心と見つめあう時間
ワーケーションの設備充実
精進料理で体を調える
何もない美しい部屋
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心と見つめあう時間
■「寺で働くって、あり?」
ノートPCを片手に寺に滞在する──そんな働き方を選ぶ人が、静かに増えています。
都会の喧騒を離れ、静寂の中で自分と向き合いながら、業務もこなす。その滞在先が、いわゆる“コワーキングスペース”でも“リモートワーク特化のホテル”でもなく、お寺の断食道場──つまり、食べないことで体と心を整えるための場所が、今、ワーケーション先として現役世代から注目されています。
断食道場「龍雲寺禅堂」では、ここ数年で「仕事目的」で滞在する参加者が4倍以上に増加しました。
中でも増加が著しいのが、20~40代の個人利用です。
参加者の多くから「空腹と静けさの中で、これまでにない集中力を得た」との感想をいただきます。
「寺で仕事なんてできるの?」「空腹でパフォーマンスが落ちるのでは?」
そんな疑問をいただくことが多いですが、体験後はご満足いただくことが多いです。
■整うことと働くことは、矛盾しない
龍雲寺禅堂は、浜松市の駅からほど近く、湖のほとりにたたずむ自然豊かな場所にあり、日常から一歩離れた静けさがあります。
もともとはダイエットや体質改善を目的とした断食希望者が多かったですが、近年では参加の目的に変化が起きています。
集計結果によると、現役世代(20~40代)の参加者はこの4年間で約2倍に増加。
その中で「仕事道具(PC)を持ち込む」参加者は、2022年比較して4倍以上に増加しております。
参加者が求めているのは「ただ働く場所」でも、「ただ整えるだけの場所」でもなく、“働きながら整う”“整いながら働く”という、一見相反するニーズを叶える環境です。
その背景には、空腹によって生まれる集中力の変化、そして、一切の広告・音・通知のない空間があります。
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何もない美しい部屋
■「空腹のほうが、集中できるって初めて知った」
龍雲寺禅堂を初めて訪れたフリーランスの女性(30代)は、滞在3日目の夕方、こう語りました。
「空腹って、こんなに頭が冴えるんだと思いました。普段の自宅では通知に囲まれて集中できないのに、ここでは数時間が一瞬でした」
実際、最新の神経科学においても「空腹時に分泌されるホルモン“グレリン”が集中力や記憶力に影響を与える」ことがわかっています。
つまり、“お腹がすいている状態”は、脳を効率よく働かせる状態でもあるといえます。
龍雲寺禅堂では、1日1食の軽食(夜の精進料理)のみを提供しており、参加者は空腹の時間を通じて、頭と心が研ぎ澄まされていく感覚を自然に体験することができます。
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精進料理で体を調える
■「断食道場で仕事」──集中力の理由は“遮断”にあった
現在、龍雲寺禅堂のワーケーション利用者の多くは、自営業・フリーランス・リモート勤務OKな会社員です。
彼らがこの地を選ぶ理由として多く挙げるのが、「強制的に生活リズムが整う」「情報を遮断できる」「人と比べなくて済む環境」などです。
たとえば朝は読経・坐禅から始まり、日中は各自の作業時間。
夜には再び坐禅やストレッチなどが行われ、自然とデジタルからも距離が取れます。
また、禅堂内は高速Wi-Fi完備。
湖畔の穏やかな空間でありながら通信環境は安定しており、オンライン会議や資料作成も問題なくこなせます。
「集中したいけど、カフェも家も落ち着かない。ここに来ると“自分の頭”で仕事ができるんです」
そんな声を、参加者からよくいただきます。
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ワーケーションの設備充実
■「空っぽ」になるために、手放していく
断食の魅力は、単に“食べないこと”にとどまりません。
むしろ、“何かを手放す”ことによって、心が解放されることに本質があります。
食事を手放す。
