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■概要
近年、IoTが非常に注目されています。IoTではエンドポイントの監視が必要になります。
IoTのエンドポイント監視で求められる要件としては以下のようなことが挙げられます。
・同じような機器を大量に監視できる
・大量の監視に対応できるパフォーマンスやスケーラビリティがある
・物理的に離れた機器でも監視できる
Icinga2は、このようなIoTのエンドポイント監視に適したソリューションです。
現在よく利用されているOSSの監視ソフトウェアにはZabbixがあります。Zabbixは非常に多機能ですが、監視設定をWEBインタフェースから行わなければならず、コマンドライン上での設定は基本的にできない仕様になっています。そのため、Zabbixで大量の監視を行うには手間がかかり、IoTのエンドポイント監視には向いていません。
一方でIcinga2では、設定方法もWEBインタフェース/コマンドライン/APIと自由度が高く、大量の監視も行うことができます。
今回デージーネットは、監視ソフトウェアであるIcinga2を日本のユーザにも使いやすいようにするため、Icinga2のWEBインタフェースである「Icingaweb2」の日本語化を行いました。
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■Icinga2とは
Icinga2とはシステム監視のためのソフトウェアです。以前よく利用されていたNagiosと呼ばれる監視ソフトウェアから派生し、開発されました。Nagiosは様々なプラグインが利用でき、多様なサーバ機能を監視することが可能でした。
Icinga2では、このNagiosのプラグインを流用することができ、さらにWEBインタフェースでの設定など、新機能が追加されています。
Icinga2には以下のような特徴があります。
・1つのサービス監視の設定を複数のホストに適用することが可能
・WEBインタフェース/コマンドライン/APIでの設定が可能
・分散構成で大量の監視も管理可能
・プラグインで監視方式を柔軟に増やすことが可能
上記にあるように、Icinga2では複数のホストの監視設定をサービス監視の設定から適用することができ、監視項目を柔軟に増やせるため、多数監視を行いたい場合に適した監視ソフトウェアです。
多数監視を設定する場合には、コマンドラインを利用して設定を行うことで、簡単に設定を行うことができます。
■分散構成で大量の監視も管理可能
Icinga2は、サーバとしても、エージェントとしても動作することができます。それだけでなく、監視の権限を委譲されたサテライトとしても動作が可能です。
監視の対象になるシステムは一つのネットワークに収まっているとは限りません。多くの場合、ネットワークが別れていたり、物理的にも離れた場所にいくつものシステムが存在する場合があります。アクセス制御ポリシーが異なる環境で、マスターとエージェントのアクセス許可を行う場合、エージェントが増えるたびに許可設定が必要になったり、そもそも許可ができない可能性があります。
このような場合に、サテライトを導入することで、異なるネットワークや異なる環境の監視情報の統括を行うことができます。さらにマスターとサテライトのみが通信を行うため、無駄なアクセス許可設定を減らすこともできます。
分散構成図
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マスターとサテライトのみが通信を行う構成の場合、マスターの監視負荷を下げることもできます。そのため、大量の監視も一元管理することが可能です。
このことから、Icinga2は同じようなものを多数監視する必要のあるIoTのエンドポイントの監視で注目されています。
■Icinga2のWEBインタフェース
〇監視情報を視覚化
Icinga2には、「Icingaweb2」というWEBインタフェースがあります。コマンドラインで大量に登録した監視情報を一つ一つ確認することは非常にわかりづらく、時間もかかります。しかし、Icingaweb2を設定することで監視情報をグラフ化でき、直観的に監視の状態を確認することができます。
〇優れた通知機能
Icinga2では異常発生時や復旧時に通知を出すことができます。この通知設定もコマンドラインから操作することができますが、Icingaweb2を設定することでWEBインタフェースでも設定を行うことができます。
また、システムのメンテナンス等で計画的にサービスを停止する場合、通知の一時停止はAPIを利用して設定することができます。しかし、APIをコマンドラインで操作するのは難しく習得に苦労します。このような通知の調整もIcingaweb2を設定することで、WEBインタフェースから設定を行うことができます。
このようにIcingaweb2を利用すれば、ファイルの構文や細かい設定のルールなどが理解できていない初心者でも、直観的に通知の設定や監視設定・確認など管理を行うことができます。
■Icinga2の課題
大量の監視に対応できる分散構成や、WEBインタフェース/コマンドラインのどちらからでも監視設定のできるIcinga2は、IoTのエンドポイント監視に適しています。
しかし、日本のユーザが利用するには、大きな課題がありました。それは、Icinga2のWEBインタフェースであるIcingaweb2が日本語対応がされていないことです。
どこで監視設定を変更したらよいのか、この設定項目は何の項目かなど説明がすべて外国語のため、利用時の障壁となり、日本のユーザにとってWEBインタフェースでの操作は非常に使いづらいものになっていました。
■Icinga2を日本語化
この課題を解決するため、デージーネットはIcingaweb2を日本語化しました。Icinga2のWEBインタフェースが日本語になることで、通知の設定や監視設定・確認など、日本のユーザでも直観的に画面操作できるようになりました。
これにより、Icinga2は日本のIoTの分野でも監視ソフトウェアとして利用しやすくなりました。
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■デージーネットのサービス
1. システムの構築
デージーネットでは、Icinga2を含め、OSSの監視ソフトウェアを利用した監視サーバの提案・構築を行っています。監視サーバは、システムの運用管理において、システムの状態を定常的に管理し、不具合を少しでも早く発見するため欠かすことのできないものです。デージーネットで利用している監視ソフトウェアは多岐にわたり、お客様に合った監視ソフトウェアで監視サーバの構築を行うことが可能です。また既存のソフトウェアだけで行うことができないような監視については、独自の監視プログラムを作成します。
2. 導入後支援サービス
デージーネットで監視サーバを構築した場合、Open Smart Assistanceという導入後サポートを提供しています。継続してシステム管理のサポートを行うサービスで、以下のようなサポートがあります。
・Q&A(インストールしたOSSやソフトウェアの利用方法に関してのご質問にお答えします。)
・セキュリティ情報提供
・点検とチューニング
・障害調査、障害回避
・障害時オンサイト対応
・障害時システム再構築
・運用サービス
・ソフトウェアのアップデート
新しくIoTのエンドポイント監視システムを導入する際には、日本語対応したIcinga2を検討してみてはいかがでしょうか。
■参考情報
〇Icinga2無料資料ダウンロード
https://www.designet.co.jp/download/#operation
〇監視サーバ構築
https://www.designet.co.jp/system/oss.php?category=server2
■会社概要
会社名: 株式会社デージーネット
代表者: 代表取締役 恒川 裕康
本社 : 〒465-0025 愛知県名古屋市名東区上社四丁目39-1
資本金: 4,000万円
URL : https://www.designet.co.jp/
<一般の方からのお問い合わせ先>
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