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コメント箇所内訳
属性別内訳
季節ワード例
今回が3回目の調査となり、更なる考察を広げます。各界企業様のマーケティング活動のヒントになれば幸いです。
詳細URL: https://www.the-first.co.jp/com/pdf/news/20250225_news.pdf
■調査概要
調査名 : しあわせなときに関する調査
目的 : 生活者の“しあわせの気持ち”を見つけ出し、
生活者の気持ちを動かすポイントや新たな価値を創り出す。
実施時期 : 2024年11月13日~12月1日
対象数 : 20歳以上の男女256名(男性129名 女性127名)
調査手法 : アンケート調査
アンケート調査内容: (1)ここ1カ月間の「しあわせ度」調査(10段階評価)
(2)「しあわせなときの写真」の投稿、しあわせ度(10段階評価)、コメント
(3)3カ月後の「しあわせ度」調査(10段階評価)、コメント
第1回調査記事 : よろしければご参照ください。
https://www.the-first.co.jp/com/pdf/news/20240913_news.pdf
第2回調査記事 : https://www.the-first.co.jp/com/pdf/news/20241115_news.pdf
調査主体 : 株式会社ファースト
実施機関 : 株式会社クロス・マーケティング
■「しあわせなときに関する調査」結果からの考察(サマリー)
しあわせキーワード(1):季節感がもたらすしあわせマインド
季節感そのもの・季節の催事やイベントが生活者のしあわせにいかに影響しているかを考察。
季節感ワードを伴ったコメントは計34件。
画像1: https://www.atpress.ne.jp/releases/427036/LL_img_427036_2.png
コメント箇所内訳
属性別では以下のような結果でした。
画像2: https://www.atpress.ne.jp/releases/427036/LL_img_427036_3.png
属性別内訳
40代が最も多く、30代が少なめですがどの世代もコメントは一定数みられます。また、既婚者の割合が高く、ご夫婦で季節感を楽しむコメントがいくつかみられました。(男女・子どもの有無での差はほぼなし)
画像3: https://www.atpress.ne.jp/releases/427036/LL_img_427036_4.png
季節ワード例
更に、季節感ワードが入る箇所による数値にも注目。
画像4: https://www.atpress.ne.jp/releases/427036/LL_img_427036_5.png
平均比較表
→写真コメントに季節のワードが入っている人はしあわせ度の数値が全体平均よりも0.3point高く、また、ここ1カ月のしあわせ度から写真のしあわせ度の伸び率が平均より+0.2point高い結果となりました。些細な出来事でも季節の要素が加わるとしあわせ度が増強する傾向があるのではないでしょうか。
→3カ月後のコメントに季節のワードが入っている人は平均よりしあわせ予測値が高いです。特に今回は「年末」や「正月」というワードが目立ち、家族が集まる・特別な予定があるなどワクワク感につながるようなコメントが多い結果となりました。季節の移り変わりに伴うイベントと共に、しあわせ度の高まりに繋がっています。
結論:季節そのものや伴ったイベントに生活者はしあわせを感じる傾向があります
何気ない季節の移り変わりを感じること、季節のイベントを体験、そして未来にそのような予定があることで(待つしあわせ)、しあわせマインドをUPさせることができるのではないでしょうか。
しあわせキーワード(2):しあわせ度の高い人は自分が感じたしあわせの言語化に長けている!
~しあわせ度に関するコメント量から推察するしあわせ感度の違い~
「しあわせなときの写真」へのコメント量が多い人は、総じて「ここ1カ月のしあわせ」「3カ月後のしあわせ」の点数が高い傾向にあることがわかります。
※しあわせ度の低い人=「ここ1カ月のしあわせ」「3カ月後のしあわせ」がともに4以下の方
※しあわせ度の高い人=「ここ1カ月のしあわせ」「3カ月後のしあわせ」がともに9以上の方 に設定
画像5: https://www.atpress.ne.jp/releases/427036/LL_img_427036_6.jpg
コメント量比較(しあわせ度の低い人)
画像6: https://www.atpress.ne.jp/releases/427036/LL_img_427036_7.jpg
コメント量比較(しあわせ度の高い人)
しあわせ度の高い人は、自分がしあわせに感じたときの表現や自分のしあわせが何に起因するのか、について言語化が出来ています。
更に、しあわせ度の違いによる写真内容やコメントを比較したところ、特徴がみられました。
画像7: https://www.atpress.ne.jp/releases/427036/LL_img_427036_8.png
コメント量比較(詳細)
しあわせ度の高い人は気持ちや時間に余裕があることを前提に、「自分」や「自分のしあわせ」について捉え方が深い傾向です。つまり、自分や日常・暮らしへのしあわせの言語化に長けていると言えるのではないでしょうか。
また、食に関するコメントが多かったため、その内容を比較してもしあわせ度の低い人は食べ物の説明や味についてのコメントが中心、しあわせ度の高い人は食そのものよりも食を囲んだ相手やシーンに関するコメントが中心でした。
画像8: https://www.atpress.ne.jp/releases/427036/LL_img_427036_9.png
食のしあわせ・コメント比較(しあわせ度の低い人)
画像9: https://www.atpress.ne.jp/releases/427036/LL_img_427036_10.png
食のしあわせ・コメント比較(しあわせ度の高い人)
結論:『自分や自分のしあわせへの解像度を高める』
つまり、自分や自分にとってのしあわせなモノ・コト・トキについて、語れる状況が多くあるとしあわせを感じやすくなります。
可処分所得の増加に寄与することは難しいですが、自身を振り返る時間・余裕のある状態をつくることがしあわせを感じるきっかけにつながるかもしれません。
自分をよく知る時間を作り、さまざまな時間単位でリラックスできる時間を持つことが重要で、また、「食」以外にも興味や関心を持つことは、幸福感を高める一因といえます。自分自身と向き合い、心にゆとりを持つことがしあわせを感じるための第一歩になるのではないでしょうか。
しあわせキーワード(3):「食べるしあわせ」東西比較
~食べることによるしあわせについて、東京・大阪の女性で比較~
しあわせ(写真)コメントに「食べる」と記載された女性をピックアップ。「食べることによるしあわせ」について東京と大阪の違いに注目。
3つのアンケート項目におけるしあわせ度の平均をみてみると、食べることにしあわせを感じる方は全体的なしあわせ度が高い傾向がありました。特に大阪は全体的に高い数値になっています。
画像10: https://www.atpress.ne.jp/releases/427036/LL_img_427036_11.png
東西別・しあわせ度数値
また、東京と大阪ではコメントの傾向に違いがみられました。
画像11: https://www.atpress.ne.jp/releases/427036/LL_img_427036_12.png
傾向の違い
結論:
・食べることにしあわせを感じる方は東京・大阪ともに平均よりしあわせ度が高い
・東京の食べることにしあわせを感じる人は、“誰かと食べる時間”についてしあわせを感じている
・大阪の食べることにしあわせを感じる人は、“食べるシチュエーション”がしあわせのポイント
■「しあわせ発掘プロジェクト」とは
「しあわせ調査」を通して生活者の“しあわせの気持ち”を分析。
“しあわせ”とは何に起因し、どういった状態のことを表しているのかを見つけ、新たな価値や消費のカタチなど“しあわせ”を軸にしたマーケティングに役立つ生活者情報を発信する自社内プロジェクトです。
画像12: https://www.atpress.ne.jp/releases/427036/LL_img_427036_1.jpg
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