講演の様子
食事法の違いによる食後血糖値推移(n=10)
食事法の違いによる満腹感推移(n=10)
実験概要
画像1: https://www.atpress.ne.jp/releases/154340/LL_img_154340_1.jpg
講演の様子
■「肥満」から「突然死」まで様々な“かくれ高血糖”のリスク
実験監修を担当した池谷医院 院長の池谷 敏郎先生は、「食後に一時的に高血糖の状態になる“かくれ高血糖”は病気ではないが、糖尿病予備軍であるとともに、すでに糖尿病に匹敵する程の動脈硬化による心筋梗塞や脳卒中、さらに認知症やガンの発症リスクを高める危険な状態と考えられている。また、血糖値を下げるために大量分泌されるインスリンには、脂肪をため込む働きもあるため、肥満にも繋がる」と“かくれ高血糖”のリスクを説明しました。また、空腹時に行う通常の健康診断では“かくれ高血糖”は見つからないため、気づかないうちに様々なリスクを高めているという点にも言及しました。
■「大豆ファースト」の食後血糖値上昇抑制効果を確認
今回の実験では、30~50代の健康な男女を対象に、3つの食事法として、
(1)ノーマル(塩おにぎり2個)
(2)べジファースト(野菜サラダ100gを食べた後に塩おにぎり2個)
(3)大豆ファースト(蒸し大豆26gを食べた後に塩おにぎり2個)
の食後血糖値の推移を比較しました。
その結果、「大豆ファースト」の食事法には食後血糖値の上昇を抑制する効果があることを確認でき、さらに「大豆ファースト」は少量でも満腹感を長時間維持することがわかったことを、フジッコ株式会社研究開発部の難波 文男から報告いたしました。
実験結果から、池谷 敏郎先生は「大豆ファースト」のメリットを次のように挙げています。
<「べジファースト」を超える「大豆ファースト」の有用性>
・「大豆ファースト」は、「べジファースト」より少量で同等以上の食後血糖値上昇抑制効果を得られる。
・「大豆ファースト」は、満腹感が長時間継続する。
・「大豆ファースト」は、汎用性が高く幅広い料理で応用できる。
・「大豆ファースト」は、食物繊維の他に、タンパク質や大豆イソフラボンなどの成分も摂取できる。
食事法の違いによる食後血糖値推移(n=10)
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食事法の違いによる満腹感推移(n=10)
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<実験概要>
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<実験監修>
池谷 敏郎
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医療法人社団 池谷医院 院長/東京医科大学 客員講師
総合内科専門医、循環器専門医。1988年、東京医科大学医学部卒業後、同大学病院
第二内科に入局。1997年、池谷医院理事長兼院長に就任。心臓、血管のエキスパート。著書に「血管を強くして突然死を防ぐ」(PHP研究所)、「血管を鍛えると超健康になる!」(三笠書房)、「健診・人間ドックではわからない!『かくれ高血糖』が体を壊す(青春新書プレイブックス)」など多数。
■医師推奨の「大豆ファースト」実践法
セミナーの中で、池谷 敏郎先生から毎日簡単に続けられる「大豆ファースト」実践メニューとして、「ヨーグルトの蒸し黒豆添え」と、「蒸し大豆と野菜ジュースのスープ仕立て」を紹介しました。自身も5年間「大豆ファースト」を実践しているとのことで、「単発ではなく、習慣にすることが大切。そのためには極力簡単にできるものでなければいけない。「大豆ファースト」は普段食べている料理に加えるだけなので簡単にできる。毎日の生活に取り入れやすい方法だと思う。」と推奨しました。
<紹介メニュー>
ヨーグルトの蒸し黒豆添え
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蒸し大豆と野菜ジュースのスープ仕立て
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