林芳正官房長官は4日午後の記者会見で、この日の掲載をもって1981年から続いていた連載が終了したサッカー漫画「キャプテン翼」について「国内外の有名なサッカー選手をはじめ、世界中の皆さんが影響を受けており、主人公の翼を含めて広く愛されているという印象をもっております」と功績をたたえた。
作者の高橋陽一さん(63)による「キャプテン翼」は40年を超える連載によってコミックス世界累計発行部数は9000万部に達し、アニメや映画、ゲームにもなっている。林氏は「日本のコンテンツは世界で認知されており、インバウンドの増加にもつながるなど、わが国のソフトパワーの発揮において極めて重要な役割を担っている。中でも漫画は一つの重要な分野だ」と語った。【鈴木悟】