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【数学甲子園2016本選結果】滝高等学校「去年は予選落ちチーム」(愛知県)が悲願の初優勝~237校485チーム1,979人の頂点に~



「数学甲子園2016」優勝 滝高等学校「去年は予選落ちチーム」


「数学甲子園2016」準優勝 栄光学園高等学校「Dsチーム」


「数学甲子園2016」敢闘賞 麻布高等学校「quaternionチーム」


「数学甲子園2016」本選/競技中の様子1

公益財団法人日本数学検定協会(所在地:東京都台東区、理事長:清水 静海)は、「数学甲子園2016(第9回全国数学選手権大会)」(後援:文部科学省、協力:株式会社JTBコーポレートセールス、東京電機大学、本選特別協力:株式会社KADOKAWA、株式会社メガハウス)の本選を2016年9月18日(日)、東京都内の会場で開催し、滝高等学校「去年は予選落ちチーム」(愛知県)が見事、初優勝を飾りました。愛知県勢の優勝回数は、これまでの大会を含めると、今大会で5回めを数え、過去最多を更新しました。





■今大会からルールが大幅変更!全チームが問題創作に挑む

この本選には、2016年8月に13の都道府県で開催した予選から勝ち進んだ36チーム(各チームの平均点上位30チームと、全国6ブロックの各最上位6チームの合計)が出場いたしました。

本選では、1st Stage(日本語表記問題10問、英語表記問題5問の計15問をチーム全員で40分以内に解答)、2nd Stage(制限時間のなかで、提示されたテーマ「ゲーム」に沿った問題を創作し、問題のねらい、模範解答を作成)に挑戦し、その合計得点が高い上位5チームがFinal Stageへ進出しました。Final Stageは、2nd Stageで創作した問題についてそれぞれプレゼンテーションと質疑応答を行いました。





■悲願の優勝を果たした滝高等学校「去年は予選落ちチーム」

滝高等学校は、本大会には7回出場、本選には6回出場を果たしており、2015年の大会では準優勝を受賞するも、あと一歩のところで優勝を逃していました。優勝した、「去年は予選落ちチーム」は5人のうち1人が女性の男女混合チームで、メンバーは高校2年生が4人、高校1年生が1人です。

Final Stageの「ゲーム」をテーマに創作した問題のプレゼンテーションでは、「おはじきを取る」ゲームについての説明と質疑応答を行い、ユニークな話術とたしかな数学力を発揮して、チームの総合力で見事、悲願の初優勝を果たしました。





■準優勝に栄光学園高等学校、敢闘賞に麻布高等学校と関東勢が入賞

準優勝は栄光学園高等学校「Ds(だあむすた)チーム」(神奈川県)、敢闘賞は麻布高等学校「quaternion(くぉーたにおん)チーム」(東京都)が選ばれ、入賞の4位に開成高等学校「勝つも負けるも運チーム」(東京都)、5位に江戸川学園取手高等学校「Self-エスチーム」(茨城県)の2チームが選ばれました。また、Final Stageに進出できなかった本選出場チーム(31チーム)から選ばれる特別賞の「映画『奇蹟がくれた数式』公開記念KADAOKAWA賞」は埼玉県立浦和高等学校「Arithmacrats(ありすまくらっつ)チーム」(埼玉県)、「ベストホープ賞」は開成中学校「開成中2Sチーム」(東京都)の2チームに贈られました。



「数学甲子園」は全国の中学生・高校生・高専生が団体戦で数学力を競い合う大会で、今年度で9回めを迎えました。世界的にはSTEM(Science,Technology,Engineering and Mathematics)教育の推進が重要視され、国内でも次期教育課程で新科目「理数探究」(仮称)が高等学校に新設されるなど、理数教育の充実が指摘されるなか、当協会は、中・高・高専生が一堂に会して数学力を競う本大会の内容をさらに充実させ、次年度も開催する予定です。





【数学甲子園とは】

本大会は、全国の中学校・高等学校・中高一貫教育校・高等専門学校の数学日本一を、チーム(3~5人)対抗戦によって決めるものです。本大会の特長は、単に数学の問題を解くだけではなく、自分たちで問題を創作し、その問題についてプレゼンテーションを行うなどの競技を通じて、「数学力」「創作力」「問題解決力」「チームワーク力」「プレゼンテーション力」を育むことにあります。



