
テーマパーク「ジャングリア沖縄」が開業するなど夏休みシーズンに入り旅行先として人気が高まる沖縄。晴れ渡った空の下で真っ青な海を望みたいが、気になるのは台風だ。
26日に熱帯低気圧に変わったものの台風8号も沖縄県の先島諸島付近を北上した。
台風の影響が少なく、安心して旅行できるタイミングはいつなのだろう。調べてみた。
気象庁の統計(1991~2020年)によると、沖縄地方への台風接近数の平均は、1~4月0個▽5月0・4個▽6月0・6個▽7月1・5個▽8月2・2個▽9月1・9個▽10月1・1個▽11月0・3個▽12月0個。
6~10月くらいが台風シーズンと言えるが、特に7月下旬以降に熱帯低気圧(台風のたまご)の発生が増えて、8〜9月の接近数は月平均2個前後になる。
近年は台風の大型化が進んでおり、最大風速や降水量が過去の記録を上回るケースもある。
こうした事情から、8〜9月の沖縄旅行は予備日を設けたり、天候に左右されやすいマリンレジャーだけでなく屋内で楽しめるプランも用意したりしておけば安心だろう。
10月に入ると接近数は1・1個まで減少し、11月上旬ごろまでは晴れる日も比較的多くなる。気温は依然高いものの湿度が下がるため、夏に比べて過ごしやすい観光シーズンと言えそうだ。【最上和喜】