もりわじん「薬涅槃猫」
小澤康麿「猫飼好五十三疋“ばけあま”」
アクセント 作品1
もりわじん 作品
猫は、奈良時代に日本に伝わり、平安時代には貴族の寵愛を受けてきました。さらに江戸時代には庶民の身近な存在となり、浮世絵などのアートに登場するようになった日本人になじみの深い動物です。文化財を舞台に独創性と技量に富んだ9名のアーティストによる6つのジャンルの猫アート(絵画、立体、陶芸、人形、彫刻、写真)が約1,000点集合します。
※4月1日、目黒雅叙園はホテル雅叙園東京へ施設名称を変更(リブランド)いたしました。
【見どころ】
366匹の「誕生日猫」の展示など、日本を代表する猫作家の作品が多数登場!
近年、その愛らしいルックスからSNSや書籍などで大人気の猫。今回はそんな「猫」をテーマにしたアート作品が文化財に初登場。絵画、立体、陶芸、人形、彫刻、写真など6ジャンルのアート作品を約1,000点展示します。福招き猫366匹に、誕生日を記した「誕生日猫」(1年365日+うるう年)を担当するのは、日本で初めて猫を神仏像にした猫アーティストのもりわじん。同氏が生み出す柔らかな猫の表情は、新たな猫の魅力を引き出します。自分の誕生日の“私だけの福招き猫”を探してみてください。
その他、近年話題の浮世絵師・歌川国芳の作品「猫飼好五十三疋」に描かれている53匹の猫を完全再現した立体作品などや、和紙の中に物語の猫を表現する切り絵、さらには「人間に媚びない猫」を独特の技法で描き上げた日本画など、様々な表現から「猫」の姿をお楽しみいただけます。
また、通常は撮影NG(一部企画展除く)となる文化財・百段階段にて、撮影が全室可能となります。愛らしい猫たちの姿と、昭和の名画や大工の名工が揃う百段階段の様子を写真にお納めいただけます。
【展示内容】※「 」内が百段階段における展示場所
◆「十畝の間」「星光の間」アーティスト もりわじん
日本で初めて猫を神仏像にした猫アートの先駆者。2017年で作家活動30年を迎えます。自分の誕生日の福猫に会える、366匹の「誕生日猫」や、猫を仏に見立てた独創的な作品を展示します。
◆「漁樵の間」造形作家 小澤康麿
江戸時代の愛猫家、歌川国芳の「猫飼好五十三疋」を立体陶芸作品で再現します。百段階段の部屋の中で最も絢爛豪華な「漁樵の間」で見せる立体ならではの迫力はまさに圧巻の展示です。
◆「草丘の間」日本画家 川上けいすけ
日本画の手法で、気高く耽美的な猫を描きます。着物や帯などの和素材を活かした展示など、和室と見事に融合する作品にも注目です。
◆「静水の間」創作人形作家 石渡いくよ
猫の生き生きとした表情や仕草を衣裳人形で表現します。本物の猫の髭を使用した作品など、細部の小物に至るまでこだわりがつまっています。
◆「清方の間」美術家 なかむらじん
伝統的な枠組みに新しい価値を盛り込むアーティスト。猫をモチーフにした古伊万里風のアート器から猫仏画までジャンルにとらわれない猫作品が魅力です。
◆「清方の間」切り絵作家 松風直美
2015年度「日本招き猫大賞」受賞作家。切り絵の超絶技巧で猫を表現する「猫切り絵の世界」を披露します。
◆「頂上特別展示エリア」絵描き 石黒亜矢子/彫刻家 はしもとみお
石黒亜矢子…妖怪シリーズなど、「怖くて可愛い猫」を描きます。妖怪や架空の生き物・動物などを描く作風が人気で迫力ある画力とユニークな世界観の作品が特徴です。
はしもとみお…温もりある木彫で可憐な動物の姿を表現します。「生」をテーマに動物の肖像彫刻を制作するほか、イラストや絵本製作も手がけています。
◆「頂上の間」猫アートマーケット
出展作家をはじめ、17名の猫アーティストの1点もの作品を展示即売するギャラリーショップが特別オープン。
◆「百段階段入口」写真家 アクセント
自身初の企画展参加!躍動感のある写真で猫の生きる瞬間を切り取る写真家です。コミカルな写真がTwitterで話題になりフォロワーは1万人を超え、半年で10万枚以上猫を撮影し、初写真集「のら猫拳」を出版して話題となりました。
【開催概要】
展覧会名:「福ねこat百段階段」展~和室で楽しむ ねこアート~
開催期間:2017年4月26日(水)~5月14日(日)会期中無休
開催時間:10:00~18:00(最終入館17:30)
入場料 :当日1,500円、前売1,200円、
館内前売1,000円(前売・館内前売の販売は4月25日まで)、
学生800円※要学生証呈示、小学生以下無料
会場 :ホテル雅叙園東京 東京都指定有形文化財「百段階段」
お問合せ:03-5434-3140(10:00~18:00 イベント企画)
主催 :ホテル雅叙園東京
販売窓口:ホテル雅叙園東京内、ローソンチケット、セブンチケット、
JTB各店、JTBレジャーチケット、[インターネット]イープラス