神戸市外国語大学魅力発信事業※の一環として、10月16日(水曜)に開催したプレイベント、関西初上映の被曝証言短編アニメ『OBON』の上映会も終わり、いよいよ本編の「原爆を記憶する~『文化・メディア・教育』の可能性~」の講演会を今月より開催します。各回のテーマに沿った著名人をゲストスピーカーに招いた全3回の内容です。
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Ⅰ.概要
①「原爆と文化」
日時:2019年11月21日(木曜)14:25~15:55 会場:本学第2学舎2階503教室
講演タイトル:「Year Zero:American Nuclear Culture During the Early Cold War」
講師:ロバート・ジェイコブズ氏(広島市立大学広島平和研究所教授)
プロフィール:広島を拠点に世界の核被害者をつなぐ米国人研究者。核テクノロジー問題の広範囲なフィールドワークに取り組み、近年は高レベル核廃棄物の長期保存がもたらす問題点に焦点を当てた活動を行う。
②「原爆とメディア」
日時:2019年12月12日(木曜)14:25~15:55 会場:本学三木記念会館
講演タイトル:「メディアは原爆をどう伝えるか?」
講師:山登義明氏(元NHKエグゼクティブプロデューサー)
プロフィール:数々のドキュメンタリー番組を制作。1986年NHK特集「黒い雨~広島・長崎原爆の謎~」で 地方の時代映像特別賞(平和賞)、ギャラクシー奨励賞受賞を受賞。ドキュメンタリー番組の制作に関する著作も出版。
③「原爆と教育」
日時:2020年1月14日(火曜)16:05~17:35 会場:本学第2学舎1階501教室
講演タイトル:「厄災を表現すること~『原爆の絵』プロジェクトにおけるコミュニケーション的記憶と文化的記憶~」
講師:山名淳氏(東京大学教授)
プロフィール:災害や厄災の記憶の伝承をめぐる問題に取り組む研究者。次の世代へ負の出来事をどのように伝えるのか、教育という領域においていかなる可能性があるのか。その課題について新たな理論構築と実践を目指す。また記憶空間としての広島平和記念資料館について注目し、数多くの論文を執筆。現在は「次世代と描く原爆の絵」プロジェクトの持つ意味について考察を進め、「集合的記憶」の多様な問題に取り組む世界的な学会で発信している。
※各回とも会場教室は変更になる可能性があります。
Ⅱ.主催・後援
主催:神戸市外国語大学
後援:神戸市、兵庫県ユニセフ協会
Ⅲ.参考
<終了したプレイベント>被爆証言短編アニメ「OBON」上映会(関西初上映)
概要:広島で壮絶な被爆体験をした高蔵さんの証言を基に作られた短編アニメ。
日時:2019年10月16日(水曜)14:00~16:30
(広島市立基町高校の生徒が被爆者の体験を聞き取り描いた「原爆の絵」の展示も同時開催)
Ⅳ.神戸市外国語大学魅力発信事業とは
本学は、現代社会の要請に応じた高度な外国語運用能力を備え、国際的な知識と柔軟な判断力を持った、ビジネス・外交・教育など様々な分野で活躍できる人材の養成や、市民向けのセミナー、ボランティアなどの地域貢献や国際交流活動、小中高校における外国語教育や国際理解教育へのサポートなど、公立大学法人として幅広い活動を展開しています。こうした学生、教員が行う様々な有意義な活動について、さらなる発展・拡充を図り、広く社会に魅力を発信するため本学が支援を行っている事業です。
Ⅴ.取材について
取材ご希望の方は、各回の前日(土日祝除く)17時までに、下記へお申込みください。
経営企画グループ企画広報班 加納・天野・近藤・山本(唯)・山本(茉)
電話:078-794-8106 FAX:078-792-9020
20191107_魅力発信事業ポスター(A4縦).pdf
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