
ブラジル警察当局は4日、リオデジャネイロの海岸で3日夜に開かれた米人気歌手、レディー・ガガさんのコンサートを狙った爆破計画を未然に防いだと発表した。性的少数者を標的にしていた可能性があるという。AP通信などが報じた。
警察は複数の州で家宅捜索を実施し、リーダー格とみられる男を火器の不法所持容疑で、10代の未成年を児童ポルノの所持容疑でそれぞれ拘束した。ソーシャルメディアでのヘイトスピーチ拡散などを通じて若者を募り、自家製の爆発物などを使った攻撃を計画していたという。
観光名所コパカバーナ海岸で行われた3日の無料コンサートには約210万人が詰めかけた。ガガさん側は、公演前に当局から潜在的な危険情報の提供はなかったとしている。【ニューヨーク八田浩輔】