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スーツ未着用のゼレンスキー氏 「敬意欠く?」米英で賛否の声


ウクライナのゼレンスキー大統領の訪英時の服装が、米英で賛否を呼んでいる。彼は、ロシアの侵攻以来、軍への連帯を示すため、スーツではなく、ウクライナの国章入りのシャツを主に着用している。この服装に関して、米国では敬意を欠くとの声がある一方、英紙では過去の戦時指導者チャーチルの例を挙げて擁護する声もある。また、米国ではトランプ氏との口論後の彼の服装が注目された。彼は「戦争が終わったらスーツを着る」と述べ、側近からスーツ着用を勧められていたという。一方、イーロン・マスク氏も大統領執務室訪問時にスーツを着用していなかった。

 トランプ米大統領との「口論」後、英国を訪問したウクライナのゼレンスキー大統領の服装に改めて注目が集まっている。2022年のロシアによる侵攻開始以降、ゼレンスキー氏は軍との連帯を示すためにスーツを着用せず、ウクライナの国章入りのシャツなどで通しているが、この服装を巡り米英では賛否の声が上がっている。

 ゼレンスキー氏は2日、チャールズ英国王と面会した。国王との面会は正装着用が通例だが、ゼレンスキー氏はシャツ姿だった。

 ゼレンスキー氏は2月28日のトランプ氏との会談時も、黒い長袖シャツでホワイトハウスに到着した。この時は口論前の段階だったためトランプ氏も上機嫌で、ゼレンスキー氏に「今日は正装だね」と冗談を飛ばす余裕もあった。米国の記者からは「なぜスーツを着ないのか。持っていないのか。敬意を欠くと考える人もいる」と質問され、ゼレンスキー氏は「戦争が終わったら着る」と答えた。

 米ニュースサイト「アクシオス」によると、トランプ氏の側近らはゼレンスキー氏に、ホワイトハウス訪問時は「その服装を避ける方がいい」と何度も伝えていたという。

 一方、英紙デーリー・メール(電子版)は、第二次大戦中に当時のチャーチル英首相が訪米してルーズベルト大統領と会談した際もスーツを着なかったと指摘し、ゼレンスキー氏を擁護した。チャーチルは戦時指導者として、着脱が容易な「防空服」を頻繁に着用していた。

 ソーシャルメディア上では、トランプ氏側近の実業家イーロン・マスク氏も2月に大統領執務室を訪れた際、スーツを着用していなかったとの投稿が相次いでいる。【ロンドン篠田航一】

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