リフォーム経験者のうち、約60%が補助金制度を認知
半数以上のリフォーム経験者が補助金を利用している
リフォームで補助金を使わなかった理由
補助金を利用してリフォームした箇所
この調査では、リフォームを促進するために政府が展開している補助金制度が、実際にどの程度浸透し、リフォーム実施の判断にどのような影響を与えているのかを調査しています。
【調査概要】
調査対象者 :過去5年以内にリフォームをした経験のある40代~60代の男女
回答者数 :644人
居住地 :全国
調査方法 :インターネット調査
アンケート実施期間:2025年5月13日~2025年05月22日
■リフォーム経験者のうち、約60%が補助金制度を認知
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リフォーム経験者のうち、約60%が補助金制度を認知
リフォーム経験者に補助金の認知度を調査したところ、回答者のうち約60%(375人)がリフォーム時に国や自治体などの補助金制度について知っていたと回答しました。
また、補助金を知っていると答えた方のうち、実際にリフォームで補助金を利用した方は約55%(209人)という結果に。
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半数以上のリフォーム経験者が補助金を利用している
多くの方がリフォームで補助金を活用している中で、利用しなかった方にはどのような事情があったのでしょうか。
今回の調査では補助金を使わなかった方に、その理由を伺いました。
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リフォームで補助金を使わなかった理由
リフォームで補助金を利用しなかった方の56%(93人)が「対象要件を満たしていなかった」と回答。
やはり利用条件を満たすのが難しかった方が多い一方で、「手続きが面倒そうだった(14.5%/24人)」「所得や条件などで対象外だと思った(16.3%/27人)」といった理由も上位に挙がっており、制度への理解不足や心理的なハードルが利用を妨げていることもわかりました。
■補助金は「窓や玄関ドア」「キッチン・浴室」のリフォームで利用した人が多い
次に、補助金を利用してリフォームを行った方がどこをリフォームしたのか見てみましょう。
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補助金を利用してリフォームした箇所
グラフを見ると、「キッチン・浴室・トイレなど水回りの改修(49.5%/102人)」が最も多く、次いで「窓や玄関ドアの改修(44.7%/92人)」、「エコ住宅設備(太陽光システム・節水トイレなど)の導入(29.1%/60人)」という結果になりました。
毎日使用する水回りのリフォームが上位にランクインするのは当然といえますが、窓や玄関ドア、エコ住宅設備、バリアフリーリフォームなど補助金交付の対象になっている箇所をリフォームしている方が多い結果を見ると、補助金制度の影響は大きいと言えます。
■補助金を利用したリフォーム経験者の約半数が「補助金がなければ今回のリフォームプランは実現しなかった」と回答
では、これらの補助金制度は実際にリフォームの意思決定にどの程度影響しているのでしょうか?
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補助金はリフォーム実現の後押しに
補助金を利用してリフォームを行った方に「補助金がなかった場合、今回のリフォームはしていましたか?」と伺ったところ、「補助金がなければこのリフォームはしなかった」「内容を縮小して実施していたと思う」と回答した方が約半数(50.4%/104人)という結果になりました。
また、「補助金がなければそもそもリフォームを思い立たなかった」という方も5.3%(11人)いて、補助金制度がリフォーム実現の後押しになっていることが伺えます。
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補助金を利用したことで感じたメリット
利用者が実際に感じたメリットを聞いてみると、費用負担軽減を実感している方は約7割。多くの方が補助金を活用することで、経済的なハードルを下げてリフォームに踏み切れたことがうかがえます。
ほかにも同じ予算内でグレードアップや工事範囲の拡張を実現したケースもあり、補助金がリフォームの意思決定に与える影響は大きいといえるでしょう。
実際に、補助金制度はどのくらいの費用負担軽減になっているのでしょうか?
