特集展示
役行者絵巻 第7段 江戸時代 17~18世紀
理源大師像 室町時代 16世紀
不動明王像 南北朝~室町時代 14~15世紀
画像1: https://www.atpress.ne.jp/releases/346362/LL_img_346362_1.jpg
特集展示
【見どころ(1)】 12m以上ある役行者絵巻を展示
修験道は諸信仰が集合した、日本独自の信仰の形で、飛鳥~奈良時代の役小角(役行者/神変大菩薩)が祖とされます。本特集展示では、役小角の物語を描いた現存数少ない役行者絵巻を展示し、役小角の足跡を辿ります。絵巻は草花などを金泥で描いた料紙も用いられており、とても美しい作品です。
【見どころ(2)】 現存2通しかない聖宝(理源大師)自筆の解由状を展示
醍醐寺を開いた聖宝(理源大師)は、役小角の約200年後に大峯山を復興、当山派と呼ばれる真言系修験道の流祖になりました。今回展示する東寺解由状は、東寺の官職交替にあたり引継業務が完了したことを証する文書で、数少ない聖宝の署名がみとめられる貴重な資料です。また、聖宝の肖像も展示し、その面影をたずねます。
【見どころ(3)】 外部講師による講演を会期中に2本開催
◆講演会「古代・中世における修験道の足跡をたどる-その教説と実践-」
5月28日(日)永村眞氏(日本女子大学名誉教授)
◆講演会「山岳信仰と仏教」
6月25日(日)鈴木正崇氏(慶應義塾大学名誉教授)
※どちらも、会場・オンライン併催(1週間の見逃し配信あり)/参加費無料/事前申込制
<参考資料>
◆主な展示作品
<特集展示>
「修験と密教の美術 祖師とみほとけ」
・役行者絵巻
修験道の祖と尊崇される役小角の物語を描写した絵巻物
画像2: https://www.atpress.ne.jp/releases/346362/LL_img_346362_2.jpg
役行者絵巻 第7段 江戸時代 17~18世紀
・理源大師像
醍醐寺を開いた聖宝は修験道中興の祖とも位置づけられる
画像3: https://www.atpress.ne.jp/releases/346362/LL_img_346362_3.jpg
理源大師像 室町時代 16世紀
・不動明王像
中央の不動明王と四隅の種子で五大明王を表している
画像4: https://www.atpress.ne.jp/releases/346362/LL_img_346362_4.jpg
不動明王像 南北朝~室町時代 14~15世紀
展覧会名:特集展示「修験と密教の美術 祖師とみほとけ」
会期 :2023年3月22日(水)~7月9日(日)
開館時間:10時~17時30分(入館は17時まで)
休館日 :毎週月曜日・火曜日
入場料 :無料
画像5: https://www.atpress.ne.jp/releases/346362/LL_img_346362_5.jpg
特集展示
<常設展示>
常設展示は、《ガンダーラの仏教美術》と《祈りの世界》で構成されています。
《ガンダーラの仏教美術》のエリアでは、2~3世紀ごろ作られたガンダーラの仏伝浮彫を複数展示しており、釈尊の前世や誕生、成長から出家、悟り、説法、入滅といった釈尊の生涯をたどることができます。《祈りの世界》は、当館の中心となる展示エリアで、その中央に大日如来坐像を展示しています。不動明王坐像、両界曼荼羅とともに、静かに作品と向き合える展示空間です。
・大日如来坐像
運慶作と推定されている金剛界大日如来像
画像6: https://www.atpress.ne.jp/releases/346362/LL_img_346362_6.jpg
大日如来坐像 鎌倉時代 建久4(1193)年か <重要文化財>
・不動明王坐像
醍醐寺中興の祖・義演と豊臣家にもゆかりの像
画像7: https://www.atpress.ne.jp/releases/346362/LL_img_346362_7.jpg
不動明王坐像 平安時代 12世紀
・説法印仏坐像
両手を胸前に上げ説法印(転法輪印)を結んで結跏趺坐する釈尊像
画像8: https://www.atpress.ne.jp/releases/346362/LL_img_346362_8.jpg
説法印仏坐像 3世紀頃
■イベント
会場 :半蔵門ミュージアム3階ホール(定員40名)
対象 :中学生以上
参加費:無料