言葉を手放す(坐禅中など)。
スケジュールやSNS、他人との比較を手放す。
そうして空っぽになった心に、自然や読経の響きが染み込んでいきます。
「断食している間は、自分の“本音”がどんどん湧いてくる感じがする」
と語るのは、IT系企業に勤める30代男性。
「普段どれだけ余計な情報に囲まれていたか、自覚するんです。3日目くらいで不思議と、身体より“思考”が軽くなる」
■“一人で過ごすのに、孤独じゃない”
龍雲寺禅堂では、滞在者同士の交流も大切にしています。
朝のお勤め後の法話、自由参加のストレッチ、精進料理の席などで自然に言葉を交わすことが可能です。
かといってグループ行動を強要することもございません。
必要なときにだけ、必要な距離感で人と関わることが可能です。
「ここで出会った人と今もやりとりしています。仕事の話より、人生や価値観について話せたのが印象的でした」
都会ではなかなか得られない、静かで、あたたかなつながりも、龍雲寺禅堂の魅力のひとつです。
■“やさしい断食”という新しい入り口
龍雲寺禅堂では、断食が「我慢」や「苦行」ではなく、あくまでも“やさしく整えるための手段”として提供しています。1日1食の軽めの精進料理は、空腹をじっくり味わった後にいただくからこそ、心と身体に染みわたっていきます。体力に自信のない人でも安心して参加できるよう、ストレッチや休養の時間も用意されており、無理なく過ごせる設計です。
「断食が怖いと思っていたけれど、ここでならまた来たいと思えた」という声が増えているのも、こうした“やさしい断食”のスタイルが受け入れられている証だと自負しています。
■1日のスケジュール
06:00 起床
06:30 朝のお勤め(読経)
07:00 坐禅
07:30 法話
08:30 ストレッチ(自由参加)
午前~午後:自由時間(仕事・休養・散策・読書など)
17:15 運動教室(自由参加)
18:15 夕食(精進料理)
19:30 坐禅
20:00 ストレッチ
21:00 就寝(各部屋で自由時間)
※3日間・4日間・7日間のコースも同様の流れで提供。
■実際の声:「また来たいと思った」
・「次回は何もせず、もっと内省に集中したい」(40代・男性・会社経営)
・「体重が減った以上に、心が軽くなった」(30代・女性・会社員)
・「一日中無言でいることに抵抗があったけれど、結果的に会話が深くなった」(20代・女性・フリーランス)
・「初めて“働きながら整える”という感覚を知った」(30代・男性・デザイナー)
■選べる3日/4日/7日滞在、今後の展望
龍雲寺禅堂では現在、滞在日数を3パターンから選べます。
初めての方には3日間コース、心身を深く整えたい人には7日間をおすすめしています。
最近ではリピート参加者も増えており、「定期的に“自分を整える”習慣」として年に5回以上通う人もいらっしゃいます。
■住職と話す“お悩み相談の時間”
龍雲寺禅堂では、希望者に向けて住職との「お悩み相談」の時間も設けています。
キャリア、人間関係、将来のこと……現代人が抱えるさまざまなモヤモヤを、仏教の視点からやさしく受け止めてくれる対話のひとときは、多くの参加者にとって“想定外の癒し”となっています。
「説法ではなく、問いかけてくれる感じ」「答えを押しつけられないから、自然と気づく」そんな声も多く、特にリピーターから高い支持を集めています。
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住職とのお悩み相談
■“何も足さない”という贅沢
忙しく働く現役世代にとって、「何かをする場所」はあっても、「何も足さないでいい場所」は少ないです。
龍雲寺禅堂は、食事も音も予定も“ちょっと減らす”ことで、逆に何かが満ちてくる場所です。
仕事に疲れたとき、目標を見失ったとき、ただ静かになりたいとき。
そんなとき、空腹と静けさに身を置くことで、人は“整える”という感覚を取り戻していくのかもしれません。
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禅と暮らす
※HPに詳細掲載
https://www.ryouun-zendo.com/