ワイス・ワイスショールームでのサマースクールの様子1
諸塚村の木で製作した「MOROTSUKA」ダイニングテーブル(KH-105)
諸塚村の木で製作した「MOROTSUKA」アームチェア(KH-102)、サイドチェア(KH-101)
諸塚村
画像1: https://www.atpress.ne.jp/releases/134359/LL_img_134359_1.jpg
ワイス・ワイスショールームでのサマースクールの様子1
■村の子供達との交流
ワイス・ワイスは2012年以来、毎年夏休み期間中に、諸塚村の3つの小学校(注1)に在籍する6年生の来訪を受け入れ、村の木材で製作した家具を教材に、木材の流通(トレーサビリティ)や環境保全の重要性等について伝える一日サマースクールを開催しています。児童達にとって、自分の村の木が製品となって都会で販売されていることに新鮮な驚きを覚え、ふるさとへの愛着や林業への理解を深める絶好の機会となっています。ワイス・ワイスは産地との関係において、単にビジネスだけでなく、子供達や地域の人々との交流を、今後も大切にしてまいります。
(注1)諸塚小、荒谷小、七ツ山小。3校合計で生徒数合計84名(内6年生16名)。(2017年4月現在)
■諸塚村概要
宮崎県の北部、九州山脈の中央部に位置し、宮崎市からも車で2時間以上かかる人口1,700人足らずの諸塚村。森林が村の95%を占め、昔から林業が盛んに行われています。しかし、ただの林業山村ではなく、世界に認められる森づくりをしようと、2004年11月にはFSC(森林管理協議会-注2)の森林認証を村全体として取得(村全体としての取得は日本初)、村ぐるみで持続可能な林業経営を行っている先端的な村でもあるのです。
(注2)FSC(Forest Stewardship Council 森林管理協議会)-木材を生産する世界の森林と、その森林から切り出された木材の流通や加工のプロセスを認証する国際NPO(本部:ドイツ・ボン)。その認証は環境関連でもっとも権威あるものとされ、森林の環境保全に配慮し、地域社会の利益にかない、経済的にも継続可能な形で生産された木材にのみ与えられる。
■諸塚村での家具製作に至った背景
村は、貴重な原木栽培による椎茸の発祥地として知られています(注3)。
原木用のクヌギ、コナラ(これら樹木の実がどんぐりのため、「どんぐり材」と呼ばれています)などの里山広葉樹が山林の3割を占めます。原木栽培では植えた菌が全体に行き届くよう、原木の上下、裏表を返す作業を人力で行うため、直径が20cm以上の木は重過ぎて規格外となります。それらは山林に放置され新たな植林を阻み、結果的に森の循環に悪影響を及ぼします。そこで規格外の木を活用しようと「諸塚どんぐり材活用プロジェクト」が2010年の夏にスタート。ワイス・ワイスは諸塚村役場、環境活動を展開する国際環境NGO『FoE Japan』と一緒に家具づくりを行うことになり、林業者、製材所、木工所、デザイナーなど多くの関係者と信頼関係を築きながら、3年の歳月をかけてどんぐり材の家具を完成させました。
「MOROTSUKA」のブランドで、現在も販売されている椅子と机です。
(注3)一般に販売されている椎茸の大部分は、おがくずを固めて作ったブロック(菌床-きんしょう)で人工栽培されたもの。伝統的な「ほだ木」に菌を植え込む原木栽培だと収穫までに2年かかるのに対し、菌床栽培は僅か3~6ヶ月のサイクルで可能なため圧倒的にコストは安いが、味わいは原木栽培が優れるとされる。
■サマースクール開催概要
日時 : 2017年8月23日(水)10時~12時
場所 : 株式会社ワイス・ワイス 本社ショールーム
〒150-0001 東京都渋谷区神宮前5-12-7
アクセス: http://wisewise.com/about/shop/omotesando/
【会社概要】
ワイス・ワイスでは、1996年の設立以来、一貫して「心地よさの本質を考える」「次世代のことを考える」「もの、こころを大切にする」という3つの精神をかかげ、自らがそれらを大切にしながらそれぞれの活動を進めてきました。
商品やサービスをお客様に提供するだけでなく、それを支えるコミュニケーションを大切にする企業であること。さらに、人の生活の基盤である衣・食・住をはじめ、人の心や身体、文化、知識、情報など、あらゆる面から「バランスと快適性」を考え追求していくコミュニケーション企業を目指しています。
会社名 : 株式会社ワイス・ワイス
代表者 : 代表取締役社長 佐藤 岳利
本社所在地: 〒150-0001 東京都渋谷区神宮前5-12-7
設立日 : 1996年12月13日
資本金 : 3,960万円
URL : http://wisewise.com/