(1)講演会「古代・中世における修験道の足跡をたどる-その教説と実践-」 会場・オンライン併催
日時:5月28日(日) 14時~15時30分
講師:永村眞氏(日本女子大学名誉教授)
実践の宗教として存続してきた修験道の聖教・著述を通して、発展の足跡をたどります。
※事前申込制(申込期間:3月22日~5月8日)
(2)講演会「山岳信仰と仏教」 会場・オンライン併催
日時:6月25日(日) 14時~15時30分
講師:鈴木正崇氏(慶應義塾大学名誉教授)
日本人の山岳信仰と外来の仏教が融合した経緯をたどり、神仏習合とは何かを問い直します。
※事前申込制(申込期間:5月10日~6月9日)
・申込方法
公式サイトの「お知らせ」または「講演会/イベント」の申込みフォームからお申込みください。
・お問い合わせ先
講演会事務局
Tel : 070-4369-8162 【受付時間】10時~18時 ※土日祝日を除く
Eメール: hanzomon-seminar@tts.co.jp
(3)スライドレクチャー「展示品の見どころ紹介」 会場のみ
日時:4月9日(日)14時~14時40分(受付開始 13時30分)
講師:吉田典代(当館客員研究員)
特集展示作品の特徴や見どころを、スライドを用いて分かりやすくお話しします。
※事前申込不要(当日先着順)
(4)江戸歴史文化講座「関ケ原・大坂合戦をめぐる悲哀」 会場のみ
日時:7月8日(土)14時~15時(受付開始 13時30分)
講師:岡崎寛徳(当館主任学芸員)
徳川家康が勝利したことで知られる合戦をめぐり、当時の人々が感じた悲哀に迫ります。
※事前申込不要(当日先着順)
■半蔵門ミュージアム 基本概要
半蔵門ミュージアムは、真如苑が所蔵する仏教美術を一般に公開するために設立した文化施設です。
中核となる地下展示室は、運慶作と推定される真如苑真澄寺蔵 大日如来坐像(重要文化財、鎌倉)や上醍醐普門院の旧本尊で醍醐寺中興の祖・義演ゆかりの不動明王坐像(平安)、ガンダーラ仏伝浮彫などを紹介する常設展示と、テーマを変えて仏教絵画や経典などを紹介する特集展示で構成されています。また3階シアターでは映像「大日如来坐像と運慶 祈りと美、そしてかたち」などを高精細映像でご覧いただけます。
都内で唯一、運慶作と推定される大日如来坐像(重要文化財)を常設展示している文化施設「半蔵門ミュージアム」では、落ち着きのある空間で、静かに仏像や仏画と向き合い、仏教の歴史や多様性のある文化にふれていただける時間と場所を提供しております。
地下展示室 :常設展示 《ガンダーラの仏教美術》、《祈りの世界》
特集展示 「修験と密教の美術 祖師とみほとけ」
1Fギャラリー :笹島喜平氏の版画など
2Fマルチルーム:大日如来坐像、不動明王坐像とガンダーラの仏伝浮彫の解説パネル
3Fシアター :「大日如来坐像と運慶 祈りと美、そしてかたち」
「曼荼羅 描かれた密教世界」
「ガンダーラの仏教美術 ~釈尊の生涯を辿る~」の3作品を上映
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地下展示室
画像10: https://www.atpress.ne.jp/releases/346362/LL_img_346362_10.jpg
3階シアター
場所 : 〒102-0082 東京都千代田区一番町25
<交通のご案内>
東京メトロ半蔵門線「半蔵門駅」下車 4番出口(地上1階)左すぐ
東京メトロ有楽町線「麹町駅」下車 3番出口から徒歩5分
JR「四ツ谷駅」下車 徒歩15分
開館時間 : 10時~17時30分(入館は17時まで)
休館日 : 毎週月曜日・火曜日
入場料 : 無料
館長 : 山本勉(鎌倉国宝館 館長、清泉女子大学 名誉教授)
問い合わせ : TEL 03-3263-1752
公式サイト : https://www.hanzomonmuseum.jp
公式Twitter: https://twitter.com/hanzomon_museum
画像11: https://www.atpress.ne.jp/releases/346362/LL_img_346362_11.jpg
半蔵門ミュージアム 外観
※新型コロナウイルス感染症の感染拡大により、展覧会およびイベント等が中止または変更となる場合がございます。最新情報は、当館公式サイトをご覧ください。