■経営の無料テレビ相談室で、コロナ禍の事業者さまを支援
宮城県よろず支援拠点(仙台市青葉区上杉、以下当拠点)は、中小企業庁で実施する国の無料経営相談所です。2020年4月から、新型コロナウイルス感染症拡大防止の観点より、従来対面式で行っていた経営相談を、無料のテレビ会議アプリを活用して相談できる体制へ移行しました。
その結果、2020年4月~11月末までの8か月間で、延べ1,714件のテレビ相談実績となりました(全相談件数2,298件のうちの74.5%に相当)。また、対面ではなくテレビ相談という形態でも、95%の事業者さまが「問題なく実施できる」と回答し、99%の事業者さまが「便利と感じることがある」と回答しました。
コロナ第3波の真っただ中、当拠点のテレビ相談を知っていただき、県内のすべての事業者さまが、感染拡大防止をしながら無料で何度でも経営相談を行う当拠点をご活用いただければと思います。
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■テレビ相談の実績
2020年4~11月までの8か月間で、相談件数2,298件のうち、74.5%に相当する1,714件がテレビ相談でした(以下グラフ、8か月間の推移、および相談形態割合)。
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■テレビ相談の事業者アンケート結果
テレビ相談は一見IT機器の操作に不慣れな事業者の場合は実施不可のように思いますが、当拠点で丁寧なテレビ相談方法をレクチャした結果、約半数の方がテレビ相談を仕事でしたことが無かったにも関わらず、95%の事業者がテレビ相談を「問題なく実施できる」と回答。また99%の事業者が、テレビ相談を「便利と感じることがある」と考えていることが分かりました。
この結果から、テレビ相談でも質の高い経営相談を行うことが出来たうえ、宮城県内の事業者のIT利活用を推進することが可能になりました。
※アンケート対象事業者は、2020年4月~9月までの間に一度以上当拠点とテレビ相談をした182先を選択し59の回答を得た(回答率32%)。Webアンケートで実施。アンケート期間は2020年9月30日~2020年10月11日。
①当拠点とテレビ相談をする前
約半数が仕事でテレビ相談をしたことがない事業者さんで、69%の事業者さんがテレビ相談前は何かしらの不安を抱えていることが分かります。
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②当拠点とテレビ相談をした後
テレビ相談をした95%の事業者が「特に問題なかった」「おおむね問題なかった」と回答。また99%が便利だと感じたことがあると回答。テレビ相談はハードルが高いと思われがちだが、実施してみると便利であるとの回答が得られました。
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③テレビ相談をした感想やご意見等(一部)
・当社のような仙台からやや距離のある地方の企業にとって、とても有効な手段だと感じました。今後も折々でご相談をさせていただきたく、お願い申し上げます。
・コロナ対策上テレビ相談は必要なことと思います。こちら側がもっとテレビ相談に慣れ、緊張をしなくなるようトレーニングをすべきと感じました。
・対面での相談より気に入っています。前回お話を聞いていただきながら画面上でフローが出来上がっていく様子を見ました。話をしながら作ってくださったので理解もしやすく考えながら相談できました。
・はじめてでしたが、事前の使用方法やコミュニケーションの不安などがございましたが、ご担当いただきました、コーディネーターのかたがとてもよく、不安から、希望を語り合える場をいただきました。
・直接ではないにしろFace to Faceで相談ができるので親近感があった。
・画面共有で相談できる点は、対面よりも便利に感じました。
・初めてでしたが、楽しく行う事ができましたがたまには面と向かって話したいと思います。
■テレビ相談の実施結果
新型コロナ感染症の感染拡大を受け開始した当拠点のテレビ相談は、4月からの8か月間でしっかりと宮城県内の経営相談の手法として定着したと考えます。これにより、感染拡大防止をしながら経営相談を実施できるほか、テレビ相談を通じて中小企業のIT利活用が推進されたと考えます。
事実、当拠点とテレビ相談を始めて行った家具小売業者では、テレビ相談を事業に取り入れ、顧客とインテリアのテレビ相談をして事業拡大をしたほか、これまでスマホも操作したことのない学習塾経営者が、オンライン授業へ取り組むなど、コロナ禍における事業転換・IT利活用での活路を開いている事例が出てきました。
以上から、テレビ相談はコロナ禍でも有用な取り組みであり、かつ非対面・リモートでの事業展開を県内事業者に定着させる取り組みとしても一定の効果があったと考えています。まだ当拠点をしらない事業者様に対し、ぜひ無料で何度でも経営相談ができる当拠点を知っていただければ幸いです。
【経営相談のご予約方法】
電話予約:022-393-8044
メール予約:http://www.yorozu.miyagi-fsci.or.jp#contact
■資料に関してのお問い合わせ先
宮城県よろず支援拠点 広報担当:チーフコーディネーター 佐藤 創(さとう そう)
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