Official Selection受賞
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エグゼクティブプロデューサー:チュック・ベッシャー
監督:富田 大智
画像1: https://www.atpress.ne.jp/releases/238010/LL_img_238010_1.jpg
Official Selection受賞
新型コロナウイルスの影響により初めてのオンライン開催となる今年の映画祭では、ショートフィルムを3作品上映に加え、パネリストによる映画のテーマに沿ったディスカッションをライブ配信予定。チャットを通じたオーディエンスとのQ&Aにより、本映画祭のモットーである「考え、話し合う」映画祭がオンラインでも実現し映画のテーマを深く掘り下げることのできる機会となっております。
当日、パネリストとして本作品のエグゼクティブプロデューサーを務めたチュック・ベッシャーが映画のテーマである、「女性エンパワーメント」と「日本の内なる多様性」の2軸の切り口でディスカッションに参加致します。
■Boston Japan Film Festival開催概要
開催日時 : 2020年12月6日(日) 午前10時~12時30分(予定) (日本時間)
開催形態 : オンライン
使用言語 : 日本語、英語
(ディスカッション、Q&Aは基本的に英語で行われます。)
映画祭公式ページ: https://bostonjapanff.org/2020-festival
視聴方法 : YouTube Live(無料) ※参加には事前登録が必要となります。
▼登録フォームはコチラ
https://www.eventbrite.com/e/boston-japan-film-festival-2020-tickets-130144374327
■審査講評 コメント
アイヌ民族として現代に生き、アイヌ文化の伝承を担う若者として、またひとりの女性としてのアイデンティティを模索していく姿や心情の変化が丁寧に描かれており、魅了されました。多様性が認められにくい文化を持つ日本社会の中で、少数民族である主人公が葛藤しながらも前進していく姿を通して、多様性を尊重する社会を拓いていくエンパワーメントを、多くの人々に届けることができる作品であると確信しています。
-ボストン日本映画祭実行委員会 富田 知英氏
■『Future is MINE -アイヌ、私の声-』 作品概要
画像2: https://www.atpress.ne.jp/releases/238010/LL_img_238010_2.png
Artwork
北海道・二風谷に住むアイヌの女性、萱野 りえさんは、アイヌが多く暮らす北海道・阿寒湖に生まれ、アイヌの唄や踊りに囲まれて育ちました。成長してゆく中で、アイヌである自分を嫌になったことがありましたが、信頼できる友人との出会いをキッカケに、アイヌ語で歌うボーカルグループ「MAREWREW」の一員として、再びアイヌ文化と共に歩み始めます。しかし、自分の活動に限界を感じ、いつしか自信を失っていったのです。
結婚・出産を経験し、めまぐるしく過ぎゆく日々の中で、時間に限りがあることに焦りを感じたりえさん。一瞬立ち止まったときに湧き上がってきたのは、やはり自分のルーツであるアイヌへの想いでした。そんなとき、米国フロリダ州南部に居住する先住民・セミノール族の人々との交流するチャンスが訪れます。同じ先住民として独自の文化を持つ彼らの姿に、彼女は何を学び、何を見出したのでしょうか。
Future is MINE -アイヌ、私の声-
YouTube: https://www.youtube.com/watch?v=QQPqHGG5NGc&feature=youtu.be
■受賞歴
・ Short Shorts Film Festival & Asia 2020, Official Selection受賞
・ ゆうばり国際ファンタスティック映画祭2020 Powered by Hulu, Yubari Women’s Empowerment Selection受賞
・ Japan Connects Hollywood 2020, Official Selection受賞
・ 第36回ATP賞テレビグランプリ, 奨励新人賞受賞
・ Boston Japan Film Festival 2020, Official Selection受賞
■出演者プロフィール
萱野 りえ
