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トランプ氏、5月8日を第二次世界大戦の「戦勝記念日」に制定


トランプ米大統領は第二次世界大戦でヨーロッパにおける戦争終結を記念して、5月8日を「戦勝記念日」と制定する布告に署名しました。この日は、ナチス・ドイツが降伏した日としてヨーロッパでは記念されていますが、トランプ氏は米国でも適切な祝福が必要だと強調しました。彼は特に、米国の軍事的貢献に敬意を払う必要性を訴え、ナチス政権との戦いで25万人以上の米国人が命を落としたことを指摘しました。この取り組みの一環として、第一次大戦の休戦協定日である11月11日も「戦勝記念日」とする意向を示しました。米国は、第二次大戦中に連合国として参戦し、日本との戦いも続けてきた歴史があります。

 トランプ米大統領は7日、第二次世界大戦でナチス・ドイツが連合軍に無条件降伏して欧州での戦争が終結した5月8日を、「戦勝記念日」に制定する布告に署名した。ホワイトハウスで記者団に「米国がいなければ決して解放は実現しなかった。勝利をもたらしてくれた人たちに敬意を表さねばならない」などと語った。

 欧州諸国は5月8日を記念日とし、今週さまざまな行事を行う。トランプ氏は「世界中で同盟国が今週(戦勝を)祝っているが、米国は自国で適切な祝福をしてこなかった」と主張した。「80年前、敵を打ち破ったのは、米国の戦車、艦船、トラック、航空機、そして軍人だ」などと述べ、米国も欧州諸国と同様に記念日として祝うべきだと強調した。

 米国は、旧日本軍による1941年12月7日の真珠湾攻撃をきっかけに第二次大戦に参戦した。欧州戦線が終戦を迎えた45年5月以降も、太平洋での日本との戦いを続け、8月には広島と長崎に原爆を投下した。

 日本は、ポツダム宣言を受諾し、連合国に降伏することを昭和天皇が国民に伝えた8月15日を終戦の日としている。一方、連合国のうち米仏などは、日本が降伏文書に正式に調印した9月2日を「対日戦勝記念日」としている。

 今回の布告では、「25万人以上の米国人がナチス政権との戦いで命を落とした」と指摘した。5月8日はドイツの無条件降伏の日であるとともに、「長く、陰惨で残忍な戦争の終わりの始まりだ」などと記している。

 トランプ氏は、1918年にドイツと連合国が休戦協定を結んで第一次大戦が終結した11月11日も「戦勝記念日」とする方針を示す。この日は現在、「退役軍人の日」として祝日となっている。【ワシントン西田進一郎】

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