starthome-logo 無料ゲーム
starthome-logo

住職「長丁場も覚悟」 200人超の避難住民受け入れ 岩手・釜石


 ロシア・カムチャツカ半島付近を震源とする地震で津波警報が発表された岩手県釜石市では、多くの住民らが高台などに避難した。釜石は2011年の東日本大震災で甚大な被害を受けており、当時を知る市民は不安げな表情を浮かべた。

 市中心部の寺院「仙寿院」には、近隣の「かまいしこども園」の園児や職員に加え、住民や周辺の市役所と釜石郵便局の職員も加わり、計200人以上が避難した。

 芝崎恵応住職は「震災で1000人以上が避難してきたことを思えば(避難者数は)少ないが、停電など不測の事態に備えて備蓄食料で昼食の準備を始めた。長丁場も覚悟している」と話した。

 かまいしこども園の藤原けいと園長(61)は「津波注意報の段階で避難した。備蓄食料もお寺に置かせてもらっており、準備は進めてきた」と話した。東日本大震災では、各地で子どもを迎えに行って犠牲になった保護者がいたため「グループLINEで、絶対に迎えに来ないでくださいと伝えた」と語った。

 寺の近くに住む70代女性は「津波注意報や警報には気付かなかったが、隣近所が避難するので私も逃げてきた。びっくりしている」と声を落とした。【奥田伸一】

    Loading...
    アクセスランキング
    game_banner
    Starthome

    StartHomeカテゴリー

    Copyright 2025
    ©KINGSOFT JAPAN INC. ALL RIGHTS RESERVED.