
ロシアのプーチン大統領は21日、米国がウクライナに提案した28項目の和平計画案について、「最終的な和平合意の基礎となる可能性もある」と言及し、一定の前向きな姿勢を示した。ウクライナ側が拒否した場合は「特別軍事作戦の目標を武力で達成することにつながるので都合が良い」とも述べ、強気の構えも見せた。
重要閣僚らとの安全保障会議で語った。プーチン氏は、新たな和平計画案については米国側からすでに入手済みだと明かし、8月の米露首脳会談前から議論されてきた案の最新の改訂版との認識を示した。
その上で、「計画案のあらゆる詳細について実質的な議論を行う必要があり、我々にはその準備がある」と主張した。計画案は極めてロシア寄りの内容となっているが、安全保障面などで追加の要求も辞さない構えとみられる。
一方、ウクライナと欧州の支援国に対しては「戦場でロシアに戦略的敗北をもたらすという幻想にいまだに浸っているようだ」と批判。そのような認識は、戦場の現状について客観的な情報か評価が欠如していることが理由だとの見方を示した。【モスクワ真野森作】
