starthome-logo 無料ゲーム
starthome-logo

トランプ氏、カナダ首相と関税巡り電話協議 「生産的だった」


トランプ米大統領はカナダのカーニー首相と電話協議を行い、両国間の自動車関税問題などについて生産的な対話を行った。トランプ氏は会話を「極めて生産的」と評価し、カナダ総選挙後に政治経済などについて両国首脳が会談する意向を示した。一方、カーニー首相も協議が建設的であるとし、選挙後に経済と安全保障を巡る包括的交渉を開始することで合意したと述べた。トランプ氏は25%の制裁関税をカナダに発動しており、さらに全ての国を対象にした自動車関税を今後発動する予定だ。カナダも既に米国に対し報復関税を実施しており、さらなる措置を検討している。

 トランプ米大統領は28日、カナダのカーニー首相と電話協議した。米国が発動した25%の制裁関税などが議題になったとみられる。トランプ氏は「極めて生産的だった」と評価し、4月28日のカナダ総選挙の後に会談する考えを示した。

 カーニー氏が今月中旬に就任した後、両国首脳が協議するのは初めて。

 トランプ氏は自らが運営するネット交流サービス(SNS)に「カナダのカーニー首相との電話協議を終えた。極めて生産的で多くのことに合意した」と強調。「カナダの総選挙後に速やかに会談し、政治やビジネス、その他多くのことについて取り組むつもりだ。両国にとって素晴らしい結果をもたらすだろう」と付け加えた。トランプ氏はカナダのトルドー前首相を繰り返し「米国51番目の州知事」とやゆしてきたが、カーニー氏には「カナダ首相」との表現を使った。

 カーニー氏も声明で「両国の関係について極めて生産的な協議だった」とし、総選挙後、速やかに経済・安全保障に関する包括的な交渉を始めることで合意したと表明した。「カナダの労働者と経済を守るため報復関税を実施する」とトランプ氏に伝えたことも明かし、当面の懸念事項についてカナダのルブラン国際貿易相が米国のラトニック商務長官と協議するとした。

 トランプ氏は合成麻薬の米国への流入防止策が不十分として、カナダに原則として25%の関税を発動済み。カナダを含む全ての国を対象に、25%の自動車関税を4月3日に発動するとも発表している。カナダは既に米国への報復関税を発動しており4月以降、追加の報復措置をとる考えも示している。【ワシントン大久保渉】

    Loading...
    アクセスランキング
    game_banner
    Starthome

    StartHomeカテゴリー

    Copyright 2025
    ©KINGSOFT JAPAN INC. ALL RIGHTS RESERVED.