
東北6県を管轄する仙台管区気象台が1日、創立100年を迎えた。仙台市内で記念式典が開かれ、参加した関係者約70人が節目を祝った。野村竜一・気象庁長官=東北大出身=は「近年、気象災害が激甚化、頻発化している中、東北の気象業務の中核として地域の安全安心の確保に貢献していく」と述べた。
仙台管区気象台は、1926(大正15)年10月1日に宮城県立石巻測候所仙台出張所として業務を開始。国営移管や改称などを経て、45(昭和20)年8月11日に現在の名称となった。日ごろの天気予報に加え、東北特有の夏場に吹く寒冷な季節風「やませ」による冷害や豪雪、地震、津波といった多様な自然現象の観測や情報提供をしてきた。
仙台管区気象台の菅野智之台長は式典終了後の報道陣の取材に「時代ごとの最新の科学技術を取り入れて、100年間たゆまず観測を続けてきた。東北の安心安全のために尽くしてきた100年だった」と振り返った。
100周年を記念した特設サイトがオープン。2011年3月の東日本大震災や19年10月の東日本台風など東北に大きな被害をもたらした自然災害や、東北の災害史を振り返る年表などが紹介されている。【山中宏之】
