受賞作品1
受賞作品2
受賞作品3
体験型ポスター1
受賞作品
画像1: https://www.atpress.ne.jp/releases/211226/LL_img_211226_1.jpg
受賞作品1
■ススメプロジェクトとは
中京テレビの社会貢献活動として2018年にスタートしたプロジェクト。「ススメ」を合言葉に乳がんで悲しむ人を1人でも減らそうと、乳がんの正しい知識と検診の大切さを伝えています。
夕方のニュース情報番組「キャッチ!」メインキャスターである恩田千佐子アナウンサーの乳がん闘病をきっかけに、社内の男女混合メンバーで立ち上げました。医療監修を務める藤田医科大学医学部乳腺外科学講座の喜島祐子教授や、中部電通のクリエイティブチームなど、社外の協力も得ながら活動を展開。放送、イベント、ホームページなど、様々な場面で地域へ向けて「20代からは月に1度のセルフチェックを」「40代からは少なくとも2年に1度の定期検診を」を軸としたメッセージを伝えています。
■「ススメ」のポスターについて
受賞したポスターで使用しているチェックマークは、乳がんのセルフチェックの指の動き「縦・横・ぐるり1周」を組み合わせてマーク化したもので、チェックマークは「ススメ」プロジェクトのデザインシンボルです。
「ススメ」では、このチェックマークを活用して、セルフチェックの方法をより具体的に伝えることを目的に、体感型ポスターも制作しました。
このポスターでは中央には、透明のシリコンで表現した胸のふくらみの中に、しこりのモデルを入れた立体物を埋め込んでいます。生々しさを抑えることで、抵抗感が少なくしこりの例を体感していただけます。
ポスターは、中京テレビ主催のイベントや、愛知県・岐阜県・三重県内のショッピングモールで「ススメ」が行ったセルフチェックの方法を伝えるキャラバンで使用され、これまでに3,000人以上の方に体験していただきました。
なお現在、体感型ポスターや、ポスターと同じ立体物を使用したベストなどの無料貸し出しを準備中。将来的には、乳がんの啓発を行う企業や団体などに活用していただくことを目指しています。
「ススメ」ホームページ
https://www.ctv.co.jp/susume/
■受賞理由(全日本広告連盟のコメント)
中京テレビのアナウンサーが乳がんに罹患したことをきっかけに、乳がんで悲しむ人を少しでも減らすべくキャンペーンを企画立案した。従来は乳房を使った説明が一般的で、女性が抵抗感を感じやすかったという課題に対し、セルフチェックの指の動きそのものをマーク化することで、認知がアクションにつながりやすい仕組みを構築した。
乳がんの啓発という社会的に重要な課題でありながら、ダイレクトには表現しにくく、またなかなか自分事化しづらい課題に取り組み、ポスターを見た人が思わず試したくなる、行動を促すチェック動作の開発とシンボル開発を目指し、親しみやすさと洗練を両立させた高いデザイン性を実現して表現にまで着地させた点が、大賞にふさわしいと高く評価された。
■【全広連鈴木三郎助地域クリエイティブ大賞とは】(全広連ホームページより)
全広連三代目理事長・鈴木三郎助氏からの寄附金を基に、地域のクリエイティブ活動の発展を図ることを目的に平成19年度より実施している作品賞。地域の活性化に貢献した優れたクリエイティブ作品の広告主を顕彰することにより、各地の地域活性化に貢献する広告の広告主となる企業が多数生まれることを目的とするもので、加盟各地広告協会から推薦された優秀なクリエイティブ作品の中から、「最優秀賞」及び「優秀賞」の2賞を選出している。