starthome-logo 無料ゲーム
starthome-logo

静岡県三島市で初となる市民参加型の現代アート芸術祭「三島満願芸術祭2023」を11月11日(土)より開催



三島満願芸術祭2023


辻梨絵子


古川諒子


山本篤

三島アートプロジェクト実行委員会(実行委員長=山森達也)は、静岡県三島市を舞台とした市民参加型の芸術祭「三島満願芸術祭2023」を11月11日(土)~26日(日)に開催いたします。初の開催となる「三島満願芸術祭2023」は、市民メンバーが発起人となって立ち上げた「三島アートプロジェクト実行委員会」を中心に、三島市内の空き店舗を会場として、アートを通して街の魅力を伝えていきます。展示作品は、3人の現代アートのアーティストが三島の街に暮らす人々とともにつくりあげた新作です。制作途中のプロセスにも、三島の場所や人が関わっています。また会期中は地域と連携し、三島の街をアートで巡る各種プログラムを実施します。

画像1: https://www.atpress.ne.jp/releases/373740/LL_img_373740_1.jpg
三島満願芸術祭2023

<開催期間>
11月11日(土)~11月26日(日)

<開催時間>
月~金:15時~20時
土日祝:10時~20時(初日は13時開始/最終日は17時終了)

三島満願芸術祭2023 公式ホームページ
https://manganart.com


●「三島満願芸術祭2023」3つの見どころ
(1) 三島のリサーチに基づく現代アートの新作展示
絵画やインスタレーション、映像など、多様なメディアで活躍するアーティストたちが、三島を切り口とした新作を発表します。
作品展示は、アーティストが市民メンバーとともに街を歩き、映像を撮影し、三島に暮らす人々の協力のもとで制作されました。作品展示の会場は、すべて歩いて巡ることができます。本芸術祭の会場が位置する商店街の街並みや、生活のそばにある豊かな三島の自然も合わせてお楽しみください。

(2) 多様なプログラムの展開
三島にまつわる歴史や文化を出発点とした多様なプログラムを実施します。ワークショップやイベントは、三島ならではの資源を活用した本芸術祭だけのスペシャルな企画です。作品展示とあわせてワークショップやイベントに参加することで、本芸術祭をより深く味わうことができます。三島に暮らすメンバーで企画されたプログラムも、見どころのひとつです。

(3) 三島の街の魅力を知る
展示作品だけでなく、市民による三島の街歩きやトークで、三島の魅力をより深く知ることができます。会場は、アート散歩としても歩いて移動のしやすいところに位置しています。アート作品やワークショップを通じて街をめぐりながら、三島のユニークなカフェや居酒屋をめぐるのもいかがでしょうか。


●展示コンセプト
― 個の物語が「公」となるとき、公の物語が「個」となるとき

三島満願芸術祭は、この街を、アートを介して見つめ直し、街の中にひそむ問いにクリエイティブに応答していくものです。
三島で書かれたという太宰治の『満願』。作者は語り手の「私」といわれています。作中で繰り広げられる三島を舞台とした光景は、読み手に確かな日常を想像させ、生きることのたくましさと矛盾を思い出させてくれるものです。三島にはそんな物語を書かせた文化的背景が残っています。
街がもつ固有の物語とアーティストの視点を交差させ、市民とアーティストの協働でつくりあげる作品は、「今・ここ」という物語を積み重ねていきます。単なる個の物語にとどまらず、多くのひとと共有していく。ひとりひとりの願いをかなえるように、新たなナラティブを創出します。
(アーティスティック・ディレクター 戸塚愛美)


●アーティスト/作品展示
3人のアーティストによる三島のリサーチに基づく現代アートの新作を展示します。

<辻梨絵子>

画像2: https://www.atpress.ne.jp/releases/373740/LL_img_373740_2.jpeg
辻梨絵子

会場:Q鈴木商店(三島市広小路町1-31)

