群馬県の染物工場、桐染
画像 : https://newscast.jp/attachments/jh4gaetZjDTSr8CZZGjS.png
桐染は群馬県桐生市に工房を構える染色工場です。創業は1933年、有限会社山崎染色として3世代にわたって染色技術を継承。その後、2014年より屋号を桐染と改め、家族だけの小規模経営に変更し再スタートをきりました。
群馬県桐生市は織物(桐生織)の産地のため、市内の機屋の糸染めをメインに行っていましたが、生地染や製品染等、時代のニーズに合わせて染色技術を研究・改良してきました。生地染・糸染めは化学繊維から天然繊維まで染色が可能です。
2代目の山崎貞治さんは、桐生織・染色部門の伝統工芸士。中でも籠染(かご染め)を得意としてきたため、籠染は桐染を代表する染色技術。柄の均一性の難しい手染めのニーズは徐々に減ってきていますが、美しい籠染を後世に残したいという思いから2018年より自社製品の販売をスタートしました。
万華鏡のような美しさ、「かご染め」
画像 : https://newscast.jp/attachments/Ksgesb89dggHoUlsE3WF.png
かご染めは、しわの様に柄をまだらに染める技法です。布を手繰り寄せ、2つの籠の間に布を挟み染め上げる為、かご染めと言います。桐染さんの最も得意とする技術であり、まだらをバランス良く染め上げるには大変高い技術を必要とします。まるで万華鏡のような美しい染め上がりです。
d47 MUSEUM「着る47展」特別企画にて、かご染めによる染め直しを受付!
画像 : https://newscast.jp/attachments/Q14uorObpst2r0MzwQUv.png
d47 MUSEUMを運営するD&DEPARTMENTでは、シミや色あせなどで着れなくなってしまったお気に入りの服を再び定番のアイテムとして蘇らせるプロジェクト「d &RE WEAR」を、2014年から展開してきました。
今回は、d47 MUSEUMで開催中の展覧会「着る47展」に群馬県代表で出展しているこの桐染の百年の染色技術を活かした、かご染めを使ったお洋服の染め直しの受付を行います。
染めたい服や浴衣をお持ちの方は、ぜひ店頭までお持ちください。
染め直しのカラーは3色から選べます
今回の染め直しのカラーは、グリーン×ブラック、ブラウン×ブラック、ネイビー×ブラックの3色からお選びいただけます。
画像は、左から順番に染める前→地染め→かご染めになります。仕上がりは下地の色によって異なります。
画像 : https://newscast.jp/attachments/HYndfO62RgcCuOm0aEho.png
画像 : https://newscast.jp/attachments/KSP5f7gffGoXmEAVBFbY.png
画像 : https://newscast.jp/attachments/IVxeZYbU6Ju8nfU5zfoB.png
化学繊維は染まりませんので糸の部分が化学繊維の場合、糸部分のみ染まらないことがございます。予めご了承下さい。ただ、このように素材の違いをあえて楽しむこともできます。
画像 : https://newscast.jp/attachments/uwz0lanjhHYX9yE1DIws.png
「かご染めの染め直し」お申し込み方法
日程:2020/2/1(土)~3/2(月)
時間:11:00~19:30(MUSEUMの最終入場時間19:30まで)
場所:d47 MUSEUM (渋谷ヒカリエ8階) Map
●お問い合わせ:03-6427-2301 (d47)
オーダーの記入と染めについてご説明等に多少お時間をいただきます。
予めご了承ください。
ステップ1:染めたい服を決める
シャツ、パンツ、ワンピース、今回特別に浴衣も承っております。注意していただきたいのが、服の素材です。今回は綿に限り受け付けております。
*服の品質表示をご確認ください。
グリーン×ブラック、ブラウン×ブラック、ネイビー×ブラックの3色からお選びいただけます。
ステップ2:服にダメージがないことを確認する
画像 : https://newscast.jp/attachments/qghms4DmPjuLatXXAeZf.png
服に穴があったり、生地が薄くなっている箇所があると、染める際にさらにダメージが大きくなる場合があります。服をお出しする前に確認をお願いします。
ステップ3:ボタンを外す
画像 : https://newscast.jp/attachments/3X623HcYSGpNozqsw3Qg.png
服を染める際にボタンが外れてなくなったり、破損してしまう場合がありますので、ボタンはなるべく事前に外すことをお勧めします。なくなってしまっても構わないという方はそのままお受けすることも可能です。
ステップ4:服を店頭まで持ち込む
ここまで確認できたら染めたい服を持って店頭までお越しください。受付は、d47 MUSEUMで行います。スタッフに桐染の染め直しの申込みに来たことをお伝えいただければスタッフが対応いたします。料金はお持ち込みの際にお支払いいただきます。
《料金表》
・半袖、長袖シャツ ¥3,850
・布バッグ ¥3,850
・スカート、パンツ ¥4,290
・ワンピース ¥4,650
・浴衣 ¥9,900
*価格は税込みになります。
料金を支払い、持ち込んだ服を預けたらお申込みは完了です。
ステップ5:染め上がった服を受け取る
服が染め上がりましたら、お電話もしくはメールにてご連絡いたします。
染め上がった洋服は店頭でのお渡しとなります。
気にいっていた服や大切な浴衣がまた新しく生まれ変って戻ってきて再び袖を通した時の感動はひとしおです。是非この機会に自分のお気に入りの服を染め直してみませんか?
