL: http://www.gfk.com/jp



※弊社名を報道にて引用頂く場合は、正式社名のほか、「GfK Japan」、「ジーエフケー ジャパン」、「GfKジャパン」の略記でも結構です。
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