starthome-logo 無料ゲーム
starthome-logo

「殺し屋雇った」発言 フィリピン副大統領に出頭命令 捜査当局


フィリピンのサラ副大統領は、マルコス大統領夫妻に対し「殺し屋を雇った」との発言をしたことで、国家捜査局から召喚状を受け取りました。捜査局は「重大な脅迫と反テロ法違反」の疑いがあるとして、サラ氏に出頭を求めています。また、フィリピン警察は、サラ氏が公務執行妨害の疑いもあるとして、彼女を検察に告発しています。これには、サラ氏の機密費に関する疑惑に関連し、彼女のチームが警察官に反抗したとされる事件が絡んでいます。サラ氏は記者会見で、これらの措置を「弾圧」と非難し、その発言が文脈を無視して切り取られたと主張しました。サラ氏とマルコス大統領の間には、関係が悪化していると伝えられ、サラ氏は召喚状への対応について、日程の再調整が必要であると述べています。

 フィリピン国家捜査局は26日、敵対するマルコス大統領夫妻らに対し「殺し屋を雇った」などと発言したサラ副大統領に出頭を命じる召喚状を送達した。また比警察は27日、別件でサラ氏らを公務執行妨害などの疑いで検察に告発した。サラ氏が何らかの形で訴追される可能性が出ている。

 サラ氏はドゥテルテ前大統領の長女。地元メディアによると、召喚状は29日に捜査局本部に出頭を求める内容で、「重大な脅迫と反テロ法違反」の疑いで捜査するとしている。

 一方、警察の告発は、サラ氏やその警護職員らが対象。サラ氏の機密費の不正使用疑惑に関連し、下院から拘束命令が出ていたサラ氏の首席補佐官を移送する際、警察官らを押すなどして公務を妨害したとしている。今後、検察が立件を判断する。

 サラ氏の「殺し屋」発言は、この移送を巡る攻防があった直後の23日未明にあった。サラ氏は27日の記者会見で、「(発言は)文脈を無視して切り抜かれた」とし、当局の対応は「弾圧だ」と反発。マルコス氏との関係は「元に戻れないところまできた」とも述べた。出頭については、都合がつかないとして、日程の再調整の必要性を示している。【バンコク石山絵歩】

    Loading...
    アクセスランキング
    game_banner
    Starthome

    StartHomeカテゴリー

    Copyright 2024
    ©KINGSOFT JAPAN INC. ALL RIGHTS RESERVED.