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人生の最終章<死>を考えるドキュメンタリー映画『毎日がアルツハイマー ザ・ファイナル』が完成 劇場公開に先駆け、2/25にモニター試写会を開催



母の車椅子を押す関口監督


スイスの自死幇助クリニックにて


イギリスの認知症ケア・アカデミーにて


手術後の関口監督

映画配給を行っている合同会社リガード(東京都新宿区)は、関口 祐加監督による人気ドキュメンタリー映画シリーズ『毎日がアルツハイマー』の最新作にして、最終章となる『毎日がアルツハイマー ザ・ファイナル 〜最期に死ぬ時。』の完成を発表し、モニター試写会を2018年2月25日に開催することを決定いたしました。



画像1: https://www.atpress.ne.jp/releases/147855/LL_img_147855_1.png

母の車椅子を押す関口監督



あなたは自分の死に方を考えたことがありますか?



認知症の母との暮らしを、たくさんの笑いとほんの少しの涙を交えて赤裸々に綴り、「認知症の見方を変えた!」と言われている、超人気ドキュメンタリー・シリーズ『毎日がアルツハイマー』の最新作にして、完結編となる『毎日がアルツハイマー ザ・ファイナル ~最期に死ぬ時。』が完成しました。過去2作で「認知症」と「ケア」について描いてきた関口監督が、完結編でたどり着いたテーマは、人生の最終章に待ち受ける「死」です。



日本はこれから高齢化社会に伴う「多死社会」が到来すると言われています。しかしながら、厚生労働省によると、医師、看護師、介護福祉士ではない一般国民の半数以上となる55.9%の人が「人生の最終段階における医療(自身の死が近い場合に受けたい医療や受けたくない医療)」について、まったく話し合ったことがないと回答しています。(注1)

http://www.mhlw.go.jp/file/06-Seisakujouhou-10800000-Iseikyoku/0000078983.pdf



昨年は、脚本家の橋田壽賀子さんが「安楽死で死にたい」と宣言し大きな話題を集めるなど、「死」への関心の高まりを感じる今、関口監督は『毎日がアルツハイマー ザ・ファイナル ~最期に死ぬ時。』で、<自分らしい「死に方」とは何か?><「死」に選択肢があるのか?><「命の責任」は誰が、どのように負うのか?>と真正面から問いかけます。





映画の完成、公開決定を受け、関口監督は以下のようなコメントを寄せています。

「映画のタイトルにある「ザ・ファイナル」には、このシリーズを一旦終わらせようという気持ちと共に、人生のフィナーレという意味を込めました。これまで描いてきた<認知症ケア>のみならず、最期の死に方について、<安楽死>や<自死幇助>も含めて考察するという、かなり深く踏み込んだ内容になったと思います。えっ?深刻すぎる?どうぞご安心ください。『毎日がアルツハイマー ザ・ファイナル 〜最期に死ぬ時。』はユーモアもたっぷりです。映画監督として一番やりたかったユーモアと悲劇が絶妙にミックスされた作品になっていると思います。」



『毎日がアルツハイマー ザ・ファイナル ~最期に死ぬ時。』は7月にポレポレ東中野とシネマ・チュプキ・タバタを皮切りに、全国での公開が予定されています。劇場公開に先立ち、2月25日には日本橋映画祭(主催:サイボウズ 映画部)協力のもと、モニター試写会を開催。現在、専用ページにて参加者を募っています。



▽モニター試写会 参加申し込みページ

https://peraichi.com/landing_pages/view/maiaru3





■『毎日がアルツハイマー ザ・ファイナル ~最期に死ぬ時。』あらすじ

認知症の母との自宅介護生活が5年目に突入した2014年、関口監督の両股関節の痛みが悪化し、手術を受けることに。半年の内に2回、リハビリも含め7週間の入院生活を送り、自身も「要支援」がつく身となった関口監督は、介護「される人」と「する人」は同時に老いていくこと、時を重ねるごとにその線引きがあやふやになっていくことを実感します。時を同じくして、母が脳の虚血性発作を4回起こし、意識不明で緊急搬送されました。幸い大事には至りませんでしたが、何も覚えていない母の様子に、関口監督は「この先どのくらい母を支えていけるのだろう?」と不安を覚え、「母の“命”の責任を負うこと」について考えはじめます。



自身の老いと、母の看取りからスタートした関口監督の新たな旅でしたが、ある女性との出会いをきっかけに大きな転換期を迎えます。入院中に出会い、「病棟の母」と慕っていた女性を見舞うために訪れた緩和ケア病院で、関口監督は「緩和ケア」と、そこでの最期に強く興味を持ちます。母だけでなく、自分にもいつかは訪れる「死」。「自分はどうやって死んでいくのか?」「死にはどのような選択肢があるのか?」関口監督はイギリスとスイスの医師の元を訪れ、<安楽死>や<自死幇助>など、多様な死のあり方について話し合い、考えを深めていきます。





■作品クレジット

『毎日がアルツハイマー ザ・ファイナル 〜最期に死ぬ時。』

2018年|72分|HD|日本|ドキュメンタリー

企画・製作・監督 : 関口 祐加

撮影 : 森谷 博

編集 : デニース・ハスレム

音楽 : ガイ・グロス

追加撮影 : エリカ・アディス、関口 祐加

編集/プロダクション助手: 藤井 遼介

イラスト : 三田 玲子

宣伝デザイン : 宮坂 淳

医学監修 : 新井 平伊

協賛 : 第一三共株式会社

製作 : NY GALS FILMS

製作協力 : リガード

配給 : 「毎アル」友の会/リガード

公式サイト : http://maiaru.com/





■公開情報

2018年7月、ポレポレ東中野とシネマ・チュプキ・タバタほか全国順次ロードショー

※シネマ・チュプキ・タバタでの上映は全回、日本語音声ガイドと日本語字幕ガイド付きのバリアフリー上映となります。

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