flairLink video 教材コンテンツセキュア配信基盤の概要
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flairLink video 教材コンテンツセキュア配信基盤の概要
■背景
新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の感染拡大により、多くの教育研修機関でリモート研修が実施されました。講義自体を遠隔会議ツールを用いた実施に切り替えるなどの対応がなされた一方で、教材に関しても効率的かつ効果的な研修実施を阻害する次のような課題が存在しました。
(課題1)緊急事態宣言下における物流の不安定
特に緊急事態宣言が発令された4月から5月にかけ物流網は大きく混乱し、テキスト教材などの講義開始前の安定的配送が困難となりました。特に海外物流の影響は大きく、「海外採用で入国不能な新入社員」に計画通り送った教材が6週間以上を経ても到着しないという事例も発生しています。
(課題2)意図しない漏洩によるリスク
研修機関にとって教材とは、指導ノウハウの結晶にほかならず、厳重に取り扱われることが一般的です。そのため、課題1による物理的なテキストの配信が難しい状況にあっても、特に教育効果が高い(=付加価値が高い)教材ほど、電子配布が難しいという制約がありました。特にコロナ環境下では、私用PCで研修に参加するケースもあり、受講者本人に悪意がなくとも不正アクセスによりコンテンツが漏洩するリスクが比較的高まることが懸念されたほか、入国規制により海外からオンライン研修に参加せざるを得ない受講者には日本の法律が適用されない可能性もあることから、教材の原著作者から電子配付の許諾が得られないなどの問題もありました。
■フレアリンク教材配信基盤「flairLink video」について
IT高度技術人財の育成を専門とするフレアリンクでは、コロナウイルス感染症が報告されはじめた本年1月より自社研修管理システムbootLinkのe-Learning機能に改良を実施し、上記両課題を克服したセキュアな教材配信を実現する基盤を構築しました。
・テキスト教材や動画教材を、クラウド上のGPU搭載サーバー群を用いて、ユーザー別にエンコード・透かし処理・暗号化
・最新のDRM標準であるEME(Encrypted Media Extensions)に準拠したMPEG-DASH CENCをベースとした独自機構で、リーズナブルかつ実用的な保護性能を実現
・WAF等の技術を併用しつつ、国内海外の20以上の拠点から、大量の教材を分散高速配信
・研修管理システムbootLinkへのライセンス登録による、受講者アクセス制御の一元管理を実現
2020年6月2日現在、フレアリンクでは自社提供のIT新入社員研修において、43種(のべ730,488ページ分)のテキスト教材、28種(のべ289,463時間分)の動画教材を、世界3カ国の受講者に配信しています。
フレアリンクでは、同システムをより改良・発展させることで、感染症流行等の外部環境により影響されにくい安定したIT学習成長環境を提供できる基盤を整備し、お客様のIT人財育成に貢献して参ります。
■IT技術研修支援システム『bootLink』について
株式会社フレアリンクでは、自社のIT技術研修サービスの提供のために、以下の機能を有するIT技術研修支援システム『bootLink』を自社開発・運用して参りました。
・プロフィールの表示・編集
・お知らせの掲示・確認
・メッセージの送受信
・ファイルのアップロード・編集・共有(ソースコードを含む)
・DRMつき教材コンテンツの配信・閲覧(電子書籍及び動画)
・日報や報告書の作成・提出・フィードバックコメント
・アンケートの募集・提出・統計
・理解度確認テストの作成・実施・受験・採点・統計
同製品は、当社IT研修サービスにおけるオプションサービスとして、500名規模を超える大型IT新人研修やIT企業の内定者研修等にご採用いただいています。
現時点で、bootLink単体での販売・ご提供はしておりません。
■会社概要
商号 : 株式会社フレアリンク
代表者 : 代表取締役 中山 清喬
所在地 : 〒103-0027 東京都中央区日本橋二丁目1番3号
アーバンネット日本橋二丁目ビル10階
設立 : 2008年7月
事業内容: 高度IT技術人材の育成・活用の支援、
IT技術人材育成に関する製品・サービスの製造・販売
資本金 : 1億円
URL : https://flairlink.jp/