アイデアソンポスター
URL: http://www.tnm.jp/modules/r_event/index.php?controller=dtl&cid=5&id=8897
ICTを活用した様々なサービスが日々生まれる中、その活用により、博物館を楽しんでいただくための方法も大きく進化しつつあります。
そこで、「世界に伝えたい日本文化とは?ICTは博物館で何ができるか?」、といった課題に取り組むため、博物館でのICTを活用した鑑賞体験の可能性を探ります。ファシリテーターとしては、「さとなお」の愛称でお馴染みの、コミュニケーション・ディレクター佐藤 尚之氏をお迎えします。
2日間のプログラムの2日目には、ファシリテーター、審査員による公開トークショーを開催、未来のトーハクを語る熱いセッションが期待されます。
■アイデアソン開催の経緯について
<トーハクなび共同研究プロジェクトについて>
本アイデアソン・トークショーは、株式会社電通国際情報サービス(ISID)、イノラボ、クウジット株式会社とともに取り組んでいる「トーハクなび共同研究プロジェクト」の一環として実施されます。
「トーハクなび共同研究プロジェクト」では、2011年度より「ICTのチカラを使って、リアルな鑑賞体験をより豊かにする」ことを目指し、スマートフォン/タブレット用博物館鑑賞アプリ「トーハクなび」、および「学校版トーハクなび」の企画・開発・運用を行ってきました。
<トーハクなび共同研究プロジェクトの課題>
東京国立博物館のミッションのひとつ、「日本文化の世界への発信」の重要性が増すなか、トーハクなび共同研究プロジェクトにおいても、訪日外国人の日本文化体験をいかに充実させるかが大きな課題となっています。
そこで、訪日外国人のニーズの検証と、それにこたえる日本文化体験の提供について、いま一度検討すべき時期を迎えました。
<アイデアソンの開催の意義>
従来の手法にとらわれない、「未来に向けたICTを活用した豊かな日本文化体験」のアイデアを創出するためには、これまでの博物館にはない新たな手法をもちいることが有効と考えます。アイデアを創出する場として、ICT業界でさかんに行われているアイデアソンを開催し、トーハクを舞台とした具体的アイデアを募ることになりました。
※ アイデアソン
アイデアとマラソンを掛け合わせた造語で、ある特定のテーマについて多様性のあるメンバーが集まり、対話を通じて、新たなアイデア創出やアクションプラン、ビジネスモデルの構築などを短期間で行うイベントのこと。
■開催概要
<トーハク×アイデアソン>
訪日外国人の記憶に残る日本文化体験 ―ICTは博物館で何ができるか?―
日時 :2017年3月11日(土)9:30 ~ 18:00
12日(日)9:30 ~ 16:20
会場 :東京国立博物館 本館地下 みどりのライオン<教育普及スペース>
対象 :(1)または(2) 計30名ほどを募集(申込多数の場合は選考)
(1) 日本文化に興味のある、外国籍をお持ちの方
(2) テーマに関心を持ち、ICTに関わるスキルをお持ちのエンジニア、
デザイナー、プランナーなど
募集期間:2017年1月16日(月)~2月14日(火)
<プレゼン&トークショー>
世界にシェアしたくなる「トーハク×ニッポン体験」
日時:2017年3月12日(日)12:30 ~ 16:20(開場12:00)
※途中30分の休憩あり
会場:東京国立博物館 平成館大講堂(当日自由参加・事前申込不要)
対象:日本文化と日本文化の世界への発信、博物館に興味・関心をお持ちの方
■当日のスケジュール
<アイデアソン>
11日AM
【インプット】
・トーハクの現状と課題(これまでのとりくみ、今後の課題)
【フィールドワーク】
・本館展示見学ツアー
・チームで本館を探訪
11日PM・12日AM
【アイデアの創出】
・チームで課題を抽出
・アイデアスケッチ
・実現性、独創性、持続可能性などに照らして具体化
【アイデアの可視化】
・プレゼンに向けて可視化
<プレゼン&トークショー>
12日PM
【プレゼン】
・チームごとのプレゼン
【審査】
・審査、発表
【トークショー】
・博物館における日本文化体験の未来形をさぐる
■ゲスト
<ファシリテーター>
佐藤 尚之氏(通称 さとなお)
コピーライター、CMプランナー、ウエブ・ディレクターを経て、コミュニケーション・ディレクターとしてキャンペーン全体の構築をする領域を開拓。ソーシャルメディア領域も含めた次世代のコミュニケーションを扱う。
<審査員>
サッシャ氏 ラジオDJ、フリーアナウンサー
橋本 麻里氏 ライター・エディター 永青文庫副館長
暦本 純一氏 東京大学大学院情報学環教授
松本 伸之 東京国立博物館副館長