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ブタメンがおにぎりに とんこつスープで炊き上げ 背景に米の消費減


 米卸大手「ミツハシ」(横浜市金沢区)が、他企業とコラボレーションした期間限定のおにぎり商品を次々と投入している。背景にあるのは毎年10万トンのペースで減少している深刻な米需要。おにぎりを楽しんでもらい、消費減少に歯止めをかけたい考えだ。

 7月には三重県の菓子メーカー「おやつカンパニー」が販売しているミニサイズカップ麺「ブタメン」とコラボし、とんこつスープで炊き上げたおにぎりを発売する。販売店舗は「三和」や「相鉄ローゼン」などの関東のスーパーマーケット。若年層にも手を取ってもらおうと、子どもに認知度が高い商品に目を付け、ブタメンが食べたくなる味に仕上げた。

 農林水産省によると、主食用米の需要は1996年7月~97年6月が944万トンだった。だが近年は年間10万トンペースで減少を続け、2024年7月~25年6月は670万トンと予測している。

 こうした中、ミツハシは米をより身近に感じてもらおうと、4月から他企業とコラボレーションしたおにぎりを次々と投入。4、5月には岩下食品(栃木県)の代表商品「岩下の新生姜」を混ぜ込んだおにぎりを販売。ガイドブック「地球の歩き方」ともコラボし、6月にはご当地グルメとして「北海道とうきびご飯」を発売した。

 ミツハシの担当者は「米の需要は減っているが、最近は専門店が多く出店するなど、おにぎり人気は高い。より多くの人に楽しんでもらいたい」と話している。【蓬田正志】

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