財務指標
倒産判別力
■改定のポイント
(1)倒産確率の適時化
経済環境や景気動向の変化により、倒産のトレンドは常に変化しております。下表のとおり、2021年9月から2022年9月の1年間で比較しても、各財務指標における要警戒水準の倒産確率も変化が生じていることが分かります。これらの倒産トレンドの変化に対応するために、定期的に倒産実績の集計を行い、格付と倒産確率の乖離が生じないように調整を行っております。
画像1: https://www.atpress.ne.jp/releases/339317/LL_img_339317_1.png
財務指標
(2)定量分析の強化(業種補正)
生存企業及び倒産企業の分析において、AI技術を活用しております。特に、売上高分析においては、多様な企業情報を掛け合わせ、多角的に企業の倒産傾向を分析いたしました。分析結果を踏まえ、倒産判別力の向上が見込まれることから、定量評価ロジックを改定し、格付精度の向上を図ります。
(3)定量分析の強化(財務体力)
日本経済を取り巻く環境が変化する中で、倒産との相関性が高いと考えられる評価項目について見直しを行いました。特に、業種及び地域別の特徴について、倒産分析を強化し、評価ロジックに反映することで、格付精度の向上を図ります。
■RM格付の倒産判別力 → 1.6ポイント改善
全倒産に占める低格付先の割合は、E・F格を合わせた警戒領域で、0.2ポイント1.6ポイント(90.0%→91.6%)の上昇が予想されます。
画像2: https://www.atpress.ne.jp/releases/339317/LL_img_339317_2.png
倒産判別力
今後もリスモンは、会員様の与信管理業務の精度および効率性の向上にお役立ていただけるようサービスの改善に取組んでまいります。
■RM格付とは
独自のデータベースを活用して企業を信用度合いに応じてA~Fの6段階で格付け(評価)しています。この格付は倒産実績に裏付けられた独自指標で、A格は倒産確率が低く、F格は倒産確率が高い企業となります。
また下位格付については、E格はE1/E2の2段階、F格はF1/F2/F3の3段階に細分化して表示しています。これにより下位格付における危険度をより明確に判別できるようになっています。
■リスモンの概要(東京証券取引所スタンダード市場上場 証券コード:3768)
2000年9月設立。同年12月よりインターネットを活用した与信管理業務のアウトソーシングサービス、ASPクラウドサービス事業を開始しました。以来、法人会員向けビジネスを要として、教育関連事業(定額制の社員研修サービス「サイバックスUniv.」)やビジネスポータルサイト事業(グループウェアサービス等)、BPOサービス事業、海外事業(利墨(上海)商務信息咨詢有限公司)にサービス分野を拡大し、包括的な戦略で事業を展開しております。
リスモングループ法人会員数は、2022年9月末時点で13,826(内、与信管理サービス等7,230、ビジネスポータルサイト等3,127、教育事業その他3,469)となっております。
ホームページ: https://www.riskmonster.co.jp/