
公明党の山口那津男元代表(72)は20日の党会合で、7月の参院選に出馬せず、今期限りで政界を引退すると表明した。山口氏は2024年9月、世代交代を理由に代表を退任。同年12月には参院東京選挙区の後継となる新人の公認候補が決まり、引退の可能性が指摘されていた。
山口氏は09年、衆院選敗北と下野を受けて辞任した太田昭宏氏の後を継いで代表に就任した。在任期間は8期15年に及び、公明が再結党した1998年以降で過去最長だった。12年の政権復帰後は、連立与党として安倍晋三、菅義偉、岸田文雄の3人の首相を支えた。【野間口陽】