starthome-logo 無料ゲーム
starthome-logo

百条委メンバーの兵庫県議が議員辞職 SNS上の中傷が原因か


兵庫県知事選における斎藤元彦知事のパワハラ疑惑を調査する県議会の百条委員会の委員である竹内英明県議が、辞職を発表した。これは、選挙中にSNSでの誹謗中傷が原因とされる。辞職理由は「一身上の都合」とされているが、実際にはネット上での根拠のない中傷投稿が拡散され、竹内氏とその家族が被害を受けたためだという。百条委員会は、51年ぶりに設立され、斎藤知事に対して疑惑の真相を究明するために設置されたが、SNS上での批判や誤解が広がる中での動きとなっている。

 兵庫県知事選で再選した斎藤元彦氏(47)が自身のパワーハラスメント疑惑などを文書で告発された問題で、疑惑の真相究明を進める県議会調査特別委員会(百条委)の委員だった竹内英明県議(50)は18日、議員辞職した。

 百条委の別の県議らによると、竹内氏は辞職理由について「一身上の都合」としているが、実際は知事選中などにSNS(ネット交流サービス)上で誹謗(ひぼう)中傷を受けたことが原因だという。

 竹内氏は姫路市選出(当選5回)で、立憲民主党系議員らでつくる会派「ひょうご県民連合」に所属していた。

 この日開かれた百条委後の記者会見で、上野英一県議は「選挙戦を通じて言葉の暴力、ネットの暴力が拡散した。竹内氏から『家から出ることも難しい状況で、家族を守るのを優先する』と相談を受けた」と明らかにした。

 竹内氏をめぐっては、SNS上で告発に関わったとする根拠不明の書き込みが大量に出回り、竹内氏への中傷が相次いでいたという。

 県議会は6月、51年ぶりに百条委を設置。委員らが、証人として出頭を要請した斎藤氏らに質問する形で疑惑の真相究明を進めていた。

 百条委の奥谷謙一委員長(県議)は会見で「SNSを中心に百条委に対するさまざまな批判が寄せられている。中には誤解も含まれている。SNSを通じてデマが広がっていくことに恐怖を覚える」と語った。【中尾卓英】

    Loading...
    アクセスランキング
    game_banner
    Starthome

    StartHomeカテゴリー

    Copyright 2024
    ©KINGSOFT JAPAN INC. ALL RIGHTS RESERVED.