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米マクドナルドの集団食中毒 原因はタマネギか 当局が調査完了


米食品医薬品局(FDA)は、米西部を中心に発生したマクドナルドの「クォーターパウンダー」による集団食中毒の調査を完了しました。原因はカリフォルニア州の業者が出荷したタマネギである可能性が高く、14州で104人が影響を受け、1人が死亡、34人が入院しました。影響を受けた顧客の多くは、1週間以内にマクドナルドで食事をし、タマネギ入りのハンバーガーを食べていたことが確認されています。出荷業者は自主回収を開始し、マクドナルドは影響地域で問題のハンバーガーの提供を一時停止しました。

 米食品医薬品局(FDA)は3日、米西部を中心にファストフード大手マクドナルドのハンバーガー「クォーターパウンダー」を食べた客が病原性大腸菌O157に相次いで感染した集団食中毒の調査を完了したと発表した。原因は西部カリフォルニア州拠点の業者が出荷したタマネギの可能性が高く、14州に感染が拡大。FDAは「問題の製品が米国外に出た事例は確認されていない」としている。

 FDAによると、今年9~10月に計14州で104人が症状を訴え、少なくとも1人が死亡、34人が入院した。米疾病対策センター(CDC)は3日に「感染終息」を宣言した。

 ほぼ全員が発症前1週間以内にマクドナルドで食事をし、注文を覚えていた人のうち84%が「(ハンバーガーに)タマネギが入っていた」と保健当局の調査に回答した。タマネギの出荷業者は10月下旬に自主回収を開始。マクドナルドは感染が広がった地域でクォーターパウンダーの提供を一時停止していた。【ワシントン秋山信一】

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