小西寛子「遙カノ島」ジャケット写真
詳細ページ: https://hirokokonishi.com/harukanoshima2025/
画像1: https://www.atpress.ne.jp/releases/441245/LL_img_441245_1.jpg
小西寛子「遙カノ島」ジャケット写真
■争いのない、けれど確かに存在する「いのち」の歌
「遙カノ島」に収められた楽曲は、どれもどこか懐かしく、しかしどこにもない風景をたどるような夢のようなアナログな仕上がりです。そして、その歌の一つ一つに、何の装飾もない静かな祈り、そして小西寛子の人に対する深い敬意と優しさが溢れています。
収録曲の一つ「みゆき橋」は、広島を舞台にしながらも、その悲劇を直接的に描写することはありません。爆音も瓦礫も、憎しみも…。すべてが静寂の中に溶け込んでいます。しかし、その沈黙の中には確かに「人」が存在し、「生きてきた証」が刻まれています。夕焼けに映る影、川面に揺れる光の欠片、そして誰かの足音…。それらは過去を嘆き悲しむためではなく、「これからの時間をどう歩むのか」を私たちに問いかけます。
歌い出し、「悲しくないわ、ただ少しだけ見つめていたい故郷(ふるさと)」という一節に込められた感情は、何かを批判したり、誰かを責めたりするものではありません。ただひたすらに、ひとりの人間としての“優しさ”を見つめる視線に満ちています。みゆき橋は、誰かを見送り、帰らない誰かを待ち続けた場所であり、そして今も、何も知らないふりをして歩く私たちを、優しく、しかし確かに見つめているのです。
また、アルバムタイトルにもなっている「遙島(はるしま)」は、沖縄のような架空の島を歌い上げます。他にも、旅人がたどり着いた街を描く「SODA WATER」、遠い街から故郷を想う「港のバラッド」、そして1975年の若者たちに捧げる躍動感溢れる「1975」など、心に深く寄り添う楽曲が並びます。広島、長崎、沖縄、他いくつの日本の夏が思い浮かべられるでしょうか?
■語るより、聴くことで心に響く音楽
小西寛子の音楽には、「伝えたいこと」を押し付けるようなメッセージはありません。ただ、“本当の優しさ”とは何かを、聴く人の心の中にそっと残すだけ。それは、言葉で説明しすぎれば壊れてしまうような、繊細で尊いものです。
だからこそ、小西寛子の歌は、多くを語るよりも、静かに耳を傾けることで、その真価を発揮します。静けさの中にある優しさを信じて、そっと心を委ねてみたくなる…。それが、このミニアルバム「遙カノ島」なのです。
【アルバム概要】
アルバム名:遙カノ島
収録曲 :・港のバラッド (ニューバージョン)
・SODA WATER
・サンディロード (ニューバージョン)
・1975 (ニューバージョン)
・みゆき橋
・遙島(はるしま)
価格 :未定
お求めはiTunes Store等各音楽ダウンロードサイトにて
●小西寛子プロフィール
声優・シンガーソングライター、1975年10月26日、埼玉県川越生まれ・平塚育ち。相模女子大学短期大学部、中央大学法学部卒。NHK『おじゃる丸』をはじめ、『逮捕しちゃうぞ』『ドクタースランプ』『浦安鉄筋家族』『すごいよ!!マサルさん』『デジタルモンスター』ほか多数のアニメ、ゲームなどに主演や主要キャラクターとして出演。音楽面は、1994年のデビューからこれまでメジャーで50枚以上のCDを発売、昨今はシンガーソングライターとして活動、演奏から作詞・作曲・編曲、演奏、レコーディングまで全てこなす。
URL: https://hirokokonishi.com