詳細はこちら : https://www.d-department.com/item/DD_EVENT_16902.html
47都道府県をファッションで「着る47展」
画像 : https://newscast.jp/attachments/27iycywKQvdOepCBeWcV.png
渋谷ヒカリエ8階の47都道府県をテーマにしたミュージアム「d47 MUSEUM(ディ ヨンナナ ミュージアム)」では、2019年12月6日より日本各地のファションアイテムを紹介する展覧会「着る47展(きるヨンナナてん)」を開催しています。会場では展示品を購入・オーダーできるほか、2020年 3月2日までの会期中、出展者による関連イベントを予定しています。ファッションにおいてもサスティナブルな考え方が広がっている昨今、日本各地のその土地ならではのものづくりに触れ、「長く大事にしたい一品」を見つけてみてはいかがでしょうか?
展覧会「着る47展」開催概要
画像 : https://newscast.jp/attachments/SOSiy6pOFhwCT04Bpe1d.png
名称:47都道府県をファッションで「着る47展」
会期:2019/12/6(金)~2020/3/2(月)
11:00~20:00 入場は閉館30分前まで
会場:d47 MUSEUM
東京都渋谷区渋谷2-21-1 渋谷ヒカリエ8階
電話:03-6427-2301/入場無料
主催:D&DEPARTMENT PROJECT
URL:https://www.d-department.com/item/DD_EVENT_15006.html
●開催・事務局:D&DEPARTMENT PROJECT(d47 MUSEUM)
d47 MUSEUMは47の展示台を常設する“日本のものづくりの今”を知るデザインミュージアム。dはデザインのd、47は47都道府県の数。工芸、食、ファッション、自然環境など企画ごとにテーマを変え、日本の様々なデザインとクリエイションを紹介します。地域のキーパーソンを招いてのトークイベントや工芸品の実演、講演会やワークショップなど、展覧会と連動したイベントを開催し、来館者に作り手の想いを伝えます。併設のd47 design travel storeやd47食堂で展示関連商品を手に取り、味わうことで、立体的に日本の個性をプレゼンテーションし、各都道府県への関心を高め、その土地へ足を運ぶきっかけをつくります。
●D&DEPARTMENT PROJECT(商号:ディアンドデパートメント株式会社)
本社:東京都世田谷区奥沢8丁目3番2号
代表:ナガオカケンメイ
設立:1997年5月26日https://www.d-department.com
D&DEPARTMENT PROJECT(ディアンドデパートメントプロジェクト)は、2000年にデザイナーのナガオカケンメイが創設した「ロングライフデザイン」をテーマとするストアスタイルの活動体。現在は国内外に10店舗を展開し、47都道府県に1カ所ずつ拠点をつくりながら、全国的な規模で“息の⻑いその⼟地らしいデザイン”の発掘、紹介をしています。2009年、デザイン⽬線のトラベルガイドブック『d design travel』を創刊。2012年、渋⾕ヒカリエ8階に、47都道府県の魅⼒を、ミュージアム、ストア、⾷堂を連動させて⽴体的に⽇本を伝える「d47」をオープン。2019年、ロングライフデザインのマーケットをつくり⼿、売り⼿、使い⼿の垣根を越えて応援する雑誌『d news』を創刊。2020年春にはD&DEPARTMENT初の宿泊機能をもつ拠点を韓国チェジュに開業。物販、飲⾷、出版、観光を通して、47の⽇本の“らしさ”を⾒つめ直す活動を展開しています。