産業機器向けMenderソリューション
Mender OTAシステム
ドイツのアルミニウム圧延機メーカーAchenbach Buschhutten GmbH&Co. KGは、Yocto OS上の生産機械ゲートウェイにMenderを使用して安全に効率よく更新しています。
画像1: https://www.atpress.ne.jp/releases/260027/LL_img_260027_1.png
産業機器向けMenderソリューション
Menderは、エレベータ、エスカレーター、動く歩道などのつながるソリューション、およびプロセスレベルの制御システムに安全で堅牢なOTAソフトウェアアップデートを欧米で提供しています。MenderのOTAアップデートによりアプリケーションの更新、バグ修正、セキュリティパッチの自動に行うことが出来るため、煩わしいソフトウェアアップデート業務から解放されます。これにより、IoT製品製造設計マネージャーとプロセス制御オペレーションマネージャーは、それぞれの業務に特化した分野に時間とリソースを集中させることができます。
Mender Enterprise製品の特徴的な機能は次のとおりです。
●更新失敗による機能停止を防止するための更新ロールバック用のA/Bパーティション設計
●デルタ更新の自動割り当て
●段階的な展開
●動的グループ展開
●マルチテナンシー
●役割ベースのアクセス制御(RBAC)
●デバイス認証用の相互TLS
●監査ログ
●Microsoft Azure IoTおよびGoogle Cloud IoT Coreとのリファレンス統合
画像2: https://www.atpress.ne.jp/releases/260027/LL_img_260027_2.png
Mender OTAシステム
産業および製造会社におけるMender Enterpriseのユースケースは次のとおりです
●スマートエレベータ、エスカレーター、動く歩道などの資産のゲートウェイ管理デバイス。 Menderは、ゲートウェイへの更新をより安全に管理するための役割ベースのアクセス(RBAC)も提供します。ソフトウェアとハードウェアのエンドツーエンド暗号化により、セキュリティが保証されます。
●産業用IoTでは、オペレーショナルテクノロジー(OT)は、プログラマブルロジックコントローラ(PLC)およびSCADAシステムの組み込みゲートウェイ用のOTAソフトウェアアップデートの利点を取り入れようとしています。このユースケースには、生産機械のリモートモニタリング、予知保全、機械プロセスの最適化が含まれ、故障を予知することによって生産効率が向上します。PLCのゲートウェイの更新はセキュアに行う必要があり、PLCをクラウドシステムに接続することによって、更新の脆弱性をなくします。
エレベータと動く歩道を製造するシンドラーデジタルグループ、エッジテクノロジーおよびデバイス管理責任者、アンドレアスハイドは次の様に述べています。
“私たちは、サービスを確実に提供し、複雑なOTAソフトウェア更新を確実にするための最高のパートナーを探していました。Mender OTAは安全で堅牢なソフトウェアアップデートを行い、煩雑なメンテナンス業務を簡素化してくれます。”
製造装置のPLCのゲートウェイを製造するCodestryke GMBHのCTOベネディクトミラーは次のように述べています。
“弊社製品のバッテリーにMender製品が搭載されていることはアドバンテージです。これが意味するのは、私たちがメンテナンスに多くの時間を費やす必要がなく、わが社は自社の開発リソースを自社製品の差別化分野に投入できるということです。”
■Menderとは
Mender( https://ota.tqcs.io/jp.html )は、接続されたLinuxデバイス(モノのインターネット)の無線(OTA)ソフトウェア更新を管理するためのオープンソースプロジェクトです。これはエンドツーエンドのオープンソースであり、管理サーバーとクライアントの両方がApache2.0でライセンスされています。
■tESCCとは
tESCC(European Solutions and Consultancy Company)は、産業、医療、防衛、自動車産業向けに、オープンソースの標準化に基づいて最先端の組み込みソフトウェアソリューションとサービスを提供するために設立されたITソフトウェアコンサルタント会社tQCS( https://www.tqcs.io/jp.html )の完全子会社です。tESCCは、アジア太平洋地域におけるMenderのソリューションとサービスに関する唯一のパートナーです。 https://ota.tqcs.io/jp.html