Project KAMA
URL: http://kama.co.jp
画像1: https://www.atpress.ne.jp/releases/140827/LL_img_140827_1.jpg
Project KAMA
【背景】
自分の街のことを一言で表せと問われても、平凡な田舎町だとしか答えられない嘉麻市、しかし、住めば都で、とても住みやすい、安心感が漂う街です。
嘉麻市が市町村合併した2006年の人口は4万5千人、2010年では4万2千人、現在の2017年においては3万7千人となっています。
住んでいる私たちは、これほど多くの人口が減っている感覚はありません。すこしずつ変化が起こることによって気付かないのです。しかし、うすうす気づいていて、行動を起こしていなかった私たちも、ここに実在しています。
10年後、嘉麻市には就労人口がたりなくなり、行政サービスが受けられなくなり、破たんの危機に直面しているかもしれません。私たちはこれまでたくさんの地域貢献活動、ボランティアを行ってきましたが、地方創生につながらなかった現状を反省しています。
これまで嘉麻市を守ってきた多くの先人たちから、このすばらしい街を受け継ぎました。今度は私たちが、次の世代へ街を渡す大きな使命があります。ワクワクするような事業を行い、資本再投資を繰り返しながら、しっかりとした市民目線で地方創生を実践し、持続可能型地域を創ります。
【創立のきっかけと今後の展開】
きっかけは、2016年9月に始まった福岡財務支局主催の「九州の未来力2030~地域金融ワークショップ」。
「地域金融×地方創生」がメインテーマであり、九州北部の地域金融機関、民間企業等より、2030年の将来を担う現役メンバーということで30名が招集され、毎月1回、計5回のワークショップにより、持続可能型地域に向けた様々なアイデアが提言されました。それらは、2017年3月に開催された金融シンポジウムにて発表され、現在に至っています。今回のプロジェクトも、その提言の中のひとつです。
20年長期計画による実施事業は以下の通りです。
■他の自治体の希望の星になる
嘉麻市をサンドボックス(実験場)とし、規制緩和・特区を実現し、できるかできないかではなく、実証実験を行う。嘉麻市と同じような何の特色もない他の地域でも、同じことがまねできるよう、地方創生の実用化マニュアルを作成する。
■自動運転等、あらゆるイノベーション実証実験を嘉麻市で行う
実験を通じて、インバウンドを発生させ、新しい技術を街に蓄え、多くの雇用を生み出す。
■地元金融機関とともに、「キャッシュフロー・コンサル・分析・株式管理・M&A・再投資」を学ぶ
■資本再投資を実現する
嘉麻市では、年間約10億円の電気代金が、地域外に支払われている。10年間で100億円が地元以外に流出していることになる。これを解決するだけで、10年間で100億円の資本再投資効果が生まれ、内需経済が出来上がる。
■再生可能エネルギー事業を行う
太陽光発電事業に限らず、あらゆる再生可能エネルギー事業に取り組み、効率化を促進し、エネルギーに困らない街にする。
■地域通貨を実施する
最新技術であるブロックチェーン等を用いて、フィンテック事業を確立する。
■地域金融機関及び市の職員の出世に協力する。
私たちは頼ることだけでなく、この事業に一緒に取り組み、汗を流した方々の出世が、私たちの喜びとする。
■地元金融機関のメリットを作る
事業性評価ができる。金融機関が地方創生に携われる。本業の資金繰りやコンサル業務が十分に生かせる。新しいターゲット(市民会社)を育て、高額な長期融資が実施できる。
市民会社には多くの小規模事業者・中小企業がかかわっており、いち早い情報が入手でき、さらなる個人と企業への営業が可能となる。今までになかった、「地方創生には地域金融機関の力が必要であること」を内外に理解させることができる。
■出資に頼らず、融資を選択する。
出資金だよりになると、どこの地域も何も事業ができない。市民からの出資に頼るのではなく、自己責任である融資を、勇気をもって選択する
■この会社の存在によって、地元雇用を生み出す
この事業を動かし、成功させるには、財務・マーケティング・企画・広報など、ありとあらゆる能力が必要である。得た利益をもって、地元に多くの雇用を作り、学びあう
■クールジャパン専門学校
アニメ・映画・アイドル等の外国人用専門学校の設立。先生、生徒は嘉麻市の新鮮食材を使った健康料理を堪能できる。宿泊施設を建設。日本の有名クリエイターを集める(講師)。イベントを開催
■ライドシェア・カーシェアリング事業
・福岡空港から嘉麻市までの相互交通 相乗り 乗り場確保
・筑前大分駅・桂川駅・天道駅から嘉麻市までの相互交通確立
・手軽に350円ほどで市内を行き来できる仕組みを作る
・宅配にも活用
・病院の送迎
【エンドースメント】
■嘉麻市長 赤間 幸弘
地方創生の早期達成のため、嘉麻市においては新しい施策を数多く打ち出しており。行政一丸となって、取り組んでいるところです。株式会社かまの活動に期待します。
■飯塚信用金庫 理事長 緒方 隆博
飯塚信用金庫は、地域金融機関として、地域に根付いた数多くの活動を続けてまいりました。地域金融が地方創生の一助となるようこれからも邁進いたします。これからの市民会社である株式会社かまの新しい取り組みを期待しております。
■福岡財務支局長 森山 茂樹
財務省福岡財務支局は、「株式会社かま」のご設立を心より歓迎いたします。我が国において人口減少・高齢化が問題となっている今日、地方の市町村が将来にわたって活力をいかに維持していくか、課題を突き付けられております。そのような問題意識の中、昨年当局で開催した「九州の未来力2030~地域金融ワークショップ」から生まれたアイデアが、実現に向け動き出したことを大変力強く思うとともに、この取組の成功が、地方の同じ課題を抱える市町村の希望となるであろうと確信しております。福岡財務支局では、今後も嘉麻市における地方創生の取組を応援するとともに、当局が地域の発展のために出来ることは何かについて考え、取り組んでまいります。
■西日本電信電話株式会社 北九州支店 支店長 村上 公幸
西日本電信電話株式会社は「株式会社かま」の設立を歓迎いたします。
当社は「社会の抱える課題解決に向けたICTソリューションを提案していく企業」として、これまでに培った知見や最新の技術を活かし、地方創生の取り組みを支援しております。「株式会社かま」の取り組みと当社が提供する情報通信基盤やICTソリューションが連携し、更なる魅力あるまちづくりに発展することを祈念いたします。
■株式会社NTTデータ オープンイノベーション事業創発室 室長 残間 光太朗
株式会社NTTデータは市民が主役となる新しい形の地方創生の「株式会社かま」設立を歓迎します。オープンイノベーション活動を通じた、この様な新しい形の地方創生が新しいビジネス創発につながることを祈念しています。
詳細は下記をご参照ください。
http://kama.co.jp
【企業概要】
商号 :株式会社かま
所在地:〒820-0202 福岡県嘉麻市山野875-2
代表者:代表取締役社長 有田 栄公