<歴代優勝校>

第1回(2008年)愛知県立時習館高等学校(愛知県)

第2回(2009年)愛知県立時習館高等学校(愛知県)

第3回(2010年)福井県立藤島高等学校(福井県)

第4回(2011年)明照学園樹徳中学校・高等学校 Aチーム(群馬県)

第5回(2012年)海陽学園海陽中等教育学校 Dチーム(愛知県)

第6回(2013年)東海高等学校 チーム今でしょ!(愛知県)

第7回(2014年)灘高等学校 おめがチーム(兵庫県)

第8回(2015年)神戸女学院高等学部 Primeチーム(兵庫県)



<ルールと競技の流れ>

http://www.su-gaku.net/events/koshien/rules/





【「数学甲子園2016」開催要項】

大会名称  :数学甲子園2016(第9回全国数学選手権大会)

主催    :公益財団法人日本数学検定協会

後援    :文部科学省

協力    :株式会社JTBコーポレートセールス、東京電機大学

本選特別協力:株式会社KADOKAWA、株式会社メガハウス

本選開催日 :2016年9月18日(日)

本選会場  :ソラシティカンファレンスセンター

       ソラシティホール(東京都千代田区)

賞     :○優勝(1チーム)

        賞状、優勝カップ、優勝旗(数鷲旗)、メダル、副賞

       ○準優勝(1チーム) 賞状、記念楯、メダル、副賞

       ○敢闘賞(1チーム) 賞状、記念楯、メダル、副賞

       ○入賞(2チーム) 賞状、副賞

       ○特別賞(2チーム) 賞状、副賞





【実用数学技能検定について】

「実用数学技能検定」(後援=文部科学省)は、数学・算数の実用的な技能(計算・作図・表現・測定・整理・統計・証明)を測る記述式の検定で、公益財団法人日本数学検定協会が実施している全国レベルの実力・絶対評価システムです。おもに、数学領域である1級から5級までを「数学検定」と呼び、算数領域である6級から11級、かず・かたち検定までを「算数検定」と呼びます。第1回を実施した1992年には5,500人だった年間志願者数は、2006年以降は30万人を超え、実用数学技能検定を実施する学校や教育機関も16,000団体を超えました。以来、累計志願者数は500万人を突破しており、いまや数学・算数に関する検定のスタンダードとして進学・就職に必須の検定となっています。日本国内はもちろん、フィリピンやカンボジア、インドネシア、タイなどでも実施され(過去5年間でのべ20,000人以上)、海外でも高い評価を得ています。

※志願者数・実施校数はのべ数です。





【ビジネス数学検定について】

「ビジネス数学検定」は、ビジネスの現場で必要となる実用的な数学力・数学技能を測定する検定です。実務に即した数学力を5つの力(把握力・分析力・選択力・予測力・表現力)に分類し、ビジネスのシチュエーションを想定した問題で、これらの力の習熟度を測定します。インターネット上で受検できるWBT(Web Based Testing)方式を採用。2006年に第1回を実施し、現在では企業の採用試験や新人研修、管理職登用試験などに活用する事例も増加しています。





【法人概要】

法人名 : 公益財団法人 日本数学検定協会

所在地 : 〒110-0005 東京都台東区上野5-1-1 文昌堂ビル6階

理事長 : 清水 静海(帝京大学教育学部教授、

      公益社団法人日本数学教育学会名誉会長)

会長  : 甘利 俊一(理化学研究所脳科学総合研究センター 特別顧問、

      東京大学名誉教授)

設立  : 1999年7月15日

事業内容: (1)数学に関する技能検定の実施、

       技能度の顕彰及びその証明書の発行

      (2)ビジネスにおける数学の検定及び研修等の実施

      (3)数学に関する出版物の刊行及び情報の提供

      (4)数学の普及啓発に関する事業

      (5)その他この法人の目的を達成するために必要な事業

URL   : http://www.su-gaku.net/

※「数検」「数検/数学検定」「数検/Suken」は当協会に専用使用権が認められています。





【数学甲子園に関するお問い合わせ先】

公益財団法人 日本数学検定協会

〒110-0005 東京都台東区上野5-1-1 文昌堂ビル6階

TEL  : 03-5812-8340

FAX  : 03-5812-8346

E-mail: koshien@su-gaku.net
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