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パウエル氏は「愚か者」 トランプ氏が罵倒 利下げ見送りに不満


トランプ米大統領は8日にSNSで、連邦準備制度理事会(FRB)のパウエル議長を「見当もつかない愚か者」と批判しました。トランプ氏は、FRBが政策金利を据え置き、追加利下げを見送ったことに不満を示しました。これは、トランプ政権の関税引き上げがインフレを引き起こすという懸念が理由です。FRBの決定に対し、トランプ氏はインフレは起こっておらず、輸入関税がアメリカに有利に働いていると主張しました。3月の米インフレ率は2.4%で、FRBの目標である2.0%をやや上回る水準であることが影響していると見られます。大統領の発言は、政策の効果に対する見解の違いを浮き彫りにしました。

 トランプ米大統領は8日、米連邦準備制度理事会(FRB)のパウエル議長を、自らの交流サイト(SNS)で「見当もつかない愚か者」と罵倒した。パウエル氏が、トランプ政権の関税引き上げに伴う物価上昇(インフレ)への懸念で、追加利下げを見送っていることに不満を示した。

 トランプ氏はSNSで「『遅過ぎる』パウエルは、見当もつかない愚か者だ。原油やエネルギー価格が下がり、ほとんど全てのコストが下がっている」と投稿。「事実上インフレは起きておらず、米国に関税が流れ込んできている。『遅過ぎ』の正反対の状況だ」と持論を訴えた。

 FRBは6、7日に連邦公開市場委員会(FOMC)を開き、3会合連続で政策金利の据え置きを決定。会合後の記者会見で、パウエル氏は、トランプ政権の関税引き上げで、今後インフレ率と失業率の両方が悪化する事態に懸念を示していた。

 3月の米インフレ率は2・4%で、FRBの目標(2・0%)をやや上回る水準。原油価格が下がっているのは、4月にトランプ政権が発表した「相互関税」で世界経済が悪化し、エネルギー需要が減るとの見方が主因とみられている。【ワシントン大久保渉】

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