令和6年の様子
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令和6年の様子
近畿大学工学部(広島県東広島市)建築学科 意匠設計研究室(教授 前田圭介)は、福山本通商店街振興組合(広島県福山市)、福山市が指定を行う都市再生推進法人 福Lab株式会社(広島県福山市)と連携し、令和7年(2025年)7月11日(金)・12日(土)に開催される「第48回福山とおり町七夕まつり」において、傘と行燈と短冊でとおり町を彩るイベントの企画・運営を行います。
【本件のポイント】
●福山本通商店街振興組合、福Lab株式会社、近大工学部の産官学連携企画
●廃棄予定の傘や牛乳パックを活用し、SDGsに配慮した装飾で商店街を彩る
●学生が企画・運営に主体的に関わることで未来のまちづくり人材を育成
【本件の内容】
福山市本通・本通船町商店街は、かつては福山の中心商店街として賑わっていましたが、平成に入り、一時は空き店舗率が30%を超えるなど衰退の色が見えはじめました。そこで、地域再生施策として「地域コミュニティの活用」を掲げ、地域交流型施設や若者を対象としたコミュニティ施設を次々に開設。平成28年(2016年)には、建築家の前田圭介(現 近畿大学工学部建築学科教授)が率いる建築設計事務所UID(広島県福山市)の設計により、老朽化したアーケードを取り払い、かわりに7千本のステンレスワイヤを張ることで「日光も雨風も感じるアーケード」へとリニューアルしました。
「第48回福山とおり町七夕まつり」は、福山本通商店街振興組合、都市再生推進法人 福Lab株式会社と近畿大学工学部建築学科 意匠設計研究室による産官学連携で、単なるお祭りとしての賑わい創出だけでなく、商店街の活性化、地域に根ざした伝統行事を地域住民と学生、企業・行政が一体となり未来へと紡いでいくことを目的に開催します。
当日は、「願いの光、夏の空」と題し、幼稚園児や小学生らおよそ1,400人が夢や想いを込めた短冊や行燈、傘などを作成し、アーケードのワイヤに吊して、商店街を華やかに彩ります。素材の収集から設営作業に至るまで近畿大学工学部の学生が主体的に取り組み、装飾に使用する傘は廃棄予定のビニール傘を回収したものを中心に活用し、行燈には使用済みの牛乳パックなどを再利用することで、SDGsの視点から持続可能な社会の実現にも配慮しています。
他にも、親子で参加できる行燈づくりワークショップや、近畿大学工学部の学生による屋台など、来場者が楽しめる参加型の催しを多数展開します。また、夜間には「アンブレラナイト」として行燈に灯りがともり、幻想的な雰囲気が街を包み込みます。
学生が企画運営に主体的に関わることで、まちづくり人材の育成にもつながる実践的な学びの機会となっています。
【開催概要】
日時 :令和7年(2025年)7月11日(金)17:00~21:00(前夜祭)
7月12日(土)10:00~21:00
場所 :福山市本通・本通船町商店街(福山とおり町 Street Garden)
(広島県福山市笠岡町1-13、JR山陽本線「福山駅」から徒歩約9分)
対象 :一般の方
主催 :福山本通商店街振興組合
共催 :都市再生推進法人 福Lab株式会社、近畿大学工学部
お問合せ:都市再生推進法人 福Lab株式会社 TEL(084)927-0136
【関連リンク】
工学部 建築学科 教授 前田圭介(マエダケイスケ)
https://www.kindai.ac.jp/meikan/2729-maeda-keisuke.html
工学部
https://www.kindai.ac.jp/engineering/