岸田首相「日米の未来について示したい」 バイデン氏と首脳会談

　バイデン米大統領と岸田文雄首相は10日、ホワイトハウスで会談した。バイデン氏は冒頭、「日米同盟は歴史上、かつてないほど強固だ。防衛や技術協力などについて、どうすればもっとできるかを議論するのを楽しみにしている」と期待を示した。その上で「自由で開放的で、富に満ち、安全なインド太平洋であり続けるために、どうすればよいのかも話し合いたい」と話した。

　これに対し、岸田氏は「ジョー（バイデン氏）と私は数限りない対話を積み重ね、友情と信頼を培ってきた。今や日米は法の支配に基づく自由で開かれた国際秩序を先頭に立ってリードする立場にある」とし、「今回の訪米で日米の固い絆を確認するとともに、日本と米国がどんな未来を築こうとしているのかを内外に向けて示す貴重な機会にしたい」と述べた。【ワシントン松井聡】