集まった方とともにビーズで編み上げた富士山のカーテン。かつてタバコの看板が残る雑貨屋として市民に愛されていた会場は、富士山モチーフのビーズがきらめく空間に生まれ変わります。作家が三島を訪問する前/後の印象を出発点とし、集まった市民メンバーと三島の街から見える富士山を探して練り歩き、イメージを構築していきました。三島の人の暮らしを見つめ直し、見過ごされがちなものに光を当てていきます。

- 辻梨絵子 Rieko Tusji
1991年東京生まれ。京都造形芸術大学(現・京都芸術大学)美術工芸学科現代美術・写真コースを卒業し、東京藝術大学大学院美術研究科グローバルアートプラクティス専攻修了。在学中にチューリッヒ芸術大学・バウハウス大学へ交換留学。作家の活動は、主に作家の個人的な体験やあまり有名でない神話・伝説などの物語から着想されることが多い。作品を通じて人々にあまり認識されていない価値観や思想などを、鑑賞者と共有するのが彼女の制作の目的のひとつ。

<古川諒子>

画像3: https://www.atpress.ne.jp/releases/373740/LL_img_373740_3.jpeg
古川諒子

会場:Q後藤ガラス(三島市芝本町7-1)

ことばを切り刻んで分解し、あらたに並べ直した後に、絵画作品としてイメージを紡ぐ手法で知られる古川諒子。集まった方とともに「三島の言葉集め」を行い、実際にテキストを解体し再構築するプロセスを経た絵画作品を展示します。三島に暮らす人々の日常のメモや日記も、作品の素材となっています。三島の言葉から生成された、やわらかな絵画の空間をお楽しみください。

- 古川諒子 Ryoko Furukawa
1994年生まれ。2020年広島市立大学芸術学部油絵専攻卒業、22年広島市立大学大学院芸術学研究科油絵研究博士前期課程修了。作品とタイトルの相互関係に着目し、タイトルの生成を起点に絵画を制作している。主な個展に、「火星にコンピュータの本は2つしかない」(ARTDYNE、東京、2023)、「太平洋は銀製」(ヒロセコレクション、広島、2023)、「回る羽根を切る貼る」(MONO.LOGUES、2022、東京)。滞在制作に「ニュー・リアリティ」(アートギャラリーミヤウチ、広島、2021)

<山本篤>

画像4: https://www.atpress.ne.jp/releases/373740/LL_img_373740_4.jpeg
山本篤

会場:Qたまるや1F(三島市本町1-32)

芸術祭の名前にもなっている太宰治の『満願』からインスピレーションを受けた映像作品と笑栄通商店街を舞台としアートの力で商店街のシャッターが次々と開いていく、コミカルでハートフルな映像作品を展示します。作品を通じて、個のみならず公の物語を交差させ、この街で暮らすことを再考していきます。

- 山本篤 Atsushi Yamamoto
1980年東京都生まれ。多摩美術大学絵画学科卒業後、2003年に単身ベルリンへ渡り映像制作を始め、これまでに250本以上の作品を制作している。生真面目なまでに日常生活の中で制作を実践し続ける姿勢は、勤め人として、父親として生活を営む現在でも変わらない。主な展覧会に「MY HOME IS NOT YOUR HOME」シュウゴアーツ(2022)、「祈りのフォーム」Art Center Ongoing(2020)、「どう生きるか #2 六本木にて」シュウゴアーツ(2018)、「MAMスクリーン07」森美術館(2017-18)、「国立奥多摩映画館」国立奥多摩美術館(2016)など


●関連イベント
作品展示を行うアーティストによるワークショップや、三島満願芸術祭2023ならではの三島の街を主題にした関連イベントを開催します。三島満願芸術祭2023をより深く味わうことができるプログラムです。

<三島をめぐる3つの詩のワークショップ/カニエ・ナハ(詩人)>

画像5: https://www.atpress.ne.jp/releases/373740/LL_img_373740_5.jpeg
三島をめぐる3つの詩のワークショップ

三島の新芸文「はめ字文」、三島生まれの詩人・大岡信の「連詩」、三嶋暦と水の流れ(喩としての時間)をテーマとし、参加者とともにインフラとしての文学を再考し、三島ならではの詩を紡いでいきます。

