楽天グループは1日、東京都世田谷区の本社で入社式を開いた。同社によると、式に参加した新卒採用の社員はビジネス職208人、エンジニア職135人の計343人。国籍別では、約4分の1に当たる90人が日本以外の国の出身だった。
同社の三木谷浩史会長兼社長は新入社員らを前に、インターネットの普及とともに、モバイルなどにも事業領域を拡大してきたことを紹介。「世界の変化は驚くほど速い。我々も新しい事業に次々と取り組んでいるが、過去の地位にしがみついていては遅かれ早かれ滅亡する」と強調し、挑戦することの重要性を説いた。
その上で、同社が重視する価値観を引用し、「(厳しい状況でも物事を成し遂げるために知恵を働かせる)“Get things done”の精神だけは忘れないでほしい」と激励の言葉で締めくくった。【藤渕志保】