「サーマックス」の製品写真(左)と「サーマックス」搭載「ネオエース®」のイメージ
ネオエースのラインナップ
現行品とサーマックス」搭載品の比較
比較データ
日本で初めてウレタンフォームの生産を始めた高分子素材のリーディングカンパニーである株式会社イノアックコーポレーション(代表取締役:井上聰一、名古屋本社:愛知県名古屋市・東京本社:東京都品川区、以下イノアック)は、ポリイソシアヌレートフォーム(PIR)製の高性能断熱材「サーマックス」を搭載した保冷コンテナ「ネオエース®」の開発及び、OEM受注を開始したことをお知らせします。
画像 : https://newscast.jp/attachments/Aab7IJ79m4tFIlNAIPDF.jpg
「サーマックス」の製品写真(左)と「サーマックス」搭載「ネオエース®」のイメージ
【開発の背景】
イノアックが販売する「ネオエース®」シリーズは、耐久性・遮光性・断熱性に優れたアルミニウムタイプ表皮を内外装に使用した軽量設計の保冷コンテナです。ドライアイスなど保冷剤・蓄冷材と組み合わせることで、ハイレベルな保冷管理が可能となります。
発売以来、冷凍食品・アイスクリームの店舗配送用や病院・薬局への要冷蔵医薬品の配送用として、多くのお客様より支持されております。
画像 : https://newscast.jp/attachments/6mvZLzw3dmhH5kpNiDRy.jpg
ネオエースのラインナップ
従来品の「ネオエース®」の中材に使用していたのは、押出法ポリスチレンフォーム(以下XPS)製ボードでしたが、より保冷能力の高い新製品開発のため、様々な素材を中材にして従来品と比較テストしました。その結果、ポリイソシアヌレートフォームで作られた「サーマックス」を中材に使用することで従来品に比べ、保冷性能が向上することが分かりました。
画像 : https://newscast.jp/attachments/EZCXPfWUdJk5HlV4y6LI.JPG
現行品とサーマックス」搭載品の比較
下記はXPSと「サーマックス」それぞれを中材に使用した「ネオエース®」比較試験の結果です。
<条件>
■ボックス内寸540×310×350 (肉厚30mm )
■寒剤:ドライアイス (角ドラ500g×4個)
■内容物:PETボトル12本
■外気温:35℃×10時間
<結果>
■XPS(現行):7時間50分
■「サーマックス」(新規):8時間50分
画像 : https://newscast.jp/attachments/i0OfrNw694bXsyqMEzTn.JPG
比較データ
従来品は7時間50分で-18℃を超えてしまうが、「サーマックス」を使用した製品は、従来品よりも1時間も長く-18℃以下をキープすることが可能。
これまで主に住宅や工場などの断熱材として使用されてきた「サーマックス」ですが、保冷コンテナ内の中材としても十分にその特性を発揮できることが証明され、「サーマックス」を採用した新たな「ネオエース®」が製品として開発されることになりました。
従来品と比較すると保冷性能とともに製品価格もアップ(約20%)しますが、ドライアイスなどの消耗寒材の使用量は抑える(約10%)ことができます。ランニングコスト削減に直結するため、イニシャルコストは平均して一年以内に回収することが可能です。
※使用時期・場所など外的要因が影響するため、例外もございます。
【高性能断熱材「サーマックス」の特長】
① 断熱性能:熱が伝わりにくい事より断熱性能が高い
② 強度:曲げ強度が強いため、割れにくい
③ 防水性:吸水しないため、加水分解を起こさない
④ 高い品質:サーマックスは全品番国内で製造
⑤ 経年劣化が少ない:面材を使用により、セル内のガスが抜けにくく、2-3年使用しても保冷性能が極端に落ちることが無い
【製品やOEMに関するお問い合わせ先】
株式会社イノアックコーポレーション
高機能材料事業本部 物流資材事業室
担当:澤木(さわき)
e-mall: toshiya.sawaki@inoac.co.jp
ウレタン、ゴム、プラスチック、複合材ならイノアック(INOAC CORPORATION) : https://www.inoac.co.jp/
【本プレスリリースに関しまして】
■本リリースに記載されている会社名および製品名は、イノアックの商標または登録商標です。
■プレスリリースに掲載されている内容、製品の仕様その他の情報は、発表時点での情報です。予告なく変更する場合があります。予めご容赦ください。