1. mangan篇/三島の詩のかたちとあそぶ 11月12日(日)10時~12時
2. oriori篇/「うたげと孤心」に詩をまなぶ 11月19日(日)13時~15時
3. seseragi篇/三嶋暦と水の流れに詩を描く 11月25日(土)10時~12時
4. yuukoku篇/三島の詩のかたちとあそぶ 11月25日(土) 15時~17時
・参加費 :無料
・お申し込み方法:ウェブサイトをご覧ください

<映像作品鑑賞会 ―山本篤のマージナルな世界―/山本篤>

画像6: https://www.atpress.ne.jp/releases/373740/LL_img_373740_6.jpeg
映像作品鑑賞会 ―山本篤のマージナルな世界―

作品展示作家の山本篤による過去の映像作品の上映会。参加した方とともに対話を行いながら、アーティスト山本篤の作品を鑑賞していきます。知れば知るほど謎に包まれる時間をお楽しみください。

・11月26日(日)14時~15時30分
・参加費:無料
・事前申し込み不要

<見えない風景を描く ―私の風景を伝える・相手の風景を聴く/灰原千晶>

画像7: https://www.atpress.ne.jp/releases/373740/LL_img_373740_7.png
見えない風景を描く ―私の風景を伝える・相手の風景を聴く

自分のいるところからは、ひとつの景色しか見ることができません。他の人が見ている風景を、お互いの言葉を使って探り、作品として表現していきます。

・11月26日(日)15時~17時
・参加費 :無料
・お申し込み方法:ウェブサイトをご覧ください

<絵画ワークショップ:にじみの中から、かたちを探る/古川諒子>

画像8: https://www.atpress.ne.jp/releases/373740/LL_img_373740_8.jpeg
絵画ワークショップ:にじみの中から、かたちを探る

画家・古川諒子の扱うステイニングという技法。ステイニングとは、キャンバスに薄く溶いた絵具で直接描く技法を指します。本ワークショップは、三島由来の言葉の持つイメージから、実際にステイニングをつかって、参加者それぞれが作品を制作していきます。画面に広がる揺らぎを観察しながら、色彩と染みのかたちから美しさや面白さを発見していきます。

・11月18日(土)16時~18時
・参加費 :500円(材料費)
・お申し込み方法:ウェブサイトをご覧ください
※汚れてもいい服装、またはエプロンなどをお持ちの上、お越しください。


●オープニング トークセッション
芸術祭のアーティスティックディレクターや参加アーティストから本展のコンセプトや作品にまつわる制作プロセスをお話します。また、今回初めての試みとなる芸術祭の立ち上げにあたり、三島の街からみたアートの関わりを三島の街の人々とともに探っていきます。

・日時 :11月11日(土)13~14時
・場所 :佐藤塾(三島市本町13-2)
・ゲスト:豊岡武士(三島市長)、西原宏夫(三島市観光協会会長)、
坪井則子(佐野美術館館長)
・申し込み不要(ライブ配信予定)
・報道関係者に限らず、どなたでもご参加いただけます。


【開催概要】
名称 :三島満願芸術祭2023
開催期間 :2023年11月11日(土)~26日(日)
開催時間 :月~金 15時~20時/土日祝 10時~20時
(初日は13時開始/最終日は17時終了)
作品展示会場 :●Q鈴木商店(三島市広小路町1-31)
●Q後藤ガラス(三島市芝本町7-1)
●Qたまるや(三島市本町1-32)
その他プログラム・イベントは街中各所で開催
インフォメーション:MITOWAみしま1F特設会場(三島市一番町17-1)
入場料/視聴料 :無料 ※ワークショップ等は一部有料
主催 :三島アートプロジェクト実行委員会
後援 :三島市、三島市教育委員会、三島市観光協会、
三島商工会議所
支援 :アーツカウンシルしずおか
    Loading...
    アクセスランキング
    starthome_osusumegame_banner
    Starthome

    StartHomeカテゴリー

    Copyright 2024
    ©KINGSOFT JAPAN INC. ALL RIGHTS RESERVED.