遠州織物×久留女木の棚田プロジェクト最終製品9種
2023年春、綿花の種まきの様子(久留女木の棚田)
2023年秋、綿花の収穫の様子(久留女木の棚田)
久留女木の棚田綿商品_画像1
国内有数の地域資源である「棚田」の景観と多面的機能を守りながら、地域の伝統ある繊維産業と協業し、最終製品の製作から全国での販売までを一貫して行う“地元生産”プロジェクトは国内でも珍しい取り組みです。
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遠州織物×久留女木の棚田プロジェクト最終製品9種
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2023年春、綿花の種まきの様子(久留女木の棚田)
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2023年秋、綿花の収穫の様子(久留女木の棚田)
■イベント会場
3月6日(木)~9日(日) 【日本橋】コレド室町3・3F「HUIS POPUPイベント」
3月7日(金)~9日(日) 【浜松】まるたけ堂珈琲「HUIS POPUPイベント」
3月8日(土)~10日(月) 【大阪】趣佳「HUIS POPUPイベント」
※3月12日以降も在庫がある場合「高崎・スズラン百貨店」「広島・福屋」「静岡・コリドーフジ」等でも販売予定
■HUISショールーム(いずれも3月6日(木)~)
渋谷店 東京都渋谷区渋谷2-24-12 渋谷スクランブルスクエア9F garage内
丸の内店 東京都千代田区丸の内2丁目4-1 丸の内ビルティング4F garage内
横浜店 神奈川県横浜市神奈川区金港町1-10 横浜ベイクォーター3F noni内
立川店 東京都立川市緑町3-1 GREEN SPRINGS E2-208 Rust内
名古屋店 愛知県名古屋市中村区平池町4-60-12 グローバルゲート3F garage内
豊橋店 愛知県豊橋市曙町南松原17 garage内
■プロジェクトの概要
株式会社HUISと久留女木地域振興協議会は、荒廃農地の利活用、地域の自然資源や伝統産業の普及啓発、そして棚田産綿を含む遠州織物による最終製品化を目指し、“遠州織物×久留女木の棚田プロジェクト”を2023年春にスタートしました。休耕田を活用した綿の栽培は、耕作放棄地の再生に始まり、種まき・収穫体験イベントなども開催してきました。
収穫した綿花は、種取り・紡績・製織・縫製など多くの事業者様にご協力いただきながら約2年をかけ、2023年収穫の綿を約15%含む遠州織物になり、このたびシャツ・ブラウス・スカートなど全9種が完成しました。
特に製品化の工程では、障害者就労・生活支援センターだんだんに「綿繰り(種とり)」を依頼、「農業×福祉×繊維業」との新たな連携を実現しました。
また、杉村整経(整経)、和田サイジング(糊付け)、マルマス経糸準備(へ経し)、カネタ織物(生地企画・製織)など地元の繊維事業者と協業させていただき、これまで一般消費者には知られることのなかった「生地になるまでの工程」とその担い手への関心喚起を図るため、製品値札にサプライチェーンを明記しました。これらの作業の様子をまとめた動画も、値札の二次元コードからご覧いただくことができます。
アパレル業界でも近年、原材料の国内生産への関心が高まる中、各地で“綿栽培プロジェクト”が立ち上がっていますが、国内有数の地域資源である「棚田」の景観と多面的機能を守りながら、地域の伝統ある繊維産業と協業し、最終製品の製作から全国での販売までを一貫して行う“地元生産”プロジェクトは国内でも珍しい取り組みです。
<製品値札には工程に関わった事業者を記載。紙は、「富士工業技術支援センター」の協力のもと、遠州織物の端材から生まれた再生紙を使用。>
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製品値札(シリアルNo、工程動画二次元コード入り)
<二次元コードからは工程に関わる事業者の作業の様子を動画で見ることができる。>
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糊付け工程(リリース動画の一部)
画像6: https://www.atpress.ne.jp/releases/426089/LL_img_426089_9.png
へ通し(リリース動画の一部)
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製織(リリース動画の一部)
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染色工場(リリース動画の一部)
■「久留女木の棚田×遠州織物プロジェクト」2023年産棚田シリーズ製品リリース概要
・日程 :令和7年3月6日(木)より販売スタート
・商品 :シャツ、ブラウス、スカート(全9種アイテム、約140着)
※全商品にシリアルナンバーが入ります
・原材料:久留女木の棚田 2023年収穫分15%、
アメリカ産オーガニックコットン85%
・販売 :HUISオンラインストア、HUISショールーム6店、
全国百貨店等イベント会場
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久留女木の棚田綿商品_画像1
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久留女木の棚田綿商品_画像2
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久留女木の棚田綿商品_画像3
■プロジェクト協力事業者・団体
綿花栽培・収穫:久留女木地域振興協議会、竜宮小僧の会、
静岡文化芸術大学・引佐耕作隊
綿繰り :障害者就労・生活支援センターだんだん【浜松市】
紡績 :大正紡績株式会社【大阪府】
整経 :杉村整経【浜松市】
糊付け :和田サイジング【浜松市】
へ通し :マルマス経糸準備【浜松市】
生地企画・製織:カネタ織物株式会社 【掛川市】
晒し・染色 :大長【滋賀県】
製品企画 :ウィンスロップ【東京都】
裁断・縫製 :ライムコーポレーション【福島県】、
株式会社トセジマガーメント【福島県】、
有限会社ワイズファッション【秋田県】
検品・プレス :株式会社サンロジ【東京都】
■プロジェクトの発足経緯
休耕田や耕作放棄が進む「久留女木の棚田」では、「久留女木地域振興協議会」を立ち上げ田畑の活用や棚田保全を進めるべく地元企業との連携を模索していました。かつて遠州一体では綿花栽培が盛んだったことから繊維産業が発展した経緯もあり、遠州織物を扱う地元アパレル企業HUISと地元産業の活性化や環境保全の理念を共有し、本プロジェクトをスタートしました。
■久留女木の棚田
農林水産省が認定する「つなぐ棚田遺産」や「浜松認定文化財」、「ふじのくに美しく品格のある邑」にも認定され、静岡県景観賞を受賞するなど、静岡県を代表する農村景観。
各地の棚田で担い手不足や荒廃農地の増加が課題となる中、棚田塾や体験イベントなど独自の取り組みにより棚田に関わる“関係人口”の創出、外部耕作者の育成に積極的に取り組んでおり、研究機関や関係団体からも注目されています。
令和8年には「棚田サミット」が浜松市で行われることが決まっており、政令指定都市では初開催となります。
画像12: https://www.atpress.ne.jp/releases/426089/LL_img_426089_12.jpg
久留女木の棚田
■遠州織物アパレルブランド「HUIS(ハウス)」
浜松市を拠点とし全ての商品を遠州織物で製作するアパレルブランド。全国約70店の取扱店で展開。旧式のシャトル織機が現存する遠州産地の利点を活かし、シャトル織機が生み出す特別な風合いと機能性を持った生地に絞った製品製作を行い、全国にファンが広がっています。一般のアパレルブランドとは異なり、産地・産業を訴求する製品製作と情報発信を行っております。
書籍『HUIS.の服づくり -遠州発の産地発ブランドがアパレルの常識を変える-』(主婦と生活社)を2024年3月出版。
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HUISブランドイメージ写真