今回の調査では、リフォーム総額のうち補助金が占めた割合も同時に調査しました。
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リフォーム総額のうち、補助金が占めた割合
調査結果を見ると、7割以上の方が補助金額は総工事費の3割以内と回答。大幅な費用負担軽減とまではいかないものの、家計の助けになっていることがわかります。
■一方でリフォーム会社が知識不足だと、不満を感じた人の割合が高い傾向に
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補助金制度や手続きで難しかった/不満だったことと補助金を使って行ったリフォームが不満と回答した人との関係
補助金を利用してリフォームを行った方に、利用にあたって難しかったことや不満だったことを調査し、それぞれの項目について満足度との関係を分析しました。
その結果、「リフォーム会社や工務店が詳しくなかった」を選択した方の中で「不満」「非常に不満」と回答した割合が16.6%と最も高く、この点が補助金利用における課題となっていることがわかりました。
実際に補助金を利用してリフォームを行った方からは、下記のようなアドバイスが見られています。
「補助金には国や地方自治体など様々なので、熟知している業者を選ばないと損すると思います。」(60代 男性)
「補助金のことは複雑だから業者にもきちんと確認した方が良い」(40代 女性)
「補助金の申請など業者がしっかりした所が良い」(60代 女性)
また、ほかにも「今回のリフォームが対象になるかどうかが分かりにくかった(15.6%)」
「制度の内容がわかりにくかった(10.5%)」ことに不満を抱いたリフォーム経験者も多く、自ら情報収集をしていても、複雑な制度を理解するのに苦しむ方が多いこともわかりました。
この結果から、補助金を活用したリフォームを成功させるためには、制度に詳しいリフォーム会社を選ぶことがカギとなるでしょう。
■まとめ
今回は、リフォームの補助金制度が、実際にどの程度浸透していて、リフォーム実施の判断にどのような影響を与えているのかを調査しました。
年々注目が高まっている制度だけあって、認知度も高く、活用して費用負担を抑えながらリフォームをした方も多い結果に。
補助金を利用したリフォーム経験者の約半数が「補助金がなければ今回のリフォームプランは実現しなかった」と回答した結果からも、補助金がリフォーム決断の後押しになっていると言えそうです。
しかし一方で、リフォーム会社の補助金に対する知識が不足していると、利用者の不満が高くなるという課題も明らかになりました。
制度の内容がわかりにくかったという声もあったことから、自分一人での情報収集では複雑な補助金制度を完全に理解するのは難しく、制度に精通したリフォーム会社の力を借りながらリフォームを進めるのがよいといえるでしょう。
さらに、補助金の中には事業登録をしたリフォーム会社でないと申請できない補助金も存在します。
そのため、補助金を活用したリフォームを検討する際は、事前の情報収集と適切な会社選びが重要です。リフォームガイドではWebサイト上で補助金制度をわかりやすく解説しています。また、お住まいの地域で補助金を使ったリフォームに対応できるリフォーム会社もご紹介しています。
■リフォームガイドとは
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リフォームガイド10周年記念ロゴ
リフォームガイドでは、リフォーム会社選びの専門家であるコンシェルジュが、あなたのリフォームに合った会社を選定し、希望の工事内容を各社に伝えた上で、現地調査の日程調整まで行っています。
その際、前述のような補助金対応ができる会社のみに絞ったご紹介も可能です。
また、現地調査後も見積もりが提出されたかどうかの確認・相見積もりの相談・お断り代行・万が一の完成保証の発行を行うなど、見積もり取得から契約までトータルサポートを実施しています。
【サービス概要】
サービス名 : リフォームガイド
URL : https://www.reform-guide.jp/
サービス内容: リフォーム会社の紹介・見積もり依頼代行等のサポート、
リフォームに関するノウハウやリフォーム会社に関する情報の提供
【運営会社】
会社名 : あなぶきデジタルサービス株式会社
所在地 : 東京都渋谷区道玄坂1-13-5 MST渋谷ビル2F
代表者 : 代表取締役 松本 伸也
事業内容: オンラインサービスの提供
URL : https://anabuki-digital.co.jp/