北海道の阿寒湖アイヌコタン(現釧路市阿寒町阿寒湖温泉)の生まれ。アイヌの学者であり、アイヌ神話の翻訳者である山本 多助氏を祖父に持ち、アイヌ古式舞踊などアイヌ文化に触れながら育つ。アイヌ文化の担い手を育てる札幌大学「ウレシパクラブ」(※)第1期生、アイヌ民族文化財団「伝承者育成事業」の第3期生として自らアイヌ文化を学び、アイヌ語で歌うボーカルグループ「MAREWREW」の一員としても活躍。
現在は、同じアイヌの血を引く夫との間に一女をもうけ、北海道平取町にてゲストハウスで働きながら、アイヌ文化の普及に努めている。
(※)「シ」は、アイヌ語のカタカナ表記では字体を小さくします。
■エグゼクティブプロデューサー
チュック・ベッシャー
神戸市生まれ、日本国籍。外資系企業の政策渉外・マーケティング・メディア・エンタメのプロデュースを経て、株式会社3ミニッツのエグゼクティブプロデューサーに就任。2017年にFuture is MINEを発起。コロンビア大学 国際関係・公共政策大学院(School of International and Public Affairs)修士課程修了。日本研究及びインターナショナル・コミュニケーション専攻。
画像3: https://www.atpress.ne.jp/releases/238010/LL_img_238010_3.png
エグゼクティブプロデューサー:チュック・ベッシャー
■監督
富田 大智
CM、MVなどのプロダクションマネージャーを経て、株式会社3ミニッツへ。WEBCMやブランデッドコンテンツの演出やショートドラマでの脚本、監督を務める。今作は『Future is MINE -アイヌ、私の声-』を監督し、ATP賞テレビグランプリ奨励新人賞受賞。
現在は、初の短編映画監督作『秘密のフレグランス』の制作支援クラウドファンディングを実施中。
https://camp-fire.jp/projects/view/338458
画像4: https://www.atpress.ne.jp/releases/238010/LL_img_238010_4.jpg
監督:富田 大智
■Future is MINEとは
Future is MINEは、女性のエンパワーメントを応援するドキュメンタリーコンテンツです。
「幸せは自分で決める」をテーマに、自ら未来を切り開きたいと願う女性たちが、旅や人々との交流を通して成長する様子を描き出します。
女性の社会進出が叫ばれる昨今。自分らしく生きたいと願うものの、様々な障害に直面し、なかなか一歩を踏み出せない女性たちが多くいるのも事実です。自分の将来や混沌とした社会に不安を抱えている女性たちの共感を呼び、さらには、自分らしく輝く未来へと後押しするコンテンツを目指します。
■Boston Japan Film Festivalとは
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Boston Japan Film Festival
同映画祭は、2011年の東日本大震災をきっかけに映像を通じて、「考え、話し合える」という機会を設けて行きたいという思いからボストン在住の日本人が中心となって始まった映画祭です。
社会課題を取り上げた映画を上映後、毎年ディスカッションにはテーマに応じた有識者が集まり、映画監督/プロデューサーの講演とのディスカッションを行うことを基本とし、2015年からはNew York Japan CineFestの協力のもと、日本に関するショートフィルムを合わせた上映を開始しました。
同映画祭は、ボストン日本商業会、マサチューセッツ工科大学のMIT Japan Program、マサチューセッツ工科大学のInternational Science and Technology Initiatives(MISTI)、New York Japan CineFest、東日本大震災の被災地を応援するサポート団体Tewassaなどの協力を得て開催しています。ボストン日本映画祭・副ディレクターのクリスティーン・ピルカベージ氏は、「今年は、新型コロナウイルスの影響で映画祭をマサチューセッツ工科大学ではなく、オンラインで行うことで、より多くの人々に私達の映画祭を文化の交流の場として楽しんで頂きたい」と同映画祭への想いを語っています。
<お問い合わせ先>
株式会社3ミニッツ 広報担当
TEL : 03-5770-9342
MAIL: info_futureismine@3minute-inc.com