冒頭タイトル
また本学術集会では、特別講演として新型コロナ用ワクチンを開発したビオンテック社から研究者を招き、開発に関わるストーリーを共有(6月29日(水)17:00~)、また、各国で研究開発が進む遺伝子編集技術に関しても第一人者を迎え(6月29日(水)13:10~)、議論を行います。国内研究者も、免疫制御技術、核酸医薬、DDS実用化のシンポジウムを開催し、また社会のアンメットニーズを考える若手シンポジウムが開催されます。
画像1: https://www.atpress.ne.jp/releases/315804/LL_img_315804_1.jpg
冒頭タイトル
薬物送達システム(Drug Delivery System:DDS)とは、必要な薬物を、必要な時間・必要な部位で働かせるシステム(工夫や技術)です。薬物療法にとって非常に重要な考え方です。日本DDS学会( http://square.umin.ac.jp/js-dds/index.html )は、このDDSに関する医薬工を始め幅広い領域の研究を発表交流するユニークな学会です。本学会でも議論されてきた核酸を運ぶ技術は、ワクチン開発で注目されています。がんや生活習慣病などでもより安全で効果的な薬の開発に今後必須の技術です。
今回の学術集会の開催に際し、日本の科学技術にいま最も必要なのは「創造力の向上」と考えました。特に若い世代が創造性を育み、柔軟に発想を飛躍させるために、学生研究企画コンテスト「君の研究所を創ろう」を新たに開催する運びとなりました。
学生研究企画コンテストの最終選考と表彰式は、6月30日(木)午後にオンラインで開催します。高校生の部は小論文コンテストで、事前審査により受賞が決定。大学生の部では、最終選考に残った候補者が2分間の最終プレゼンを行い、最も創造的で優れた研究提案を、参加者の全員投票で選出します。
■発表のポイント
・STEM教育で、我が国の産業競争力の観点からも「創造性を高める教育」が重要と言われます。しかし教育現場だけでは実現に難しさがあるのも事実です。
・薬物送達技術の研究者集団「日本DDS学会」は、この動きを推進すべく、現役の研究者が「DDSと創造性」について解説し、高校生と大学生を対象に新しい薬のアイデアを生み出すコンテストを開催します。全国の高校・大学から素晴らしいアイデアが集まりました。
・最終選考と表彰式は6月30日(木)16:00から、学術集会( https://procomu.jp/dds2022/ )に併せてオンラインで開催。最終選考に残った大学生は最終プレゼンを行い、最も創造的で優れた研究提案を、参加者の全員投票で選出します。
・コロナ禍へのワクチン開発で、薬物送達システム(DDS)の技術は、世界的に劇的な進歩を遂げ、実用化への速度が急速に高まっています。今回の学術集会ではビオンテック社から研究者を招き議論します(6月29日(水))。
・「日本DDS学会」は、薬物を体の狙った場所に、狙ったタイミングで届ける夢の技術を実現するために、産学官における医・薬・工・理学など異分野の研究者が集まった学会です。日本発の創造的な技術を生み出すために、異分野を繋ぎ議論を深める場として、また未来を担う学生の創造性を高めるために貢献します。
■開催概要
コンテスト最終選考と表彰式の開催日時:6月30日(木)午後4時から
学術集会全体の開催日時 :6月29日(水)午前9時から
30日(木)午後5時半まで
■関連URL
第38回日本DDS学会学術集会
https://procomu.jp/dds2022/
日本DDS学会
https://square.umin.ac.jp/js-dds/
学生研究企画コンテスト「君の研究所を創ろう」募集ページ
https://sites.google.com/view/38dds